ため息。吐いて、いいんだよ。

何か新しいことをはじめたくて、YOGAの扉をひらいて約一ヶ月。いきなり腰がくびれるとか、ヒップアップしたとか、目に見える大きな変化はないけれど、モヤッとしていた気持ちのくすみはなんだか晴れて気分がいい。

YOGAといっても、いろいろ。ほんとにいろんな種類とスタイルのYOGAがあるけど、私がはじめたのは「中医学に基づいたストレッチヨガ」。こんなのあればいいのに〜とググれば、たいていのものが検索で見つかるご時世ですが、長年求めていた理想のヨガとの出会いも例外なく、、、拍子抜けするほどサクッと見つけることができた。

大切なのは、やるか、やらないか。

いつかやろう、いつでもはじめられるしね〜と頭の片隅にずっとありつづけたヨガをはじめるのに17年間もかかってしまったけど、今、このタイミングで重すぎる腰をあげてアクションできた自分を素直にほめてあげたい。

すってーーーーー

はいてーーーーー

基本中の基本である呼吸。

超初心者ヨギーの私にとって、この息づかいは、シンプルでいて難しい。

すってーーーーーー

はいてーーーーーー

すってーーー陽を極め

はいてーーー陰を極める

「陰陽のバランスをとることで自律神経を整えてくださ〜い」というコーチのほの甘い美声に導かれながら、すってはいてのリズムをくりかえしていくうちに、気がめぐってからだの内側がポカポカしてくるのが心地いい。


ときどき、息をするのを忘れるほど忙しく、張り詰めた時間を過ごしているときがあるけど、そんなときこそ深呼吸。おへその奥の奥のほうにどんよりたまっている重たい何かを、ゆ〜っくり、それでいて思いっきり吐き出してしまうと、それだけでライフが回復したような気持ちになる。無意識レベルで実践していた深呼吸健康法は、ヨガのそれにも通じるところがあるなぁと、しみじみ実感。

「ため息をつくと幸せが逃げるよ」なんてジンクスがあるけど、私が通っているヨガの先生はことあるごとに「ため息をついて〜」「ため息を吐き出すようにぜ〜んぶ吐ききって〜」とおっしゃるので、誰もが至極ポジティブに、最高に気持ちよく、「フゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ」と、ため息を吐きまくり。80分のレッスンが終わる頃にはスッキリ。息に限らず、ためっぱなしで困らないのは定期預金くらい??なんでもためたら吐き出す、定期的かつ適切に処理をしないと不具合が生じて、しんどくなるのはあたりまえ。

ため息は、いくらでもついていいし。弱音だって吐けばラクになる。

季節の変わり目、とくに秋のはじまりはセンチメンタル。自分のまわりにもメンタルやられちゃってる人が夏より多い気がするけど、みなさん呼吸してますか? 「 呼吸が浅くなってるかも!?」って感じたら、意識して深呼吸ですよ。疲れてる自分、弱ってる心と体に意識を向けて、認めるって大事。

YOGAをはじめて約一ヶ月。

目に見える大きな変化はないけれど、「深呼吸すること」「意識すること」の大切さを実感できているのは大きな成果。

めっきり寒くなってきたのでご自愛を。

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