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【シティリーグ山形】単眼ギラマネロ【予選6位.最終ベスト8】(無料)

こんにちは。仙台のPCGプレイヤー「シゲル」です。本記事はシゲル名義での投稿となります。

ついに始まったシティリーグSeason1第1週。先週末から未曾有の台風19号が日本を襲い、開催さえ危ぶまれていた各地のシティリーグですが、10月14日分は、無事開催され、私は「シティリーグ山形 シーガル十日町店」に参加してまいりました。

この記事では、個人的に感触の良かった「ギラティナカマラネロ」デッキの解説と、当日の対戦レポートをまとめております。

10月頭に「タッグオールスターズ(みたいなやつ)」が店頭に並び、サンムーンシリーズの商品展開はこれで終止符を打ちました。これまでひと月に1回以上のペースで新しい拡張パックが発売されてきたため、今シリーズ(特にSMレギュレイション)では、BWやXYシリーズの時のような「メタの移り変わり」のようなものが無かった印象です。しかしながら、この10月と11月はソードシールドシリーズが発売されるまでカードプールが拡張されることがないため、かつてのような「メタの移り変わり」が久しぶりに見れるのではないか、と考えております。そのため、ベスト8という結果でありはしますが、少しでもメタの移り変わりに貢献出来たら、と思い、環境考察と、このデッキに対する知見を無料で公開する運びとなりました。

#ポケカ

CL東京におけるギラマネロ

そもそも私は、なけなしのお金でカードを高レアリティのものでそろえるのが好きであり、2018年シーズンからおよそ2年、大型大会ではゾロアーク系統かカラマネロ系統しか握っておりませんでした(新しいコンセプトにしようにも、エネルギーを光らせるお金がないため)。
そのこだわりが功を奏し、個人的にはカラマネロ系統の扱いには長けている自信があったため、CL東京でも「カラマネロ」で勝ってやろう、という思いがありました。

以下が本来CL東京で握る「はず」だったデッキレシピです。

画像1

見づらくて申し訳ありません(デッキを公式で新しく作成する体力がなかった)。
というのも、直前になりどうしても外せない用事ができてしまい、CL東京に参加することを断念せざるおえなかったため、公式で作ったデッキレシピがなかったのです(ちゃんと事前キャンセルしました)。

当時はリミックスバウトで初登場した「ズガドーン」と、ドリイムリーグで登場した「メイ」を高く評価しており、メイとズガドーンをプランに組み込むことを意識して組んでいたものになります。オルタージェネシスでの「混沌のうねり」の登場もあり、当時はミュウミュウが溢れ変えるだろう、という浅はかな環境考察をしていたため、ミミロップからのズガドーン→ギラティナ(あるいはギラティナズガドーンミミロップ)のゲームプランで考えていました。

しかし、ふたを開けてみるとやはり強かったのはレシリザであり、優勝は「メルメタルルカリオ」。「嗚呼、このデッキのまま出場しなくてよかった」と心底思いました(出るなら間違いなくレシリザだった。上振れれば勝てるため)。

この結果を踏まえ、シティでカラマネロで勝ちたいなら、一度考えを改めなくてはならない、と考え、環境考察に踏み切りました。

環境考察

僕はTierという言葉を知らないため、特にランク付けということはせずに、CL東京の結果を踏まえ、環境に一定数(少なくとも1回はマッチアップするだろう)いると思われるデッキタイプを羅列し、それらにギラマネロで勝つルートを模索するところから始めました。Tierで分けて考えるのは、個人的に1からデッキを組みにいく時の話だと思うので、ギラマネロを使う前提があるならば、各タイプに対する立ち回りを固めるほうがいいと考えています。

・メルメタルルカリオ(フーパ型、ネクロズマ型など)
・レシラムリザードン
・ミュウミュウ(炎型、二子玉型など)
・三神ケルディオ
・ピカゼク系統
・ゾロアーク系統
・シルヴァディ系統(サーナイト型)
・カラマネロ系統
・まだ見ぬデッキ(オーロットヨノワール主軸のデッキ)
(10/17追記 アゴズガ書き忘れてました)

