超絶苦手だったプログラミング(python)がchatGPTのおかげで仕事で使えるレベルになった話【プロンプトも紹介】
プログラミングだけは絶対無理だと思っていた
chatGPT使っていますか?
僕は毎日使っています。
主に、pythonのコードを書くために使っています。
といっても、僕の仕事はプログラマーではありません。
めちゃくちゃに事務作業です。
エクセルでデータ集計したり解析することが多いです。
更に言うと、僕はプログラミングがものすごく苦手です。
軽く自慢になりますが、僕は高専出身で、その時は成績が相当良い方だったのですが、プログラミングの授業(情報処理)だけはヤバイくらいに苦手でした…。
どれだけ先生の説明を聞いても、本を読んでも、全然頭に入ってきません。
授業中も理解が追い付かず置いていかれるレベル。
そして課題では、プログラミングが得意な友達の回答をほぼ丸パクリさせてもらって何とか乗り切ったという最悪な対応をしていました。。。
そこから時が流れて20年。
「プログラミングで業務を効率化!」といった文言を見ても自分には全く関係ないと思っていたのですが、なんということでしょう、今年の5月から私はpythonを使い始め、今では仕事で毎日使うようになっていたのです。
時には、GASを使ってメールを効率化したり、エクセルのマクロでデータ入力を簡素化したりと、pythonに限らず「コードを書く」ということに躊躇が無くなりました。
過去の自分が聞いたら「ちょっと何言ってるかわからない…」と言いかねないのですが、事実です。
pythonで行っていることの事例を一部紹介すると、こんな感じです。
vlookup関数では処理落ちしかねない大きなサイズ(100MB以上)のエクセルデータを結合したり改変する
大量の画像ファイルの中からリストに該当するものだけ抽出する。
エクセルデータのプルダウンを読み取らせて項目ごとのファイルを自動生成させる
大量データの中から必要なサンプルだけランダム抽出する
数字が羅列しているtextデータを正しく仕切って、読込み可能なファイル形式に変える
複数のエクセルデータ内の入力状況を、ファイルを開かずに集計する
「私の仕事にはpythonとかプログラミングなんて関係ない」とか思わないでください。
パソコンを使っている人であれば、何かしら知っておいて損はないと思います。
そしてこれから書き記す内容は、本っ当に難しくありません。
chatGPTで使うプロンプトも、相当に雑なものです。
それでも!こんなに雑でも!pythonでプログラミングはできるし、仕事にも活用できるのです。
ぜひぜひ、肩ひじ張らずに最後まで読んで頂けると幸いです。
ただし先にお伝えしておくと、私が使っているのは有料のchatGPTです。無料のでもある程度回答してくれますし、bingなど他のAIソフトでも使えると思いますが、一応その前提で聞いてください。(とはいえ、プログラミング教室に通うことを考えたら、有料版は問答無用でお得だと思います)
まずは、なぜchatGPTがあると超初心者でもpythonが使えるようになるのか、その理由からご説明します。
理由1:検索しなくても文章で相談できるから
chatGPTのすごい所は、文章で相談できることです。
pythonなどのプログラミングで分からないことが起きた時、通常は単語で検索すると思いますが、そもそもどんな単語を聞けばいいのか、パソコン環境等の前提条件はどうやって説明すればいいのか、そこから困ってしまいます。
でも、chatGPTなら大丈夫!ありのままを文章で相談すればいいのです。
「〇〇をpythonを使ってやりたいんだけどどうすればいい?」
「〇〇をするためには◇◇が必要らしいけど、どう使えばいいかわからないから教えて」
などなど、思ったままを文章にして相談すれば良いのです。
最初の内は一発で答えが出てこないかもしれませんが、それならそれで、何度も重ねて質問すれば良いです。
