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誰でもできる護身術ができるようにならない理由

昨今の日本では、物騒な事件が目立ちます。

いくら日本は法治国家といえど、自分の身は自分で守るのが危機管理の大原則ですので、犯罪の被害に合うことがもはや他人事ではなくなってきた世界において護身術を身に付けることは、今後より一層必要になってくるのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、一般人でも取り組みやすいように簡略化された護身技です。動きがシンプルでほぼ瞬間的に行える技が多くとても有効なものが多いと思います。警察の防犯講習などでも、そういった技を教える場合が多いです。

しかし、それらの技を教わったほとんどの人が、いざというときに技が自然に出てくるか、と言われると多分出てきません。

なぜかというと、ほとんどの人がそれを教わったときだけしか練習してないからです。

形を覚えただけで、圧倒的に練習が足りないのです。

護身術や武術の技というのは、何千回、何万回と反復練習しないと緊急時に技が自然と出てくるようにはなりません。

同じ動きを何度も繰り返すと、脳内回路にショートカットが作られ、少ない情報の処理で体に命令を出せるようになるため、意思決定してから実際に技が出るまでの時間がどんどん短くなってきます。

それはわずか0.1秒単位の話ではあるのですが、技を行う上では、その0.数秒の差が命運を分ける要素になってきます。

人間は極度の緊張状態におかれると、平常時よりも大量の情報を脳が処理するようになるため、体感的に時間が遅くなることから、たった0.1秒単位の差でもその影響は大きくなります。

また動作を繰り返すことによって、条件反射的に技が出るようになることも大事です。

危険な状況では、どうするか考えている余裕はありませんので、ほとんど反射的に体が動く必要があります。

ベスト・キッドみたことありますか?
あれの修行シーンがまさに良い例です(笑)
(見てない人は、面白いからおすすめですよ)

それらの技をいざというときにも使えるように、できれば毎日練習することをオススメします。

護身術だから相手がいないと練習できないと思うかもしれませんが、一人で形を反復するだけでも十分効果がありますし、最悪、体は動かさなくてもイメージトレーニングを行っても良いです。
それで、たまに協力者を募って対人練習すればよろしいかと思います。

いずれにしても、技は形を覚えただけでは絶対に使えるようになりません。

いざというときのために、一つの技だけでもいいので体に落とし込むくらいの練習をしておくといいと思います。

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しぐれ

古武道の伝統的な流儀を使う着物男子。 素手の柔術、体術が専門。 古武術を通じて発見した理合を、ストレス社会、対人関係、危機管理へ応用させる方法を研究中。
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