これをみて真っ先に感じたのが、「あれ?非GXいなくね?」

いないわけじゃありませんが、ここまで環境にタッグが多いと、サイドレースで優位になりやすいギラマネロでプランを考えていくのは、正解とまではいかずとも、間違ってもいない、という判断で、ギラマネロ主軸でいくことにきまりました。

デッキコンセプト

以上の環境考察を踏まえ、組んだのが以下のデッキになります。

画像2

今回は出場の際にデッキ登録をしていたため、公式のデッキレシピ画像があるため多少見やすくなっております。

大戦車や他の出場者とお話をさせていただく機会が何度かありましたが、「オーロット&ヨノワールデッキ、多いですね」「さっきもオーロット&ヨノワールに当たったんですよ」「台風大丈夫でしたか?」「デッキ持ってくるの忘れたんだよね」等の声を数多く聞きました。

このデッキは「オーロット&ヨノワールデッキ」というよりも、コンセプトとしては「ギラマネロ超バレット?」と解釈しているため、もし「オーロット&ヨノワール」を主軸にしたデッキで戦いたい、という方がいれば他のシティで結果を残されたデッキがnoteに投稿されていたため、そらちの参照をお勧めいたします。(個人的に超バレットという呼称もあまり好きではない。なぜなら、ヒラノ選手が優勝なされた去年のCL東京後一定期間、カラマネロを見るだけで超バレット、と呼ぶ方が一定数いたためです。僕のデッキはアタッカーがギラティナとネクロズマGXしかおらんのに、バレットも何もないだろう!!!!カラマネロ使いは皆一度は感じるモヤモヤだと思う・・・)

①オーロット&ヨノワールGXについて

ギラマネロでの勝ち方を模索するうえでやはり脅威になるのがメルメタルルカリオ系統と、三神ケルディオ。前者はタイプ相性、後者はサイドレースの面で不利を強いられます。CL東京の環境考察の時点で、三神に対しては「不利」、「先攻をとれば一手差で勝ち切れる」とのことで切っている節がありました。メルルカも、存在は気にしていましたがそこまで数は多くない、メルルカのためだけにゲンミミに枠を割くほどの余裕がない、とのことで切っておりました(CL東京での環境考察はこれが間違っていた)。

そこでそれらのデッキに対する対抗策として一石を投じてくれたのが「オーロット&ヨノワールGX」です。比較的重いメルルカや三神に対して、「リセットスタンプ」と「ペイルムーンGX」のコンボが滅亡的に強いことに注目しました。ツーパンを狙うことが多いギラティナにとって、相手に「アセロラ」や「マオ&スイレン」をはじめとする入れ替え回復ソースの使用を強要させることはそう難しいことではありません。相手に回復されつつギラティナが落とされ、サイドをどんどん先攻されることは文字列だけ見れば絶望的な状況です。しかし、サイドと入れ替えリソースが減った状況からの「リセットスタンプ」「ペイルムーンGX」は非常に脅威であります。そこからは両デッキに対して、ナイトウォッチャーを連打(必要であれば無人発電所を置きながら)することで勝利へのルートが見えてきます。

この勝ち筋に関しては、実際お相手の右手が光れば終わりな話ですが、そもそもこういった大型大会で勝ち抜くために最も重要な要素は「運」であり、「ペイルムーンGX」の1ターンだけ自分の運が勝てば勝利できる、という考えで大会に臨みました

他で見かける、「ナイトウォッチャー」で積極的にハンデスを仕掛けるデッキは、そもそも「毎ターン相手の右手を光らせるチャンスを与えている」でため、よほど相手の場が整わない序盤からハンデスが仕掛けられないと厳しいと考えておりました(それができるにしても、レシリザやミュウミュウはサポートカードのほかにプレシャスボールやタッグコールという解決札が多く積まれており、そもそも先後問わず1ターン目で相手のアタッカーが基本的には立つので、やぶれかぶれから序盤からハンデスを仕掛けに行くのはあまり生産的ではない、と個人的には思っております。(もちろん上振れれば勝てる))。(そもそもベンチ枠ない)
ただし、ムウマージを利用して相手のサイドを減らし、ビーストリングとタッグスイッチからナイトウォッチャーを起動させる構築は別です。やぶれかぶれによる自身の事故もないため、こちらのデッキタイプは結構ありかも、とは思っていました(ただしやみのいしやムウマージが光らないため握ることはない)。