答えが違っていたら「思っている答えと違います。もう一度よく考えてください」と言えばいいだけ。
何度でも文章で聞ききながら、欲しい答えを探していきましょう。
理由2:小さなつまづきも全て優しく教えてくれるから
プログラミングが超絶苦手だった僕にとって、一番ありがたいことはコレです。
プログラミングをやっていると、意味不明なエラーがでます。
経験者にとっては些細でどうでもいいような所でつまづいてしまいます。
そうして1時間、2時間と経つうちに、「あぁ、自分はやっぱり向いていないんだ」と凹んで諦めてしまうのです。
また、そもそもどんなソフトを導入して、どんな操作をしたらコードを実行できるのかすら最初は分からないですよね。そんな「コード入力以前のつまづき」も、挫折する大きな要因です。
でも、chatGPTはそんな小さなつまづきすらも全て優しく教えてくれます。
「pythonをゼロから始めるには、何からやればいいの?中学生にもわかるようにステップ形式で教えて」
「言われた通りに〇〇をやったんだけど◇◇なエラーが出て上手くいかない。原因を考えて」
などと聞けば、嫌な顔一つせずに、全て答えてくれます。
人間相手ではそうはいきません。
どんな人間であっても、最初は優しかったとしても、それが何度も続くと「え?また?」とか「それぐらいわからないの?」といった顔をしてきます(涙)
chatGPTの器の大きさは無限大。どんなくだらない所で何度つまづいても大丈夫。大切なのは、どんなに言葉が稚拙でも、言語化して伝えること。全力でchatGPTに甘えましょう!笑
理由3:エラーが出たらコピペするだけで答えを教えてくれるから
正直、僕はコードの基礎すらロクに分かっていません。
なので、chatGPTに言われるがままにコードをコピペして、実行して、エラーが出ても、どうしたらいいか分かりません(←ひどい…)
でも大丈夫です。
エラーがでたら、そのエラーをコピペして、終わりに「こんなエラーが出たんだけどどうすればいい?」と言えば大丈夫です。
最近では「どうすればいい?」という文章を書くのすらめんどうになって、エラーだけ貼り付けることも多々ありますが(苦笑)、それでもちゃんと答えてくれます。
なので、どんなエラーがでても怖くありません。
エラーのたびに検索する必要もありません。
コピペして、chatGPTに相談すればOKです。
理由4:基礎がわからなければ、chatGPTに教わればいいから
基礎が全然わからない、と先ほど書きましたが、やはりそれだと業務で扱う上で不安です。
でも大丈夫。
それなら、基礎もchatGPTに教わればいいのです。しかも実践的に。
具体的には、やりたいことをchatGPTに伝えて、コードを作ってもらう。
次に「コードについて1行ずつ、初心者にもわかるように丁寧に教えて」と聞けばいいのです。
それぞれのコードがどのような役割をしているのか、どんな書き方をすればいいのか、それをそのまま聞けばいいのです。
これを繰り返していくことで、実践的にコードを見ながら基礎を学べます。
きっと本来は分厚い辞書みたいな教科書を片手に頑張らないといけないのでしょうが、僕は全くそんなことをしていません!
コード自体を納品する場合はダメかもしれませんが、自分自身の業務効率化で使うのであれば大丈夫です。そして、chatGPTに丁寧に学びつつ、心配ならそれから本を使って学べば理解が早いでしょう。
【紹介するのも恥ずかしい】実際に使っているchatGPTのプロンプト(超初心者向け)
ここでは、紹介するのも恥ずかしいような、chatGPTのプロンプトをご紹介します。
プロンプトというか、ただの「相談文章」です。
全然格好いいものでもないし、特別なものでも、ハイスキルなものでもありません。
「え?こんな雑でいいの?」という内容ばかりです。
でも、だからこそ、どんな人でもpythonといったプログラミングが使える凄まじい時代だと思うのです。ぜひぜひ読み進めて、プログラミングへのハードルを下げていきましょう!
