立花

鮫とオオタニと私 APPENDIX-2

アカ入りました

 公開以来、一部のファンにご支持をいただきました「鮫とオオタニと私」ですが、アカが入りました。

 お一人お一人の話まで取り入れると本題がわかりにくくなるし読みにくくなるので話題として拾わなかったのですが、Misawa Stateのドンのご機嫌を損ねてしまったようです。ということで、大谷さんと並んで私の中で大きな存在感を持つ立花さんについて、追記したいと思います。

当時のJAWS-UG全国代表、この人に会わなかったら今の仕事はなかった

 鮫とオオタニと私 (2) でも書いたとおり、立花さんへのインタビュー記事が大谷さんの目に留まったことで、JAWS-UG地方取材が始まりました。藤崎さんは私とJAWS-UGの出会いを、立花さんは私と大谷さんの再会を支えてくださった重要な人物です。そして、当時全国代表を務めていらしたこともあり、三沢取材以降も色々な場で立花さんにお会いしました。地方取材を始めた頃はJAWS-UGにまだ知り合いは少なく、立花さんにお会いするとちょっとホッとしていたのを思い出します。人見知りなんです、私。

事件は、2016年のクラウドお遍路で起こった

 2016年10月1日、香川県でクラウドお遍路が開催されました。その直前に私が何をしていたかというと……お遍路してました。クルマでですが、八十八ヵ所の札所を巡る、あのお遍路です。あれって結構ブルジョワジーな遊びなんですよね。ご朱印帳を買うのに千円以上かかり、各お寺でご朱印(本当は納経といいます)をいただくのに300円かかり、当然お参りもするのでお賽銭が必要で……そして八十八ヵ所巡り終えたところでこう告げられます。

「巡礼の証書は一番小さいもので千円、大きいサイズのものですと……」

 まあざっくり、4万円くらいかかると思ってください。

 そして、私の手持ちは尽きてしまったのです。

ガソリン代がなくて帰れない

 18日間の放浪……じゃなかった、取材行の果てに、手持ちが尽きたらどうなるのか。そう、ガソリンを入れられなくなります。しかもクラウドお遍路が開催されたのは土曜日。その日も翌日も、送金の手段はありません。

 懇親会まで取材して、「帰りのアシ代がないんです」って言っている私に、「どうせJAWS Daysで会うし、そのとき返してくれれば」と、一万円札を差し出してくれたのが立花さんでした。おかげで私は、無事に帰れたのでした。立花さんマジ感謝。立花さんマジかっけー。立花さんマジ神。

お金を返すときに、なるほどと思った話

 お約束通り、お借りしたお金は次にお会いしたときにお返ししました。封筒に包んでお渡ししたんですが、立花さんがその場で中身を確認したんですよね。当たり前といえば当たり前の行動なんですが、私は自分ができるかどうか自信がありません。なんとなく信じて、そのまま受け取ってしまいそうな気がします。

 でもなあなあにせずその場で確認すれば、トラブルも未然に防げます。私だって悪気なく勘違いして、1万円札ではなく5千円札を入れてしまったりするかもしれない訳です。その場で確認してくれれば、「ああ、ごめんなさい間違ってました」ってすぐに謝罪して正しい金額をお渡しできますが、あとになったら、どっちの思い違いかわからなくなってもやもやっとした気分が残りますよね。そういうことをしない、しっかりビジネスやってる人なんだなって妙に感心したのを覚えています。

手を延べてくれたのは立花さんだけじゃなかった

 実際にお金を貸してくださったのは立花さんですが、帰りのガソリン代に足りないかもというFacebook投稿にいち早く返信をくださったのは、大谷さんでした。お心遣いに感謝し、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。


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