ということで、「オーロット&ヨノワールGX」をゲームプランの一つとして組み込むことで、メルルカ系統と三神ケルディオに対する勝ち筋が確立できました(これでも五分くらいだとは思っていますが)。

②シンボラーGXについて

次に考えねばならないのが「レシリザ」「ミュウミュウ(炎)」です。

オーロットヨノワールを使うことを考えるまでは、メルルカを倒すために、ガブギラ軸のカラマネロを使おうと考えていました。しかし、ガブギラを使うとなると、どうしてもレシリザが脅威となります。6エネダブルブレイズでガブギラが飛び、頭真っ白です。もちろん「メイ」から次のガブギラを育てることは可能ですが、ダメカンをレシリザに乗せつつワンパンするのはハードルが微妙に高い。ジージーエンドの択もありますが、先2で打てないときついこともあり、断念しました。昨シーズンのCL京都では、同じ宮城のプレイヤーの朗さんとレシピを共有し、レシリザへは格闘道場まねっこフレアストライクでレシリザを倒すプランをとっていましたが、さすがに環境もデッキコンセプトも違う(以下参照)。

そもそも、三神ケルディオの台頭でそこそこフェアリーの評価も上がっているような気がして、サーナイトに当たれば大体きついガブギラを握る勇気がそこまでありませんでした。
そこでレシリザへの対抗策として採用したのが「シンボラーGX」です。GXワザのインターセプトGXは、

超無無 相手のバトルポケモンについているエネルギーの数×60ダメージ。

という最強ワザであり、レシリザへの対抗策として採用しました。ガブギラなどの重めのタッグデッキだと、レシリザに後攻をとった時点でかなりきつく、初手の周りが弱いと一貫の終わりですが、シンボラーGXは、後2からでもサイド1枚の献上で十分レシリザを突破できます。エネが5枚ついていればワンパン、4枚でもハチマキがあればワンパンです。むしろ、後攻をとった場合のほうが、メイからハチマキとシンボラーにアクセスできるので都合いいかもしれません。特性ミラーカウンターを持つこのシンボラーGXがバトル場にいる状態で、相手が立て直しつつサイドレースを逆転するのはかなり要求カードが多いと思われます。逃げエネが2なのも偉く、トラッシュにエネが無い状態でも逃げることでエネをトラッシュに送ることができ、こちらは後続を育てることができます。

オーロットヨノワールもシンボラーも、GXワザが要の採用となっておりますが、どちらも対象とする相手が違うため、競合しないのがいいところだと思います。オーロットもヨノワールもシンボラーも目が一つなので、暫定的に「単眼ギラマネロ」と勝手に名付けました。

以上がおおまかなデッキコンセプトとなります。各デッキに対する立ち回りや採用枚数などに関しては、次項で書き記そうと思います。

採用枚数と立ち回り

ポケモン 17枚

マーイーカ(SMP)2枚
正直ここは「さいみんじゅつ」のマーイーカでもいいと思います。レシリザ相手にはこちらのマーイーカを置くことで、ガブギラ軸であることをミスリードさせ、レシリザにエネルギーが5枚つく可能性を考慮しています。シンボラーにハチマキがいらなくなるので、要求枚数が減ります。こいつは光ってないので正直いれたくない。

マーイーカ(SM8b)2枚
確実にイカは2体以上並べる必要があるので、文句なしの合計4枚。色違いにしましょう。

カラマネロ(SM8b)4枚
同上。色違いにしましょう。

ギラティナ(SM12a)2枚
サイド落ちしたら終わるので2枚。新弾のミラーにしましょう。

ジラーチ(SMP)2枚
ハチマキやメイなどのキーカードに触りに行きたいので、基本的に2枚。イラスト違いのプロモにしましょう。

マーシャドー(SM12a)1枚
リセットホール。本来ズガドーンだった枠。マネロ系統にこちらのマーシャドーが入ることはあまり多くないイメージですが、三神マネロ(間違い、三神ケルディオです)に対して混沌のうねりを割りつつ無人発電所を張らないと負ける場面が多いと感じたので、1枚。CL東京の時は「ブロアー入れてぇ」なんて言ってましたが、メイで無人とマーシャドーに同時にアクセスできるため、今回のコンセプトに対してはぴったりだと思います。新弾のミラーにしましょう。

