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コロナと神様が告げる新しい時代の鍵

せっかくnoteを始めたものの、実は途中まで書きかけては結果投稿していないものがたまりつつ、気づいたらこの歴史史上初とも言える全世界的パンデミックが起こり、ここNYでは都市封鎖・自宅待機開始から3週間が経った。

この3週間で起きている変化は、自分の外側だけではなく、内側でもかなり激しくて、整理するのが追いつかないまま、文字通り怒涛です。

しかし、ビザ更新の勝負年として重要なクレジットになるはずだった大型イベント出演が軒並み中止になり、アメリカでの全収入が絶たれていった当初こそ、不安と恐れの渦に飲み込まれて息ができなくなりそうだったのだけど、もうどうあがいてもしょうがない、と腹をくくれてからは意外な心境の変化が待ち受けていた。

「できないこと・失ったもの」から「できること・あるもの」へフォーカス。

もちろん日々飛び込んでくる情報をキャッチ・精査することは大事なのだが、「失ったもの」にフォーカスすると、不安無間地獄で、心身が持たないことが自粛早々わかり、否応無しに
「活動が制限されている今だからこそできること」「これからの将来のためにやること」へとフォーカスするようになった。

すると、今までやりたいのにできなかった、人生の整理整頓というか、仕分けみたいなことが起こらざるを得なくなった。

**個人的なアメリカでの音楽活動における仕分け

**

外でのイベント出演は貴重な経歴と収入源だったけど、それは、ゼロから始めた移住生活3年目、ファンベースがゼロすぎたので、日本での実績とスキルを今すぐ活かしながら少しでも多くのオーディエンスの前で歌って、まずは存在を知ってもらうという、草の根的な、ステップとしての活動であり、またビザ更新数ヶ月前に差し迫ったデッドラインに向けての短期的な課題でもあった。(アメリカでどれだけ仕事があるか、つまりどれだけ税金を払えるかがビザ更新の最重要ポイントなので。)

このデジタル移行時代に、この年でゼロから、アナログ世界一売上の日本から移住し、アメリカで音楽活動を始めるのは、思っていたよりずっとずっと地味に困難で、この2年のほとんどが、ファンどころかまず友達を作りながら活動方法を自力でリサーチしながら試行錯誤・・・の連続だった。

デジタル時代のDIYミュージシャンの活動方法というと、アメリカでは驚くほどたくさんのハウツー情報商材が溢れかえっているので、その気になれば様々なアプローチを学ぶことができるのだが、ここで私が陥ってしまったループ。

・活動の場を作るために情報収集。
(その過程で必要な人脈を探す)× (英語コミュニケーションに苦戦)
・EPやシングルを作るために情報収集。
(その過程で必要な人脈を探す)×(英語コミュニケーションに苦戦)
・リリースするものを売るために情報収集。
(その過程で必要な人脈を探す)×(英語コミュニケーションに苦戦)

まず兎にも角にも情報と人脈がないために、毎回そこを探すことに四苦八苦せねばならない、そもそも根っから「数字に弱い感覚派人間」なので、全プロセスに付いて回る「英語で情報収集」にものすごい時間とエネルギーを取られて疲れていた感があった。

NYではシステム上、日本のようにライブ活動がファン開拓にならないため、アホみたいに街に繰り出して人脈を作りつつ、デジタル戦略のための情報収集をしないと、ライブでいいパフォーマンスしても、何をリリースしても新曲を書いても、ほとんど誰にも聞いてもらえないじゃん!!

という厳しく虚しい現実を目の当たりにしも目の当たりにしてきた。

日本でやって来た音楽性のままで戦う選択肢もありっちゃーありなのだが、同じことをアメリカに来たからこその、新しい音楽性に挑戦したい野望が強く、音楽的な意味でも、英語力の問題で、歌詞が思うように書けなくて、曲が降って来て歌詞を完成させられず、忙しい日々に流されるように過ごして来てしまった。

やるべきことは多すぎる。やれることも多すぎる。
多すぎる故にほとんどが全然やれた感じがしない、というストレスや「なんでできないの私!」という自分からのプレッシャーで疲れていた。

そこで、唯一の「日本で培った私」をそのまんま発揮して喜ばれて収入を得ることができる機会である、コンベンション出演が全滅したわけだが

様々なショックと不安から避難するように、深呼吸を繰り返し、「今だからできること」「事情はともあれ、本当の本当に自分がやりたいこと」にフォーカスするようになった。

お金が稼げない時だからこそ、お金ではなく、心基準で見直す

いつも「やらなければいけない」ことを優先せざるを得なく、「いつかやりたい」と思っていたことはなんだろう?

