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失敗は無かったことになる。

この記事は竹村俊助氏の『書くのがしんどい』の中の「スベっても誰も見てない」という章からインスパイアを受けまくって書いています。

すごい人と感じる人も、ただの1つの側面にすぎない。

「真面目すぎじゃない?」って言われたことはありませんか?ぼくはありますし、この言葉が嫌いです。

I hate 真面目なすぎじゃない?

真面目な人が損をする、頑張っている人が馬鹿にされる世界線って嫌じゃないですか。「真面目」で辞書を引くと下記のようなことを書いてます。

1.本気であること。うそや冗談でないこと。
2.まごころをこめること。誠実なこと。


めちゃポジティブじゃないですか!

ちゃんと仕事に向き合っている真面目な人ほど、周りがすごいは人たちばかりに見えて、凹んでしまったり、無力感に襲われることがあるんですよね。ぼくもすごく真面目なのでよくわかります、え?

そりゃ、すごい人はたくさんいます。でもすごい風に見せるのが上手い人もたくさんいます。

Instagramと同じように、人は基本的に良い側面だけを外部にさらしているんです。だって誰でもすごいとか羨ましいとか思われたいので。

Instagramにキラキラの写真を投稿している人も、多分一人でカップラーメンとか食べてますし、休日はゴロゴロしながらYouTube見てますよ。

周りの人たちのすごい側面だけを拾って、ここにいる人たちはみんなすごい、やばい、どうしよう、ついていけないかも、と凹んでしまう必要はないですよってこと。

ありがたいことに取材という名目でいろんな方のお話を聞く機会がそこそこあるのですが、すごいことを成し遂げているあの人も、めちゃくちゃ失敗してます。

でも不思議なことに失敗って世の中的には無かったことになるんですよ。覚えてるのは本人だけ。本人が話せばネタになるし、話さなければ存在しないのと一緒。

いまは情報が溢れてる時代だ!なんて言われますよね。その通り。誰もあなたの失敗をわざわざ覚えておくほど脳みそのメモリは空いてません

スティーブ・ジョブスが亡くなっても株価は10倍

あとタレントの坂上忍さんがこんな本を出しています。

おまえの代わりなんていくらだっている―覚悟の仕事論―(新潮新書)

すみません、読んではないんですけどね。

安倍元首相が入院しても日本はなんとかなってるし、あのスティーブ・ジョブスが亡くなってもアップル株価は約10倍になってます。

嬉しいかな悲しいかな、あなたの代わりはたくさんいます。でも家族や友人からすると代わりはいないかもしれません。家族や友人は大切にしたいですね。

ロシアンルーレット寿司

仕事は10個中9個にワサビが入っているロシアンルーレット寿司みたいなものなんじゃないかなぁと。

8個連続わさびを食べれば次は50%の確率で美味しいお寿司を食べられるし、9個連続わさびを食べれば次は絶対美味しいお寿司を食べられる。

ハズレ(失敗)を引けば引くほど、アタリ(成功)を引く確率はあがるんですよね。失敗したら「よし!成功の確率が上がったぞ!」くらいに感じられるといいかもしれません。

でも流石に9個連続ワサビ寿司を食べるのはしんどいので、3個目でもう辛くて食べれない!と思えば水を飲むなり、休憩するなりして翌日に4つ目を食べればいいじゃないですか。

つまり何が言いたいかというと

それでもやっぱり失敗は凹みます。

わさびを食べすぎると辛い!と感じるのと同じで、凹むというのは人として正しい反応なんじゃないですかね。でも同じワサビの量でも少し辛いなと言う人もいれば辛すぎて涙が出る(泣)という人もいます。

凹むのは当たり前だ、凹み度合いも人によって差がある。でもちょっとだけ成功に近づいたぞって思えば少し気が楽になりませんかね。

あー、話がすごい散らかった気がする。これもまた失敗だ。




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