カプ・テテフGX(SM2L)1枚
メイやグズマに触りに行きたい場面が多いため、確実に1枚ほしい枠。メルカリ相手にエナジードライブで攻めるプランアリ。僕はSM2LのSRの紫色が超デッキにマッチしていて好きです。SRにしましょう。

シンボラーGX(SM7b)1枚
前述のとおり。今回のシティリーグでのMVP。ぶっ刺さった。HRにしてあげます。

オーロット&ヨノワールGX(SM12a)1枚
Bレギュまでは超タイプはSR、それ以外はHR、というこだわりがあったのですが、はじめガブギラ(HR)と組み合わせる予定だったので、見栄えの理由からHRにした。ここは好み。

ミミロップ&プリンGX(SM12)1枚
主にゾロアーク系統、メルカリ系統への対抗札。当然ミュウミュウ相手にも使う。メルカリ系統に関しては、メルカリが2体いれば軽減込みで120点出るので、貴重な火力アタッカーになりうる。GXワザは基本的には打たない(打てない)。SAのイラストはものすごく好きだが、オーロットヨノワールがHRなので見栄え的にHR選択。ここは好み。

サポート 12枚

リーリエ 4枚
減らす理由がない。エクストラの日のSRはさすがに手が出なかった。好きなSRを使いましょう。

エリカのおもてなし 2枚
シロナ 1枚
ここの枚数配分は好みだと思います。個人的にはエリカの縦引きは非常に強いと思っていて、ハチマキやリセスタ、無人など、グッズ複数枚に同時にアクセスしたいときのために2枚採用。序盤抱えてしまったグズマやスタンプを戻すためにも、シロナは最低限の1枚。ほんとに逆でもいいと思います。シロナは、紫色配分の多いSM5MのSRにしましょう。

グズマ 3枚
もともと2枚だった枠で、カウンターキャッチャーが実質的な3枚目でした。メイからズガドーンと同時にアクセスし、相手ポケモンをロックしつつ120点ばらまく、あわよくば次ターンもばらまく、ことを考えていました。しかし、今回メイでアクセスすべきトレーナーズが変わったので3枚に戻しました。SRはどれでもいいと思います。

メイ 2枚
かわいい。強い。4枚入れたい。基本的には、後半の最重要ポイントで必ず打ちたいカード。サイド落ちケアで2枚。もし2枚両方生きていれば、序盤の展開用にも積極的に使用する。序盤からカラマネロと超エネとハチマキ、みたいな選び方をすると、1体しかカラマネロが立っていなくても盤面を作ることができます。今回の試合では、序盤のメイはエスケープボードやいれかえに触ることのほうが多かったです。SRにしましょう。

グッズ 19枚 

ミステリートレジャー 4枚
ジラーチとミミロップ以外全員にアクセスできる最強カード。文句なしの4枚。TRも神秘的でいいですが、ぽけもんいれかえとリセットスタンプにTRが存在しないため、URを選択。

ハイパーボール 3枚
ネストボール 3枚
ここの枚数配分は好み。ネストボール4枚でもいいですが、後半腐りやすい(ポケモンはメイで持ってこれる)ことと、ネストボールURを3枚しかもっていないため、この配分に。ハイパーボールに関しては、BWシリーズのURのほうがオシャレですが、他のURとの見栄えの問題でSMシリーズのURを選択。

リセットスタンプ 2枚
オーロットヨノワールをプランに組み込むなら2枚は欲しいカード。3枚で欲張りたい気持ちもあります。枠の兼ね合いで2枚に。新弾のイラスト、めちゃくちゃ好きです

ポケモンいれかえ 2枚
あなぬけのヒモ 1枚
ポケモンいれかえ3枚でもいいと思います。ベンチに孤独で存在してるレシリザをワンチャングズマなしで引っ張ってこれるため、1枚だけあなぬけのヒモにしました。カード種類を少なくコンパクトにしたいならいれかえ3で。三神に混入するアブソルや、LO関連を考慮し、入れ替え札は多めに、ということで3枚はほぼ必須な気がしています。このポケモンいれかえのせいでTR統一ができない。

