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【都会か地方か】別の生き方があったのだろうかと、想いを馳せる。

私は東京生まれですが、10代の頃、ほとんどを地方で育ちました。そして、大学進学とともに東京へ。しかし、また東京に戻ったのです。まるで寄留者な私が「都会(東京)か、地方(田舎)か」について悩める人へと、整理がつけられるような視点でお届けしていきます。最後まで見ていってくださいね。ちなみに、どちらが良いかも結論は出ています。


「都会と地方、どっちが向いてる?」

片方しか知らない人は、この問題に悩むことはないでしょう。しかし、私のように地方育ちであれど、大学進学で東京へと上京してくる人は多いはずです。つまり、都会も地方も知っているってことなんですよね。ズバリ、どちらでも基本は対応できるでしょう。人は変われど、環境は変わりません。逆はありますが。人は環境に適応していくからです。人は変わります。

私にとっての「地方」とは

のどか。それに尽きます。平和だな、と五感がフルにそう感じます。たまにね、東京が無性に嫌になってくる時があるのです。人の多さと忙しなさ。常に人ばかり。しかも私のように若い女性は常に見られがち、変な人がふらりと寄ってくる時もあったりと、外に出れば気を抜くことなんてできません。

・都会では見られない空

しかし、地方にはそれがないのです。顔をあげると空が広くて驚かされます。「あれ、空ってこんなに広かったっけ?」なんて、私はいつも思います。深呼吸もしたくなり、自分の呼吸に目がむきます。思わず見惚れ、このままずーっと見続けていたい思いに駆られるほどです。

人間は本来、もっと空に顔を向け、自然を感じながら1日を感じていく生き物なんだろうなあ。ある意味、贅沢にすら感じました。すごいこと思っていますよね。こんな感覚、10代の頃にはありませんでした。

魔界都市・東京

東京にいると、きちんとしなければといった美意識、生真面目さで背筋が伸びる思いがしばしばあります。オシャレして、堂々とする。仕事だってがんばる。全力でやる。たくさん予定を詰め込み、追い込みながら自分を掻き立てる。

このような生き方になりがちなのが私です。やりがいという意味で面白いですけどね。しかし、いつかは疲れてしまいます。東京にいるだけで、空の広さも忘れているのです。同じ人間だったとは思えない。

・東京は常にネオンの明かり

東京は常に明るいです。眠りにつくことはありません。20時にもなれば、地方だと結構暗いです。それに、静かです。外を出歩く人は、ウォーキングしている人だけ。それすらもレアに思えます。しかし、東京の20時はまだまだ早い。外は電気で溢れています。人も多いです。別に普通の人たちです。

このような環境にいると、自分もそれに適応していきます。もう空を見上げて、感動することはないのです。悲しいかな。ネオンばかり。

東京を選んだのは、自分の意思

それでも私は、魔界のような東京に対して感謝しています。カオスが凝縮されたこの街だからこそ、日々を普通に暮らしているだけで刺激は多かったのだと思います。なんだかんだで、東京は楽しいからです。好奇心旺盛で、少々ミーハーなところがある私には、東京は馴染みました。飽くことがない。しかし、これを疲れる生き方として勝手に見られることもありましたけどね。

もしも・・・を連想する時もある

もし、私があのまま地方に暮らしていたら、絶対にライターにはなっていなかったでしょう。仕事に対しても、「生活のためにやるしかない」とか「早く終業時間にならへんかな〜」といったやる気のない思いで取り組んでいたと思います。実際、当時はそうでした。仕事の日は憂鬱でした。仕事が楽しいだなんて、思ったことはありませんでした。これはあくまで私の主観です。

・東京の仕事は、ピンキリ

ここで誤解してほしくないのですが、地方で働くから辛いだとか、東京はいいだとかは言いません。自分に合った仕事があれば、それが一番です。私の場合は地方では見つからなかっただけ。なぜなら、地方には出版社なんてないし、セミナー会社もない、クリエイティブな会社がなかっただけ。

・東京は挑戦できる場所

人の集まる東京は、それだけ競争率はあがります。そして、仕事のハードルも上がります。求められることも、格段に変わってきます。そこで揉まれながらも続けていくことで、自分の仕事が徐々に見えてくるのだと思います。

エネルギッシュさがあれば、東京での仕事は充実したものになると思います。いえ、もう少し噛み砕けば、挑戦する意識があるのか、という次第でしょう。東京の仕事は本当にピンキリです。

