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コールデコットと瀬田貞二さん−20190522

5月22日の読書記録
昨日も仕事の合間を縫っての絵本読み。
たくさんの作品に触れることで、見えることは多いと思うのです。
作家さんはできるだけシリーズ読みをすることで作風や良さを把握しようと思っています。

「セロ弾きのゴーシュ」藤城清治絵・宮沢賢治原作
「ねこ いるといいなあ」佐野洋子 作・絵
「かもさんおとおり」ぶんとえ ロバート・マックロスキー
「サリーのこけももつみ」ロバート・マックロスキー 
「おへやのなかのおとのえほん」マーガレット・ワイズ・ブラウン レナード・ワイズガード絵
「ロバのシルベスターとまほうの小石」ウィリアム・スタイグ せたていじ訳
「グレゴール・メンデルーエンドウを育てた修道士」
「ゆうれいフェルピンの話」リンドグレーン文・ヴィークランド絵

走り書きメモを起こした記述なので、記述が甘い点申し訳ありません。

セロ弾きのゴーシュ
影絵作家としてとても有名な藤城清治さんの、宮沢賢治の原作を起こした絵本です。原作もなかなか強烈な文章ですが、この絵本も影絵ながらに奥深く、本当にその風景が存在しているようなリアル感があります。記述等は少し子供には難しいので、賢治の作品を大人が子どもに「読んであげる」のにふさわしいえほんです。

「かもさんおとおり」「サリーのこけももつみ」
マックロスキーの絵は、色数は少なくとどめてあるが故に、かえって頭の中で想像が膨らむようにできています。とにかくストーリー展開がうまく、ドキドキさせるシーンが読者の心を離さないのでしょう。
細かいところまで描き込んである絵は何度読んでも新しい発見があるタイプの絵本です。常備になるのはなるほどと唸らせます。

「おへやのなかのおとのえほん」マーガレット・ワイズ・ブラウン主人公の犬は、お話の中心なのになぜか霧のようなタッチで描かれていて、読者の想像を邪魔しないようになっています。この本の主人公は犬ではなく・・「音」だからです。カラフルでおしゃれなのに、肝心の「音」に関しては具体的に書きすぎず、頭の中で音楽が鳴るようなストーリー展開になっています。

「ロバのシルベスターとまほうの小石」ウィリアム・スタイグ せたていじ
ぱっと見とても地味な絵本で、「何故これをせたていじさんが訳したんだろう???」と不思議になるくらいの本でしたが、読んでみるとそのストーリーの不思議さに引き込まれ、何度も読みたくなる本でした。

「地味だけどいい本。。せたさんが翻訳したのもよく分かる」と頷いてよく見ましたら、コールデコット賞受賞作でした。

魔法の小石を手に入れたけれど、敵から逃げるために石になってしまったロバのシルベスターのお話。石からもとに戻りたいけれど、石になっているから小石に手が届かないもどかしさ。一方シルベスターの両親は愛する息子の失踪に嘆き悲しみます。さてお話の結末は・・・。

昔話風ですが小さい子から大人まで楽しめるお話なので、是非一度読んでみてください。

「グレゴール・メンデルーエンドウを育てた修道士」
メンデルの法則を発見したメンデルの生い立ちとストーリーをまとめた大変わかりやすい本です。メンデルさんが修道士だったとは全然知りませんでした。理科に興味があるお子さんに、伝記とともに「メンデルの法則」を説明するのに優しくて良いと思います。小学校低学年向け。

そのほかいつものリンドグレーンの絵本も読みました。リンドグレーンの絵本は総じて字が小さく、あんまり明るくないテーマなのですこし成長した子供向けなのかな、と思います。
幽霊フェルピンの話はかなり怖かったです。ぞぞぞ。

佐野洋子さん 安定のクオリティ。
「ねこいるといいなぁ」 は、猫がほしいうちの息子達には見せられません。絶対猫が欲しくなるから。私も欲しいです。

それでは 次回の走り書きまで また。

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