こだわりハチマキ 2枚
必ずゲームプランに組み込みたいので2枚。前述のとおり、環境のほとんどをGXが占め、存在していそうな非GX、ドリュウズに関しては、そもそもが有利であるため、2枚わくを割いてもいいだろう、との判断。デデンネやテテフをシャドーインパクトで狩るため、そして、無人発電所&こだわりハチマキナイトウォッチャーでケルディオを狩るために最低限1枚は必要なので、サイド落ちもケアしての2枚。正直減らせない気がしています。

エスケープボード 2枚
フライパン用のブロアーがレシリザには必ず入っているので、間違いなく2枚。1枚で回せる自信が僕にはありません。URにしましょう。

スタジアム 4枚

トキワの森 3枚
ジラーチからアクセスできるエネルギー。混沌のうねりの存在もあるため、安定の3枚。序盤で張られたうねりは積極的にトキワで割る。特に三神ケルディオに対しては、無人発電所をいつでも張れるようにしておきたいのと、リセットホールはそのタイミングで使いたいので、僕は気にせずトキワで割りました。

無人発電所 1枚
正直2枚入れたい。どうしても枠がありませんでした。三神ケルディオに対しては絶対に切ってはいけない枠。真っ先にサイド落ちを確認しましょう。

エネルギー 8枚

基本超エネルギー 8枚
混沌のうねりの登場により、トキワの森がはれない場面が多いため、本来9枚だった枠。ただ、メイを2枚に増やしたことでエネルギーにアクセスしやすくなり、リセットホールも入ったのでなんとか8枚でもやれるだろう、ということでこの枚数で落ち着きました。光らせ方は自由です。ここが最も好みが分かれるところでしょう。並べた時に最も映えるのは、グッズとの統一感があるURですが、最高級を目指すならばアニバエネ、深い紫を楽しみたいならアクマグ、いろいろ選択肢があると思います。僕はURとストライプ、レジェンドしか持ってないのでUR一択。

採用しなかったカード

ミミッキュ(SM12a)
正直この子を入れるくらいなら無人発電所を増やしたいです。ベンチ管理が苦手なのもありますが、基本的に枠がないのに加え、特性を消したいときにダメカンを載せられない(即効性がない)、隠密フードで解除される、などの理由から採用は見送り。

ズガドーン(SM11)
最初はゲームプランに組み込んでいましたが、マーシャドーと入れ替えるために抜けてしまった1枚。正直最強のカードだと思います。マネロが増えれば入れてもいいかも。

ゲンガー&ミミッキュGX(SM9)
メルカリを破壊できる枠。枠に余裕があれば入れても良かった気がします。ただ、オーロットヨノワールが増えることを意識したゾロアークに轢かれること、初手に出てしまったら困るカードが増える、という理由で採用は見送りました。

他にもあるけど今入っているカードを抜いてまで入れたいカードはなかった(決して書くのがめんどくさくなったわけではない)。

立ち回り

①メルカリ系統
オーロットヨノワール、大事に。基本的にペイルムーンで1体は狩り、もう1体は死ぬ気でナイトウォッチャーで倒す。基本的にメルカリ側はこちらのGXを倒すことができないので、もう1体はGXリレーで倒せたりします。シンボラーGXのソニックウイングは抵抗を計算しないうえ、ミラーカウンターはそのままダメカンが軽減されずに乗るので、シンボラーを壁にして戦うのもアリ。とにかくリセットスタンプを使うタイミングと、相手のマオスイレンなどの枚数を常に把握しておくことが大切です。

②レシリザ系統
インターセプトGXを確実にゲームプランに組み込む。ただし、普通にギラティナで殴ってもいい感じに戦えるので、シンボラーがサイドに落ちてもなんとかなる。インターセプトを相手の後続が育つ前に打てると相手はかなりしんどいので、そのあとはひたすらナイトウォッチャーで殴るプランもとれます(レシリザを回復させながら6エネつけるのはほぼ不可能)。

③ミュウミュウ系統
クロスディビジョンは大体無理。可能性を感じたらイカならべつつ速攻でギラティナを準備しておく。先攻とれたらクロスディビジョンは大体避けれるので、あとは無人やナイトウォッチャー絡めながら殴る。クロスディビジョンを回避できたらレシリザより楽な気がしています(ウィークガード型は、炎寄りならインターセプトで飛ばす、二子玉型ならHP130のギラティナを倒すのが難しいので、後ろにダメカン載せつつ殴れば大体有利とれる)。