つまり

「もし全くお金に困ることがないとしたらやりたいこと」であり

「もしお金が全くもらえないとしても人生でやりたいこと」

と問えば、間違いないと思った。

それは、明らかに「自分が歌うためのオリジナル曲を書き、歌う」ことだった。

この2年の奮闘を経て、ランダムに見つかっていた無数の点たちが、今年に入って急激に線で結ばれ始め、それは脳内のシナプスが徐々に繋がれ、回路が繋がっていくのと多分同義だ。(英語力の意味でも。)

ずっとスランプで書きかけては詰まっていたのが、1月〜3月の間だけで急にたくさんの曲が書けたので、腰を据えてこれらを完成させていこう、と思った。

そして、「新曲をどんどん書いていいよ」と自分に許可を出したら、魂が歓びのためにざわざわし、きらめき始めた。

それから、1月に「歌が圧倒的に上手くなりたい」という願望が爆発したのも今の流れへの予兆だった。
移住直前から、人に教えることを解禁し、個人レッスンを開始していましたが、(YouTubeでも「しほりボイトレ講座」配信中。)やればやるほど、「なるほど!この練習法超いいじゃん!」なんて発見することがたくさんあり、楽しくなってしまった。

もともと残念ながら自分がさして卓越した歌手だとは思っていないのだが、新しく発見をするほどに、自分の下手さにがっかりし、もし自分が努力をしたらどれだけ上手になれるのだろうか?
と、理想の自分像に思いを馳せるようになったのだ。

本当にお恥ずかしい限りなのだが、正直、プロ歌手歴18年目、自分が思うほど上手ではないことをずっと知っていながら、日本ではそれ以上に歌唱力を磨く必要性に問われることがなくて、「ちゃんとはできてないけど想いが伝わってるからいいか。」と、かなり怠けていたな、と猛省した。
特にここ10年は作家業の忙しさにかまけて、たまのスタジオ仕事と隙間隙間でなんとか入れるライブ以外、ほぼ開店休業状態だったので、練習なんか全然できてなかった。

今こそ、「いつかの夢」に光をあてよう

この機に「人生で本当になりたい自分」を改めて考えた時に、そんな理想の自分に近づけるための努力に、時間とエネルギーをほぼ全く費やしていなかったことを思い知り、心から悔やまれた。

その時々に「優先せねばならない」と思う現実的な理由があり、それらを言い訳にして「いつかタイミングが来たら・・・」と機を伺っているつもりで、その願望を尊重してこなかったツケが、

今の、「活動が思うように行かない」という現実なんだな、ということを思い知らされたのです。

(逆に、作家としては、すごく努力もして時間もエネルギーも全身全霊で注力していたので、そりゃあ成果出たよね。とも思った。当たり前だった。)

15年も前から、そういう生き方で後悔したら意味ないよ!って歌を歌って来てるのに、なんてこった!ガーン!

さて、そんな絵に描いたような人生の矛盾に翻弄されていたところ

コロナ騒動です。

直感が告げる「ノアの箱舟」襲来

昔からなんとなく、時代の流れの予感を感じるのが得意な私。

2008年くらいからすごいざわざわしてて、

「今人類が一刻も早く意識を上げないと、でっかいお試しが来る。意識が変わるか変わらないかで、年々二極化が進んで、ノアの箱舟が来る。それに乗れるか乗れずに沈没するかという時が来る。」

ということを、身近な友人によく語って来て、2011の大震災や近年の自然災害連発に、「ああ、ついにノアの箱舟来てる。。」と言っていたのだが割と「日本」がどうなるかという目線だったので、今回のコロナパンデミックには、「そうか、もう世界全部、地球全部でノアの箱舟なのか。」

と、ハッとしました。

地球が変わる時が来たんだと思う。

なので、「ビザ更新どうなるんだろう?」とか、「このまま経済が止まったままで家賃とかどうするんだろう?」とか

これまでの価値基準で目先の予定の心配をするのでは全く予想もつかないし、多分これまでの常識では測れない、全く別の時代になってしまうんだなと。

新しい世界を生き延びていく鍵

世界でこれまで「当たり前の常識」とされて来たことが、ことごとく覆されていく。だとしたら、これから生き延びていく鍵は、

「いかにこれまでの当たり前の常識を外して、変われるか?
他人やお金のためでなく、自分の魂の目的のために生きられるか?」

だと思う。これは、100%あってると思う。
子供の頃から、「なんで社会の仕組みはこうじゃないんだろう?これはおかしい!神様はそんな風に作らない。」と疑問に思う制度が多かった。
教育システムや、仕事のあり方、幸せへの価値観、そう言ったものだ。

近年時代が大幅に変わり、当時の疑問が解決されるような流れが起こっている。
そして、今コロナ禍で人類が突きつけられているのは、この人類史で初で最大のお試しだと思う。

