その人が効率化をした部分は、その人がチャレンジをするために使う。
「その人が効率化をした部分は、その人がチャレンジをするために使う。」
「成果が出るのであれば、上司をごまかしてでもやれ。」
これは先日とあるセミナーに参加して、「リソースマネジメント」の話を聞いた中で講師の方が言っていた言葉だ。
そこで聞いたリソースマネジメントをざっくりというと、
他社が同じことをやってくるから既存のやり方を続けるだけではだめで、新しいことにチャレンジしていかなければいけない。
でも新しいことにチャレンジする予算(リソース)がない場合が多い。
じゃあどう予算(リソース)をマネジメントするかというと、例えば「1000万円の予算で5000 万円の売上を上げる」という現実的な目標があったとして、頑張って900万円で5000万円の売上を上げる。
そうすると100万円分の余裕ができる。
最悪売上はゼロでもいいから(実際にゼロになることはほぼないけど)その100万円で新しいことにチャレンジしよう、という考え方だ。
そのセミナーの講師の方は某企業の役員だったので、おそらく会社全体でそういった文化なのだろう。(でももしかしたらそう考えているのは役員だけで、ミドルのマネジメント層には浸透していない可能性もある。)
すごくいいなぁと思った。
と同時に上流の人(あるいは上長)がその考え方を持っていなければ、現場がこの話を聞いても実行するのは難しいだろうなぁと。
(一応伝えておくとぼくが所属する会社は基本的に現場に権限があるので、文化的には講師の方側だ。)
900万円で5000万円の売上を上げたやり方を最後まで続ければ、おそらく最終的に5500万円くらいの売上になるだろう。
新しいことにチャレンジするとそれが5100万円になってしまうかもしれないし、6000万円になるかもしれない。もし5100万円になってしまってもそれ以上の何かを得られるかもしれないし、得られないかもしれない。その時得られなくてもチャレンジするという習慣ができて、その後に何かを得られるかもしれない。
現場が売上で評価される会社であれば、既存のやり方を続けて5500万円の売上を上げるだろう。目標を10%も上回っているし、会社から評価されて給料も上がるからね。ぼくだったらそうする。
上司に新しいことにチャレンジするという思考がなく、かつマイクロマネジメントをしてる場合も既存のやり方を続けるだろう。
900万円の予算で5000 万円の売上を達成した時点で、「達成しましたよ!」って報告して、残りの1000万円使った時点で売上5000 万円のままだと「おい、その後何やってたんだ。」となっちゃいますからね。だったら上司をごまかしてでも、こっそりと100万円でチャレンジをしたほうがいい。
だから「その部門、その人が効率化をした部分はその人がチャレンジをするために使う」という文化は大事だし、その文化がない場合の「成果が出るのであれば、上司をごまかしてでもやれ。」なのかなぁと。
大事なのでもう一度伝えておくとぼくが所属している会社は(以外略)
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