④三神ケルディオ
順当に戦えば大体一手差くらいで勝てる見込み。三神をシャドーインパクトとペイルムーンで2回狩るのが一番楽だが、現実的にはビクティニ→三神(ペイルムーン)→ケルディオ(無人ナイトウォッチャー)のルートが一番固い。シンボラーGXを一度壁にできるとケルディオと相打ちできるので強い(たいていはグズマで後ろを狩られる)。最悪無人インターセプトで180点も出せる。

⑤ピカゼク系統
サンダー→ピカゼク(ミミロップ)→デデンネのルートを意識した立ち回りになる気がします。ミミロップを倒すためにエレキパワーを消費するので、あとはナイトウォッチャーで殴ります。ハチマキシャドーインパクトで無傷のデデンネを狩ることができますが、ナイトウォッチャーでも倒せるように、破れた扉でデデンネにダメカンをのせておくことも重要です。

⑥ゾロアーク系統
無人発電所とミミロップを押し付けるゲーム。序盤はひたすらイワンコやベトンを積極的に狙いに行きます。ゾロアーク系統はグズマの枚数が少ないので、序盤はシンボラーGXで殴るプランをとることのほうが多いかもしれません。真ん中ワザでベトンやイワンコをワンパン、ハチマキつきでゾロアークをツーパン(ミラーカウンター込みならワンパン)できるのが偉いですね。普通のギラマネロだとゾロアークはほぼ五分ですが、シンボラーGXによってより戦いやすくなりました。

⑦カラマネロ系統
知識と自信で勝ちましょう。強いほうが勝ちます。序盤はギラティナほったらかしでひたすらイカかジラーチを狩りましょう。ズガドーンが入っている場合がありますが、デプスボムでサイドを3枚以上とるのは難しいので、自分がサイド3枚にするときは、ナイトウォッチャーを打ちながらサイドを3枚にしましょう。裏のカラマネロやジラーチを倒している場合ではなくなります。

⑧シルヴァディ系統
ギラティナでサイド2-2交換を仕掛けるゲーム。トリプル加速エネルギーのせいで、ペイルムーンGXが決まりにくいのが難点。正直五分だと思います。終盤はリセットスタンプ&無人発電所&ナイトウォッチャーでお祈り。この相手に関してはサイドレースは平行か一手遅れになるので、1ターンだけお祈りできれば逆転の目があります。

⑨まだ見ぬデッキ
見てないのでプランの立てようがない。
終盤にリセットスタンプとナイトウォッチャーを押し付ける、以上。

当日のマッチアップ


①VSメルカリフーパ(B3さん)後2-6✕

スタートギラティナ。初手のサーチでリセットスタンプ1枚と、要のオーロット&ヨノワールGXがサイドに埋まっていることが判明。冷や汗。
フーパを2体狩りつつ、メルカリにダメカンが2個(残りHPが240)載っているここしかないタイミングでリセットスタンプとミミロップ&プリンGXをぶつけるも、トップでアセロラを引かれ、あえなく失敗。エナジードライブでワンチャン狙うも、グズマを抱えられており負け。序盤にシンボラーを切ってしまったのも失敗だった。
順当に負けたが、お相手その後4-1でオポ的なマイナスは少なかったため感謝

②VSレッドパーフェクション(コトリさん) 後6-3〇

スタートジラーチ。初手のサーチでメイ2枚他必要パーツ全部揃ってることを確認。すみをはくマーイーカはまだ置いていなかったものの、先攻1ターン目でレシリザにエネが5枚つく。(ジラーチを見てレシリザやガブギラの可能性考慮か?)
しめしめと思いながら後攻1ターン目は順当に展開し、先2フレアストライクでジラーチが没する。返しのターンで堂々のメイ→インターセプトGX。
先1の段階で相手のミュウミュウに隠密フードがついていたため、先3におけるシンボラーへの攻撃はミラーカウンター対象とならないことを確認した後、ジラーチGXを置きながらシンボラーを突破される。
後3でまたメイから無人とヨノワールにアクセスし、300点叩きつけてゲーム終了。
お相手その後3連勝で3-2の成績。

