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【鼻の差問題】具体的過ぎるKPIが正確な判断や変革を妨げる。

「鼻の差で勝つ」…ことってよくある。
鼻の差で勝つと嬉しいけど、ちょっとクールな目で考えてみると、それってドンケツの周回遅れの二人が争ってる?なんてことないですか?
もしくは、
最速のスプリントサイクルで競争すれば良いのに、三輪車で鼻先を競ってる?ってことは?

で、
Businessの世界でここ十数年のトレンドになったKPI重視主義
KGIとKPIを定義して、KPIをウォッチしてリフトアップすべし!という仕事のやり方……この「鼻の差競争」と似てないかしら?

というのは、
例えばオンラインサービスとかEコマースとかだと
KGI=たいてい総売上とか利益率とか利益高。
KPI=広告のインプレッション、エンゲージメント率、Visit(Session)数、一人当たりビュー数、サービス利用&滞留時間……etc.
これらを、
踏んだ広告とかメルマガとか、アクセスしたページ、顧客行動タイプごとに計測してるような感じだ。

で、
オンライン事業の中の人とか運営担当は、このKPIを毎日チェックしながら一喜一憂して、あーでもないこーでもない!と施策や運用をチューニングしてる。
それって間違ってはいない。間違ってないけど……。
「数字を読んで、それを1ポイントでも2ポイントでも上げる」……ことが自己目的化してないか??
頭をちょっと冷やしてから考えてみよう。
そもそも貴方の運営するEコマースサイトって、何度もリピートするほどの魅力ある??商品の魅力って初めて来た人に伝わる??他社のECと比べてどこか秀でてるとこってある?商品がたくさんありさえすれば人は欲しくなると思ってる?あなたは宅配がベンリだったらとしたら10年分のトイレットペーパーを買うの?

そんなことは上(経営陣)の考えることで、僕の仕事じゃない!という声が聞こえてきそうだけど…ちょっと待て。
経営陣は経営数字しか見てないので、マーケティングは『デジタルマーケティング責任者』である貴方に任せてるんだよね?。
貴方の肩書にマーケティングという言葉が入ってる以上、それを考えて提案するのは貴方のミッションじゃないの?
上の絵を見て欲しい。KPIを細かく細かく改善したとして、その効果は市場と消費心理いう怪獣(爆)からすれば一飲みできちゃうくらいの僅差だったりする。

まあそういうことです。
今世界はデジタルマーケッターばかりになって、目線が極めて局所的、近視眼的、運用的になった。根本の顧客マインドや市場創造を検討しなくなった。

鼻の差で勝とうとして、本質的な顧客ニーズやウォンツを考えない場合、市場創造&拡大できなくて、縮小均衡に陥る……んじゃないかしら?