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子世代に伝えたい「007」

コロナで映画スケジュールがガタガタになったけれど、遅れてた大作がいくつかようやく公開される。その中でも待ってたのが007最新作「No Time To Die」。

このシリーズは歴史も長く、そしてよくしられてる「定番ネタ」がある。大人なら知ってることだけれど、自分の子供達をみてると「当たり前のことだと思っても、ちゃんと言葉にして伝えておかなかきゃね」と思うので、その意味でのメモね。

イアン・フレミング原作の007シリーズ

007(ダブルオーセブン)シリーズはイギリス人イアン・フレミング(1908 - 1964)の小説が原作で、これを映画プロデューサーのアルバート・R・ブロッコリなどが映画化にもってゆき、今回が第25作という人気シリーズになってる。

ちなみにブロッコリの伯父であるパスクァーレ・デ・チッコっていう人がリトアニア原産の野菜であるブロッコリをアメリカで普及させたんだけど、別にこの人から名前を取ったんじゃなく偶然だそう。

で、007シリーズの主人公が英国秘密情報部所属のスパイであるジェームズ・ボンド。キザでタフでとっても強い、いかにもな主人公。存在自体が秘密で、007というコードネームで呼ばれてるんだけど、敵のアジトに乗り込むときは変装とかせず本名で「どーもジェームズ・ボンドですっ」と言って入ってゆく。

シリーズ各作で出演するのは上司のM、メカ担当のQ、事務員(?)のミス・マネーペニー、そして端役ぽいけど割と常連なのはボンドの盟友フェリックス・ライター(このところジェフリー・ライトが演じてる)

007映画の「お約束」

長いシリーズの中で、映画における「お約束」がいくつかある。

1. 必ず言うセリフがある
「Bond, James Bond.」
「A martini. Shaken, not stirred.」
あと映画のタイトルがどこかで必ずセリフになってるんだけど、吹替版だとわかりにくい。

2. ミス・マネーペニーはボンドが好きだが相手にされてない
ただ、かつては「事務所にいるお姉さん」だったのが、最近の作品だとポリコレ配慮もあって、現場に出たりする。

3. どこかにスペクターの影が
「スペクター」はボンドの宿敵である悪の組織で、そこのボスはブロフェルド。白猫を膝に載せてる。『オースティン・パワーズ』のドクター・イーブルはこれのパロディね。
今回の悪役はラミ・マレックで、スペクターとの関係は不明。ラミちゃんはドラマ『24』にちょっと出てたけど、2015年のドラマ『Mr. Robot』主演で有名になり、その後『Bohemian Rhapsody』で一流の仲間入りしたよね。

4. エンドロールに次回作の題名が出る
これ全部は確認してないんだけどたぶん出てる。なお英語版の映画題名には「007」は付かない。邦題「007は二度死ぬ」も「You Only Live Twice」だしね。ただし日本語版の題名には「007/ ノー・タイム・トゥ・ダイ」のように「007[半角スラッシュ+半角スペース]」などが付くので校閲の人は気をつけてねw。

5. ボンドのクルマはアストンマーティン
ボンドのクルマは、いろいろ秘密兵器を搭載したアストンマーティンなのだが、一部作品でスッポンサーの関係でBMWになったことがあった。『SKyfall』では追い詰められたボンドが隠してたアストンマーティンを取りに行くシーンがあったりね。

主演男優誰が好きか問題

1962年の第一作からもうすぐ60年、これまで6人がボンド役をやってきてそれぞれ賛否両論的。僕の世代はロジャー・ムーア作品の全盛期なのだけれど、ちょっと軟派イメージがつきまとって実はあんま好きじゃない。その意味で硬派イメージのダニエル・クレイグが一番好みかな。
ショーン・コネリー 7作品
ジョージ・レーゼンビー 1作品
ロジャー・ムーア 7作品
ティモシー・ダルトン 2作品
ピアース・ブロスナン 4作品
ダニエル・クレイグ 5作品

主題歌はビリー・アイリッシュ

「おっさん向け映画」という印象が強い007シリーズだが、今回主題歌はビリー・アイリッシュ。若い世代にも観てもらいたいってことかな。

IMAXの予約しなきゃ

今回は2DのIMAX撮影だから、アスペクト比1.43 : 1のIMAX Laserな劇場で見なきゃね。普通の劇場でみると2.39 : 1になってきっと上下が欠けるんだと思う。

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