③VSウルネク(たかさん)先6-2〇

スタートギラティナ。日頃の行いが悪い。
鋼エネやウルネクは見えていなかったものの、お相手明らかにめつぼうのひかりを狙っている動きをしていたので、ギラティナを倒さずイカを積極的に狩り、ウルネクを見せづらい状況を作る。ビーストリング使えなくなるタイミングで(自分のサイド3枚)ジラーチを倒しながらナイトウォッチャー。最後はウルネクも出てきたがエネがつかないため、延々とナイトウォッチャーし続けて勝ち。
お相手その後3-2の成績。
公式大会でのイカミラー勝率100%なのは誇りです。

④VSレシリザ(Nulbaさん)先6-4〇

スタートマーシャドーこちら事故気味。お相手アブソルとフーパが入っており、確実にイカを殺しにきてる。
後1で両方立ててきたので厳しい動きを強いられるも、無理やりリセットホールでトキワを割り、フーパの攻撃をジラーチが耐えるよう調整し時間を稼ぐ。
そのままギラティナでフーパとデデンネ(ハチマキ込)を倒し、いつまでも放っておいた4エネレシリザをメイ→ハチマキインターセプトGXの流れで処理し試合終了。デデンネを倒す瞬間にスタンプと無人発電所を挟めたので、バーニングロードも使えずレシリザを強要する動きが強かった。
お相手その後2勝3敗。

⑤VSレッドパーフェクション(zeroさん)後6-2〇

スタートギラティナ。多すぎるが。
初手のマリガンで超エネと炎エネが見え、クロスディビジョンGXが頭をよぎる。しかし、落ちたのか分からないがジラーチGXもエフィデオも出てこず、後2でねがいぼしからメイにアクセスできたのでハチマキシャドーインパクトでミュウミュウを倒す(4点はエナジードライブケアで後ろのマネロに適当に載せる)。後続のミュウミュウにエネがつかなかったため、スタンプ&パフスマッシャーでギラティナが眠る。偶然引いてきたあなぬけでデデンネを引っ張って倒したあと、なんやかんやで最後はエナジードライブでミュウミュウ倒して〆。サイド8枚とった。

予選結果4-1でオポネント勝負となり、最終的に予選6位で決勝トナメ進出。

決勝トナメ①
VS三神ケルディオビクティニ(もっぷさん)
先5-6✕

お互いデッキはバレてる状態。
スタートマーイーカ2体にハイボリーリエ有、の良さげハンドだったが、対戦準備の段階でアブソルを置かれたうえ、リーリエの引きが絶望的で、展開できず。奇跡的に引いたシンボラーGXを壁にするも2ターンドローゴー。その後ビクティニでアブソルを育てられ、そちらで殴られる。一応倒されはしないため、その間にやっとイカを育て始める。シンボラーGXで上手く殴りながら、最終的にペイルムーンで三神をぶっ壊すところまでは行ったが、中盤どうしても無人を切らざるを得ない場面があっため、最後のケルディオが倒せずゲーム終了。
無人は絶対にとっておかなきゃいけないカードだったが、切らないと負ける状態だったので、あと1枚の手札が確保できなかった自分が弱かった。

ということでベスト8という結果に終わりました。あと1勝でCL愛知への優先権を獲得することが出来ましたが一歩及ばずでした。
自力運で勝ち取ろうと思います。

おわりに

出来ることが多いデッキ、という訳ではありませんが、決まった動きをするより、相手に応じて臨機応変に戦いたい人向けのデッキだと思います。今後環境がどう変動するかは分かりませんが、使いたい方は是非使ってみてください。メイとインターセプトが楽しすぎます。後ろに投げ銭箱を置いておくので、拙い文章でしたが、良いと思った方はよろしくお願いします。僕のストゼロ代になります。

最後に、練習に付き合ってくださった方々、対戦してくださった方々、山形までの移動手段を提供してくださったずさママさん、そして何より、台風により開催が危ぶまれていた中、円滑な進行と運営をしていただいたジャッジの方々とシーガル十日町店の皆様、ありがとうございました!

おまけ

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シンボラーの目は、単眼ではなく、体についている二つのほうも目

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