では、僕が実際に使っているプロンプト(?)をざーっと思い出せるかぎりご紹介します。
あなたはpythonのプロです。これから私の質問に優しく答えてください
pythonの始め方が全然わからないのですが、一から丁寧にステップに分けて教えてください
「〇〇」というエクセルシートの◇列を読み込んで、●●を行いたいです。コードを教えて。
(エラーをコピペした後)上記のようなエラーが出ました。意味と対策を教えて。
(コード全体をコピペして)上記のようなコードを実行すると以下のようなエラーが出ました。原因と対策を教えて!(エラーをコピペ)
このコードについて、中学生にもわかるように1行ずつ分解して教えて。
(似たコードをコピペして)上記のコードを参考にしつつ、〇〇ができるように改変したい。コードを作って。
(コードの一部をコピペして)このコードの使い方について、基礎から丁寧に、事例を交えて分かりやすく教えて。
リアルにこんな感じです。
何度も繰り返しているうちに、質問の仕方が慣れてくるでしょうし、もしくは簡素化されて雑になるかもしれません(笑)。でも、何度もやれば良いのです。
ただ、それでもエラーに詰まってしまう場合もあります。
chatGPTがエラー対策したというコードを使ったのに、元のエラーが出てしまうという状況です。
こんな時にどうしたら良いのか?
最後に超初心者から初心者に格上げした私からのアドバイスを一つして、終わりたいと思います。
エラーから抜け出せないときの考え方
プログラミング経験者が見たら「そんなの当たり前だろ」と言われるかもしれませんが、僕がchatGPTで試行錯誤しながら身に付けた「エラーから抜け出せない時の考え方」についてご紹介します。
1.一つずつ丁寧に確認して進めていく
複数の処理を行うコードを、chatGPTが示すままに丸々コピペしてしまうとエラーが出やすく、かつ、修正にも時間がかかりやすいです。
そんなときは、コードの小さなかたまりごとに処理して、printで中身を確認していく作業が王道です。そうすれば、どこの処理でエラーが出たのかが分かるからです。
10あるステップの内、9ステップ目にエラーがの原因があるのに、毎回1~10までコピペしてchatGPTに聞くのは非効率です。
なので、1ステップずつ確認して、どのステップに問題があるのか見つけて、そこだけchatGPTに聞いていくと良いでしょう。
2.他の処理で解決できないか考える
エラーがが起きやすいのは、複雑な処理をやろうとしている時です。
いうなれば、曲がりくねった道を無理矢理進んでいるようなもの。
複雑な道だからこそ、色んなエラーに阻まれてしまいます。
そんな時は「別のシンプルなやり方はないだろうか?」と考えることです。
1回の処理でやるのが難しければ、2回か3回に分けて、それぞれでシンプルな処理をさせるのです。例えるなら、ぐにゃぐにゃした道を一気に進むのではなく、直進を3回繰り返すイメージ。
僕もついつい忘れがちですが、忘れてはいけない考え方です!
3.改変前のコードは残しておく
これも当たり前のことですが、コードをいじる際はちゃんと残しておきましょう。
ついつい「これぐらい大丈夫だろう」と思って改変すると、エラーが出て、さらに改変して「あれ?元のコードってどんなだっけ?」となることがあります(僕です)
予め別名で保存しておくとか、コード自体をコメント化して残しておくといった処置をしておきましょう。
長くなりましたが、そして大して濃密でもない内容でしたが、以上です。
こんな使い方でもpythonは使えるようになります。
そこからメンタルブロックが外れて、もしかしたらプログラマーへの道が開けるかもしれません笑
業務が劇的に効率化して社内からの評価が高まるかもしれません。
chatGPTを日常的に使うようになって、最新技術についていけるようになるかもしれません。
本当にやってみて悪いことは一つもないです。
パソコンを使っている方、
プログラミングに苦手意識が強い方、
ぜひぜひ参考にしてみてくださいー!
おわり。
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