「もう、帰って寝なさい!」とまで言ったこともある。

『いよいよ紙媒体の末期感を感じた涼子さんは、31歳の時にWeb媒体へ転職。「紙媒体出身者歓迎」と求人サイトに書いてあったあるオウンドメディアに、ディレクターとして転職した。条件は正社員で年俸400万。ようやく金銭的にはまともな生活が送れると思っていた。しかし、そこでは別の地獄が待っていた。「そこは、女性は上長と“親密な関係”にならなければ出世できない会社と言われていました。だけど、それだけじゃない。さらに仕事も鬼のようにこなさないといけない。ダブルコンボで頑張らないと猛烈ないじめに遭うんです」涼子さんは、「その気がない」という態度を示した途端に社内でいじめの対象になった。「いきなり、新規サイトを3日で作れと無理難題言われましたね。どう考えても無理なんです。最初は全く分からなかったから、3日3晩徹夜してやれる範囲でやったんです。でも、やっぱり無理ですといったら、あっそーみたいな態度をされました。1週間の制作スケジュールを勝手に決められるんです。その通りにいかなったらみんなの前に立たされて、押した理由を話させられる。どうやっても絶対無理なんですよ。私を詰められる言葉だけが響いているんです。あれはまさにリンチだったと思います」全員参加が強制の月1飲み会では、朝まで飲み屋をハシゴさせられた。朝方タクシーに乗せられて、上長のセクハラの餌食になりかけたこともある。1日12時間以上働き、土日も仕事の勉強をしなければ追い付かなかった。』

まさにこの世代のこの女性の様なWebディレクターを何人も知っている。こちらがクライアントの場合は「もう、帰って寝なさい!」とまで言ったこともある。なんだかなぁ。

36歳ロスジェネ女子がはまった“やりがい搾取”に見る日本企業の闇
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/11/news006.html

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