【大晦日に、ちょっとJAVSについて考えてみた。】

はい、こんにちは。日本獣医学生協会(JAVS)の14期会長の藤田です。
アレヨアレヨと時間が過ぎ、2018年も終わりに近づいています。

自分がJAVSの会長になってから、3ヶ月が経ちました。1年間の任期なので、4分の1ですね。早いような遅いような。

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さて、今日は年内最後の日ということで、ちょっとだけJAVSについて考えてみようと思います。

“JAVSについて” といってもいったい何から話をしたらいいんだろうという感じですね。笑
この団体では、様々なイベントや局の活動などがありますし。

それらの一つ一つに目的があって、価値があると(少なくとも藤田個人は)思っているんですが、
今日はすぐに目には見えない、遠くのことについて考えてみようかなと。

少し長くなりそうですが、お付き合いください。

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獣医学生って、多くの人が獣医師になるのを目指して頑張っていますよね。
将来、獣医師としてどんな職業や活動をするかは違ったとしても。

そして、“獣医師”という名のつく人が戦っているフィールドでは、たくさんの問題があるわけです。

例えば、

・日本にいつ入ってくるか分からない新興・再興の人獣共通感染症への対策とか、
・今もちょうど大問題になっているような家畜伝染病の脅威に対してどう立ち向かうのかとか、
・犬の飼育頭数が減ってきてるらしいけどどうすんのとか、
・狂犬病の予防接種率低めじゃないのとか、
・あまりうまくいってないかもしれない野生動物との共存についてとか、
・地方の獣医系の公務員足りてないんじゃないとか・・・

まだ3年しか獣医学をかじってない僕でもこのくらい思いつくわけです。
そして、僕らが卒業して働くようになった時は、こういう問題に喰らい付いて行くことになると思うんですね。

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さて、ここでいきなり今日の結論を言ってしまうと、
「JAVSが存在することで、こういう問題への解決の力添えになれる」んじゃないかと僕は信じています。

……
……..

あ、待って!!こいつ何バカなこと言ってんのって思ったでしょいま!!!せっかくだからもう少しだけ読んでくださいよぅ!!

いまやっている活動そのものが解決への糸口になると言っているわけではないんです。

もちろん、学生のうちから、
うーん例えば、

・「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)がヒトにも感染する事例が出てきたから、啓蒙活動しようぜ!!」とか
・「犬猫等の伴侶動物への正しい知識を飼い主さんに広めて、人も動物も幸せな生活送ってもらうおうぜ!」とか
・「野生動物と人との軋轢のこと今のうちから勉強しようぜ!!」とか
・「臨床の技術、大学だけじゃなくて自分達でも勉強しようよ!」とか、

やれたらいいですよね。

実際に、そういうことに学生のうちから取り組んでいる方もいて、本当に尊敬します。
JAVSでもこういうことにチャレンジしてみる人がいたらすっごく面白いなとも思います。

でも、僕みたいな怠けたがりはなかなかそういうことにチャレンジする勇気も出ず、
バイトしてる方がいいなぁとか、家でゴロゴロしてる方がいいなぁとか、図書館で勉強している方がいいなぁと(これはごく稀に)思ってしまうんですね。

でも野望はあって、
いつか自分が社会問題を本当に自分事として考えられたり、実際に社会で役割を果たすべき立場になった時に、怠け者の自分でもちょっとは頑張りたいなと。

そんな時(何か大きい問題に立ち向かう時)、一人だけでやれるものではないですよね。

ここで、例えば一緒に連携しなきゃいけない組織の一人が、学生時代JAVSで出会ったことのある人だったり、一緒にイベントを企画したことがある人だったらどうでしょう。

すっごくメンドクサイ組織間の問題が起きたり、相手からタイヘンな提案をされたりしても
「あいつのためなら」とか「あの先輩の言うことならとりあえずやってみるか」って頑張れたり、

逆に「あの人ならいまの自分の意見聞いてくれそうだから話してみよう」と違う意見をぶつけてみたりとかもできる気がするんですよね。
(自分だけかなぁこう思うの。。)

さらに、そんなこと以上に、【一緒に解決に向けて、前を向いて頑張っていける】と思うんです。

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「いや、そんな遠回りなことのためにJAVSやってんの?」って思いますか、、?笑
たしかに、すごく遠回りかもしれません。もっとスピード感を持って社会に働きかけるには、先ほど例に挙げたように、いますぐに解決に向けて何かしら動き出すことかもしれません。

でも正直、いま自分にはそこまではできないし、あんまりまだ興味が出ないんです。とりあえず色々勉強してみたいなぁくらいは思うんですが。

今は、JAVSを使って知り合いとか友達を増やしたり、楽しいイベントの企画をしたりすることであれば喜んでワクワクしながらできると思うんです。
現に会長やっててめっちゃ楽しいですし。

これは半分言い訳みたいになってしまうかもしれないけど、
いま、大学3年目で、獣医師としての未来(自分一人の未来じゃなくて日本の獣医師みんなの未来、最終的には世界のみんなの未来)のために、自分がちょっと貢献できることは、
全国の獣医学生同士を繋いで、良い関係になっていてもらうことなのかなぁなんて思うわけです。

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はい、以上です。大晦日の貴重な時間をこれを読むのに使ってくれて本当にありがとうございます。
もう読んでくれただけで、大好きです!!

それではみなさま良いお年をお迎えください。みなさまの2019が素敵な一年になるよう祈っております。

(追伸)
そういえば、JAVSのこのマークって、まわりの星が16個って知ってました?
全国16大学だったから。 


今期から岡山理科大が参戦してくれたので、そろそろ何か考えなきゃかなぁ〜。何かいい案があれば教えてください。笑