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#002【再定義】スタートアップじゃなくて“グロース業界”と言うべきなんじゃないか?

日本でも欧州でもアジアでも、GAFAのように急成長する企業、ユニコーン企業を目指して、新興企業がグローバルで格闘する世の中になった。これらの企業は全く新しいイノベーションを開発する技術系企業も多いが、既に先行した技術系企業を模倣したり組み合わせて市場を開拓、急成長する会社も実は多い。
またスタートアップと言うには年月を経ている企業もたくさんある。
さらに業種・業態といった事業分野は多岐に渡っていて、特定の品種やサービスに限定されない。そんな事業家の一群を正しく理解する言葉を日本人は持っていなかった。

結局、この新しい企業類型に所属する企業って、成長に関する技術に徹底集中するってことだよね。商品やサービスそのものは必ずしも画期的でなくてもよい。資金と人材を的確に効率的に調達して市場形成を迅速に行う。
成長する会社自体が一種の上手に企画・設計された商品。

なのでグロース業界という命名が正しい気がする。そういう理解で見ると日本ではこの成長集中企業群とそれを助ける環境は非常に弱い。これ、国を挙げて、グロース省とかの官庁を作ってやるべきレベルのモノだと思うのだが。中国とかは別にイノベーション推進してるってより、政策的にそれをやってるのにね。