ひきこもりがairbnbで知らない人を泊めたら

今日はairbnbについてかく。日記チャレンジ3日目。

私は昨年1年間、ほぼ引きこもっていた。
去年は月何回かある定期的な用事以外(*0)、本当に数回しか外に出なかった。


これには2つ理由があって、
(1)留年までしたんだから有意義なアウトプットを出さなきゃいけないし、移動に時間を使ってる場合じゃないんじゃ...というプレッシャー
(2)ほぼ1年間、ソーシャルな場を断ち切ったら人間はどうなるんだろう?という興味


(1)これは別の話で...

(2)今日はこの話。大学の友人や、地元の友人とも全然会わず、ルームシェアしている友人や家族以外と会話することなく、家でPCをカタカタしている時間が増えた結果、半年くらいすると、「実際に出てくる単語と想定している意味が一致しない」という経験を沢山するようになった(いまも)。
たとえば、「カーテン」を「カレンダー」って言ったりとか。

見知らぬ人とコミュニケーションするハードルも上がった。レジの支払いを待ってる時間、どんな態度を取ればいいんだっけ?みたいなことを考え続けてしまう。重症だ。

 ひきこもりライフを1年謳歌して、本当に 目線を合わせるとか、興味ない話題にも笑ってみせるとか、言いたいことも今すぐではなく後で適切な場を選んで話すとか、
そいういうコミュニケーションの基本的なことが脊髄反射レベルでできなくなっていることを感じた。笑おうにもなんかひきつるし、話しかけられて反応したくても口がうまく動かないとか


思考の偏りも感じた。自由な時間が多いので、延々と一つの社会問題を考え続けることができる。そして自分の考えの論拠となる知識を蓄えていく。

いっぽう、社会との接点は希薄で、反対意見にも出会わないなので、「世の中は分かっていない」という気分が高まっていく。

結果、社会に対する漠然とした怒りが募り、「いっそ...してしまったらいいのでは?」的な極端な意見を持つようになる。あー偏った政治団体に入る人ってこういう感じで生まれるのかな...という納得感があった 

人は隔絶されればされるほど、極端な意見を持つようになるのだ



そんなわけでそろそろヤバイと思い、ベクトルを反対にふってみることにした



多様性とコミュ力の国・アメリカを1ヶ月旅行した(それは別に書きたい)。

そして、旅行から帰ってきてからは、自分の家をシェアルーム形式でairbnbのホストとして貸し出し、旅行客を泊めた

そして毎日日記を書くことにした(この記事)

airbnb。

それは、コミュ力強者にのみ許されたサーヴィス。

「暮らすように旅しよう」がコンセプトで、ふつうのローカルの人の家に転がり込んで、ホテルより安く、楽しく旅しようというサービスだ。

https://youtu.be/jODDvghb_1s

airbnbのコンセプト動画では、泊めてくれた家の人々とギターでセッションする様子を流すなど、ホスト側(部屋の主)とゲスト側(旅行客)の交流をアピールしている(*1)。

このように、airbnbはキラキラしている。


なので、ひきこもり明けの自分には抵抗があった

が、
アメリカで30日ゲストとして家々を渡り歩いた結果、

(1)知らない人を有料で家に泊める」ってことに対するハードルが限界まで下がった 
(いい意味でも悪い意味でも、世界のairbnbホストは私が想像していたより適当で、いわゆる”おもてなし”が必須の条件でない&旅行者がairbnbに必ず求めるものではない ことがわかった。ゲストはホストの家のルールや暮らし方を尊重する ー 食器も自分で必ず洗うなど、airbnbは何でもしてくれるホテルとは全く違うものであるという不文律がairbnbユーザにあるのを感じた)

(2)多少は英語を使う日々で英語力が鍛えられた気がするので、せっかくつけた力を保つべく、英語を使う機会を作りたい

(3)異なるバックグラウンドの人と会い続ける機会は自分をアグレッシブにしてくれるなーと痛感した

こともあり、airbnbをホスト側としてやってみることにした。

※ ちなみに、日本でairbnbはもう供給過多でオワコンと言われているようだが、それは個人投資家などがビジネス用途で無人の部屋を貸し出す場合であって、airbnbではいくつか部屋タイプがあり、そのうちのshared room(同じ部屋を共有する)タイプの物件の供給は全然不足していると思う。本当にホストと交流したいタイプの旅行客はshared roomを好む、が ↓

