続けるって難しいよねって話

 つい先日1日1本書くという行為を終わりにした。365本、1年分書いたからキリがいいだろうと休憩しようと思い辞めた。結果としてはかなり肩の荷が下りた感じと時間に余裕が持てるようになった。
書き始めた当初の創作の火は高らかに天を焦がすように燃えていた、書くにつれて徐々にその勢いは弱くなり、最後辺りは燃えカスがさも燃えている様な感じだった。
「続けられて凄い」とか「化け物」的な感じに表現されて嬉しかったのも最初だけ、300作品を超えたあたりには既に書かないとに変わっていた。使命感とノルマを達成しなければいけないという緊迫感が襲って来る、息抜きにゲームをしたいが先に終わらせないと駄目、ワイワイと通話に参加したいが集中できないから駄目。
駄目なこと尽くしでストレスに溜まるし書く意欲もなくなるし、最終的にわやだった。

徐々に楽しみが薄れていく

 最初は凄く楽しかった、世界観は自分で決められどういった喋り方をさせるかもどういった正確にするのも自分の手のひらの上、でも元々あるキャラクター性はそのままにしなければいけない、そこが結構大変だったからこそ楽しくて世界が広がって行った。
書くにつれて書き方も変わり、しっくりくる書き方を模索しつつ、他の方の小説を見ては良い所を出来る限り吸収できないかと自分なりの表現に落としたり、日々前へ前へと進もうともがいていた。ルームランナーの上を歩いている感覚は少しはあった、進んでいるのかと疑問に持ってしまう日もあった。
彼女はこうだろうとか、彼女だったらこういうかな、とか考える時は幸せだった。脳内で声を再生してはニヤけて文字を打つ、自分の頭の中の彼女達も生き生きしていた。
でもそれも最初の頃だけ、後半には彼女たちの声の再生は難しくなった。神出鬼没になったような感じだ、思い浮かべたセリフは壊れたラジオのようにノイズ混じりに聞こえて来る。もっと考えなければと必死になってしまい、気が付けば書く事を仕事のように感じていた。
3000文字を書く仕事、最後辺りの60作品くらいは意地と根気とクソなモチベでの戦いであり何の楽しみも見つけられなかった。それでも、ほぼ無事に365本書けたのは頑張ったなぁと自分でも思える。それと同時にそっと、お疲れ様って呟いてしまった。

最後に

 完走した感想は素直に終われてよかったと思った事、そこに少し加えると飽き性な自分なりに頑張った所。
今後は絶対に1日に1本はしないつもりです、無理っす、マジで。なので1ヶ月に1本上がれば良い方だと思っていただけるとありがたい。寧ろ数ヵ月書く事から身を引くことも検討してますのであしからず。
最後になりますが、私のような変なことをせずに自分のペースで書いて楽しんでください。良い気の皆さんは真似しないで下さいってやつです、頭アホになるでホンマに。
以上

 

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