本当にあるべき姿に進化せねばならない時ですよ。
結構待ったけどもう、タイムオーバーなので、強制的にチェンジしてください。

そういうお知らせです。

ちなみに、去年末の忘年会で知人に
「そんな直感的なしほりん的に2020年はどんな年になると思う?」と質問されての私の回答は

「うーん、多分、今までの社会の常識がガラッとひっくり返ってしまうような変化が起きると思う。
例えば私ずっと音楽一筋!の人生を送って来たけど、え?それになるの?っていうくらい意外で、全く別の肩書きになったりするかもしれない。」

というものでした。(こんな形で世界中が一気に強制変化になるとは思ってもいなかったけど。)

まぁ、そういう地球目線の視点になってみると、これまでの価値観で、人生で築き上げて来たものが壊れる〜!と不安になってしがみつくのが、ナンセンスであることがわかります。

お金至上主義の破壊、新世界への再生。

破壊の次に再生が来る。

これまでの、お金至上主義、権力至上主義も破壊されていくでしょう。

お金のために自分を犠牲にする時代がついに終わる。

子供の時からそんなシステムはおかしい、と思っていたけど、なんとかそんなシステムの中でも上手くルールを学んで適応して生きて来られた。

でも、もう、そのシステムが基礎として働かなくなる時が来ているようです。

どうせしばらくほとんどのことが思うように動きません。

すでにコロナの影響を受けないか恩恵を受ける形でオンライン化していて波に乗れている人以外は、大幅に生き方を見直さなければなりません。

でも、全員にとって未知だから、色々試行錯誤や失敗してもいいし、どうせ全例がないから上から文句を言われる割合も低い。(いいね!)

今までの土台で考えたらしんどく、不安で、絶望的に感じることも多いかもしれないけど、私の直感が告げるには、

だからこそ、自分の心がにっこりする生き方をすれば間違いない。

ひっくり返った世界の、答えはないようですでにある

わかりやすい正解が周りにないのが不安ですが

間違いようのない正解が、あなたの心にあります。

ずっと無視して来たり、「そんなわがまま許されないよ」とか「綺麗事じゃ食べていけないよ」なんて、押し込めて来た本当の夢。

これからの未来は、逆に

「その心にある夢や歓びたちを優先しないと、上手くいかないし、お金も稼げない。」

そんなひっくり返った世界になると思います。

あらゆる言い訳をやめよう。

自分のために生きよう。

お金じゃなくて歓び基準で見直してみよう。

常識や社会システムの見直しの方が時間かかると思いますが、地球の変化に、どうせ社会システムも引きずられて変わらざるを得なくなっていくと思います。

今の、身動きが取れない間に、次の時代の準備をするのです。

どんなに破壊されてもお墓に持っていけるものがある。

いつかお金がたまったらやろう、時間ができたらやろう、

状況が整ったらできたらいいな。。

そんな風に心の押入れの奥深くにしまってあった夢を探してみよう。

今までは役立ったけど、もう使えないものにはしがみつくのをやめよう。

古い常識前提の現実に、私も負けたり流されたりたくさんして来たけど
それはそれでいい勉強だったし、そのおかげで得られた友人や経験がちゃんと残ってるから、よかったのです。

それらはお金と違ってお墓に持っていけますよ。

私たちはラッキーだ。

こんな人類至上初の、大きな変化を目撃することができるのだから。

かなりあっちこっちいって、長く読みにくい文章になってしまって恐縮ですが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

私も、コロナであれこれ止まってリリース準備が進められませんが、この機会に、おうちで歌の練習や新曲制作に励んでみます。(新曲作りのおまけにこんなのも作ってみました。「アナと雪の女王-Into the unknown-29ヶ国語+サイレン カバー」)

自粛は、もはや自分のためだけではなく、みんなで取り組むことで社会全体の危機を防ぐことが目的ですから、しばらく不便だけど、身動きが取れない今だからこそできること、こんなにひどい状況でも今失っていないものを見つけて、嬉しさを1cmずつ足していきましょう。

今はその形が見えなくても、自分の心と日々に積み重ねる何かが、必ず遅かれ早かれ形になります。

世界は変わります。破壊を経て、良い方向へ再生します。

私たちは今、破壊を嘆くこともできるし、未来への再生に胸を踊らせることもできます。

何を選ぶのか?
それは自由です。
ただし自分にしか選択できません。
誰かが決めた何かに従う時代は終わります。

でも、みて。

今、世界中が一つの方向に向かって、よくなるように取り組んでいる。これが、新しい時代の、神様からのガイドライン。

だから、今から一緒に始めよう。試行錯誤しながら、自分のために歓びのために選択する毎日を、今から始めよう。

コロナ疲れに、癒やしほりもどうぞ。

しほり。

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