といっても旅行から帰ってきて10日くらいで、泊めたのもまだ数人程度なのだだけど、

なぜか、アート系のアメリカ人の旅行客の方ばかりが泊まった。半年アジアを旅行している芸術大学の院生の女の子とか、出張で東京に来た写真家など


シェアルームなので夜は同じ部屋にいるから、自然と会話が生まれる。1日1~2時間くらい会話したと思う。


これ、英会話講師のマンツーマン3000円で換算したらすごいお得だ。鍵の受け渡しが面倒だからスマートロック(アプリで鍵を開けたり、鍵を期限付きで共有できるようにする)をドアに導入するのに3万円かかっちゃったけど、全然もとが取れる。


30代のアメリカ在住のプロカメラマンなんて、ふだん絶対話さない人種だ。彼は休日はバーテンダーをやっているといい、おちょこと酒のガイドブックを持ち歩いていた。ハイセンスな人で、ファッションモデルにしか見えない。表参道と渋谷を歩いたらスカウトされまくったらしい。
「周辺のディスコとか、夜遊びスポットを教えて」って言われたけど一つも知らなかったので答えられなかった・・・ごめん


芸術大学の院生の女の子は、スティーブ・ジョブズが中退したのでおなじみリード大学を出ており、そこの学生のボヘミアンでパンクな生活の話はとてもおもしろかった。

彼女の大学では卒論を燃やす文化があるらしい、この画像を見せながら話してくれた

(ちなみにこの写真で学生は仮装をしているのではなく日常的にこんな格好らしい)

彼女は1週間ちかく宿泊して、随分と話したので、いなくなった後は喪失感があった 今もちょっとさびしい すごく優しい子だった


・・・


airbnbの旅行客は、ローカルと交流したいという意思を持って泊まってくれるので(私の家のタイプがshared roomだからというのもあるだろう)、こちらが拙い英語で話しかけても気さくに答えてくれるし、日本について色々質問してくれる


家に知らない人が寝てるのも、最初は物音を立てないように気遣ったりするのに疲れたが、だんだん慣れてくるもんである


そうなってくれば、レジのお姉さんとどう喋るか程度のことに緊張しなくなってくる


家から出なくていいというのも、ひきこもり的生活をしてきた人間にとってはとても楽だ。家で帰りを待っていれば向こうから帰ってきてくれる


というわけで、まとまりのない文章になってしまったけど、ひきこもり明けのairbnbとても良い気がする!という話だった。最近めっきりコミュ力が下がった気がするという方は矯正してみてはいかがだろうか (*2)



日記チャレンジ3日目、挫折しかけている午前1時。



* 0) 定期的な用事も3つしかない。思想文化学科の卒業のための単位取得に週1回の通学、未踏IT人材育成事業の月1,2回のミーティング、ベンチャーキャピタルを運営する@Anritさんと学生の月1回のメンタリング

*1) 理想はこうあれども、アメリカでは体感8割の物件はビジネスairbnb
つまり、ホストが家に滞在しない無人型airbnbとか、本当は他人を家に入れたくないのでコミュニケーションは最低限にして鍵だけ渡されてそれ以外全く顔を合わせないでテキストメッセージでやり取りするといった形式だった。ビジネスairbnb考察は面白そうなので別の話で書きたい

*2) マンションの規約の確認と管理人への連絡は必ずすべきです。また無人での貸し出しはリスクが高くオススメできません。更に6月からは法的に届け出をした物件以外のリスティングが排除されるようなので、手続きが非常に煩雑なこともあり、学生のコミュニケーション目的での小規模運営だと非常にきついものがあるかもしれません。

#日記 #airbnb #英語 #ぐだぐだ 

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kansiho

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