都会と地方の生活費

物価やお給料を中心に、都会か地方かの生活をイメージされる人も多いかと思います。結論、都会の方がお金がかかります。当たり前ですよ。しかし、だからって地方が安いわけではありません。正直、そこまで大差はないかなと。

・東京は高い。けれど・・・

東京はなんといっても家賃が高いです。それに、諸々の出費が多くなることも!魅力的なお店が多く、禁欲的に生きることは難しいです。東京には楽しい場所や出来事が、人の数だけ多いです。人生の濃度だって必然的に変わります。ここに良し悪しはつけるべきではないかもしれませんが。

・地方は別に安いわけではない事実

ここで重要なのが、地方だと安く済むわけではないのが私の経験則。理由は車です。車って、高いんですよ?本体だけでなく、オプションがあります。ガソリン代も。税金や車検も。家賃は安いですが、物価は東京と比べても大差ありません。

今の時代は全国チェーンでいっぱいですから。ここがまた、何だか物寂しいですよね。地方を切り捨てるつもりの発言ではないのですが、チェーン店ばかりなのはいささかつまらないものです。

ただ、娯楽が少ないのは事実なので、出費は抑えられるかもしれません。しかし、現代はネット社会。あまり大差がないのかもしれません。それに、人それぞれの価値観がありますよね。つまり、お金のことを考えれば、都会も地方も大差ありません。これが私の結論です。

環境で人は変わるので大丈夫

都会か地方か、ここの決め手を『お金』にするのは非常にもったいないです。なぜなら、お金はあとからついてくるからです。私は地方暮らしの時、6万円の1LDKに「高い!」と感じていました。しかし、東京にくればこの金額は私の条件には当てはまりません。最低限、9万円くらいは必要かなと。

・人には順応力がある

会社によっては家賃補助があります。また、働き方次第では、お金を増やしていくことは可能です。私のように個人事業主を始めるなど。副業でも良いでしょう。すると、家賃をあげても問題ありませんでした。不思議なことに、新たな仕事が舞い込んでくるものです。環境で人、しいては生きるステージは変わっていくのだと小さなことから実感しました。

東京暮らしの人や、東京を検討している人へ

仕事は複数持っていた方がいいです。特に、東京はなんだかんだで楽しみが多いので、お金もしっかり稼いでおいた方がいいです。メインともう1つ、みたいに2つ持ちが取り組みやすいかなと。安心としても、収入の複数化はおすすめです。お小遣い程度でも全然OKです。

付き合う人が変わると人生も変わる

都会も地方も、それぞれが素敵です。そして、それぞれが辛い。ここの論点ですが、環境そのものではないと思っています。自然のある・なしはありがちなようで、案外重要視していないはずです。そもそも、東京だって自然はあります。

原点を見直す

ならば、何が都会 or 地方で悩ませるのか。ズバリ、人でしょう。あなたの周りの人です。それは仕事の仲間であったり、趣味で知り合った人、習い事の先生、パートナー、行きつけのお店の人、憧れの人(心の近さという意味で登場させました)いろいろです。こういった人との繋がりに価値を見出しているものです。

【最後に】確かに、別の生き方があったかもしれない。

地方でぬくぬくぼんやりと育ってきた私は、今の私を想像することなんて出来なかったでしょう。ライター業をしているなどと思ってもいません。そもそも会社にいかず、家で仕事をしています。30歳になっても結婚していないとは、それも当時の私には驚きでしょう。

もし私が東京を選んでいなかったら、きっと私はぼんやりと結婚を決めて、主婦兼パートとして、好きではない接客業をしていたのかもしれません。それはそれで、幸せがあるのかもしれません。きっと私はYouTubeや映画を観ることが趣味な、ゆるい生き方をのんびりと送っていたのかもしれません。

今が一番楽しい

もはや、「たられば」はわかりません。当たり前ですけどね。環境が違うだけで、生き方はいくらでも変わりそうな予感だけはします。いえ、そうでしょう。環境が人を変えます。そんな私は今の生き方、結構好きですね。今が一番楽しいです。

あとは一緒に居たいと思える男性と出会えたら、結婚したいなと思えたら最高ですね。なんちって。次のステージに向かっていきたいと思います。この記事を通して、東京や地方に思いを馳せていただけましたか?その思い、大切にしてくださいね。

※この記事は、2024/2/29 に書いたものです。
※【私のブログSTART】2024/2 WordPressにて開設→2024/4 現noteに移転

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