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理屈でこんがらがるくらいならまず体感して理屈抜きに覚えた方がいい。〜専門用語ゼロ!世界一わかりやすいボイトレのススメ〜

ボイトレの人じゃないけど。


21歳から、ずっとスタジオ歌手として、シンガーソングライターとして活動している私は、
企業秘密的な意味と、願掛けの目的で「人に教えることを仕事では絶対にしない主義」で長年きたのだが、(逆に裏で無料で色々教えたりしてた。)
アメリカに拠点を移すタイミングで、主に英語問題をベースにかなり大幅に歌唱力を学び直しアップデートを図らねばならない、と思い、現状持ってる知恵や知識は、日本の音楽業界への恩返しができたらと思い、移住する前後に初めてプロ向けボイトレ個人レッスンを解放。
YouTubeでもゆるゆる発信を始めたら、「目から鱗が!!」「今までどこの先生に習ってもどの動画を観ても解決しなかった問題が一発で解決しました!!」など、自分が思っていた以上の反響がたくさん届くようになり、
ボイトレの専門家じゃないのに、アーティストチャンネルがほぼボイトレチャンネルみたいになってしまった(笑)

https://www.youtube.com/channel/UCJ3GcsHqWz0JbXlbzMvPW7g


そのトレーニングで、本当に歌がよくなっているのか?


私自身は若ーい頃、2人の先生に習っていいことどころか弊害が多くて辞めて以来、一時期3年間基礎発声専門の先生に基礎発声のみをがっつり学んだ以外は長年基本独学主義。レコーディングやライブの実践からがしがし叩き上げで学んできた。

その上で、どうしても自分ではわからない疑問が湧くと、ピンポイントでそれを聞くために単発でレッスンを受けることがまれにあるくらい。

主に渡米して以降そのスタイルで自分で学びながら発見したことを次々シェアしてます。
のですが、たぶん超オリジナルでどこでも聞いたことないような情報だらけだと思います。
私自身も経験したし、音楽業界にいて「本当にいいトレーナーは日本にはほとんどいない」というのが残念ながら、常識と認識されてきた歴史があります。

それを裏打ちするように、世の中には間違ったボイトレの方法や、それを学んでも歌がよくならないよ!(むしろ個性を失ったり喉を痛めるなど弊害のが大きかったり。)
ーというような情報があまりにもたくさん溢れていて、たくさんの歌手が迷子になっていることが、人を教えるようになってまざまざと見えてしまった。


理屈理屈、専門用語、なにそれ?おいしいの?



歴代生徒さんは、セミプロ前後層が多くて、やはり上記のように様々な先生に習ってきたけどどれもしっくりこなくて、ボイトレ難民になっている人が多い。

私は誰かから学んでいない分、「専門用語」みたいなものを何も知らなかった。
生徒さんの方がいろいろ詳しく知ってるんだよね(笑)
で、「何それ?」って聞くと、有名なボイトレの方法で、こうするんですよー、と教えてくれたりするのだが、その方法が、ちょっと、今すぐやめて!!喉に悪いから!!
というようなものが多かったりするのだ。
いやー、そりゃ解決しないよ!

どんだけ専門用語知ってたって、結局体感できてないんじゃ、全く歌には1mmも役に立ちませんから。


そして、YouTubeからも視聴者さんからたくさんの質問コメントが寄せられるようになり、それを見てると
勉強してる方ほどやたら専門用語に詳しくて、私よりはるかに詳しい人が多いこと!!

最近は、その方がどういう状況かっていうのを文章読めば、もう何が原因でどうなってるのか手にとるようにわかるようになってしまったのだが、そういった難民さんたちに共通しているのが、

専門用語や論理に囚われすぎて、頭でっかちになり、何が正しいのかわからず混乱している。
そのせいで無駄な力みが悪化している。


ということ。



歌を学ぶ本当の目的ってなんですか?


あと、個人的に最も腹が立つポイントが・・・


それらの試行錯誤による混乱、腑に落ちないまま問題が解決しないレッスンを続けることによって、もともと大好きで始めたはずの歌が、楽しくなくなってしまった。

と悩んでいる人が多いことです。

ピアノでも歌でもなんでも同じだと思うんだけど、これって一番悲しいことだと思いませんか?

歌が大好きで、みんなに感動してもらいたくてとかね、最高にワクワクする動機と目的で始めたはずなのに、眉間にシワを寄せながら、歌うたびに喉を痛めて、回復してはまた痛めて。
ステージで歌っている時には「ああ、またここができなかった、声がうまく出なかった」と自分にがっかりしながら、反省しながら。
歌が憂鬱の種になってしまった、というんです。

そんな歌が、お客さんの心を感動で震わせることができると思いますか?

私が一番大事だと思うのは、これをひっくり返すことです。

必ず最初にするのが、「自分はここがダメだ、あれができない、この声が好きなれない。」そういったストレスフルなメンタルブロックを取り除き、
歌で何を伝えたかったのか、なんで歌いたいと思ったのかを思い出し
もともと持っているいいところを見つけ出し、過去の歌い方で強固に身についてしまった余計な癖と、間違ったイメージを正しく変換し、裸の声に戻します。(←ここが私のメソッドの中心)

そして、これまで誰かに「その歌い方はダメ!」など言われてきたダメダメを、ことごとくいったん全部忘れてもらい、
裸の声と、性格や、ゴール、そして魂の性質をみて、その人にしかない個性として磨いて伸ばしていきます。

ね、全員同じ教え方なんて、ならないんです。
全然個性が違うんだから。



ボイトレの本来の評価ポイントとは


もちろん、専門のトレーナーさんとしては、専門用語や正しい解剖学的な見解など把握していないないといけない面はあると思います。
でも、「歌を伸ばす」という点においては、専門用語や難しい知識を知っているかどうかは、全く、ほぼ100%関係がないのですよね。(100とは言いませんがほぼ、とは断言します。)


現に歌が下手くそでも、とんでもなくファンの心を震わせてしまうプロ歌手もたくさんいる。
私自身、別にそんな激ウマじゃないので余計言えるんですけど、「歌で魂を震わせる」ってことならマジ自信がある。
なぜか?

私が世界に伝えたい情熱に、心を燃やし震わせていて、それを歌に替えてステージから届けることに、命をかけてきた人生だから。


だから、そんな歌を歌えるようになるには?ということを教えることにかけて、私はプロのトレーナーではないけど、確信を持てるのだ。

そして、長年音楽業界にいるけど、私の周りの素敵なアーティストさんたちも、音大卒とかでない限り、なんとか筋とか、なんとかボイスとか、難しい理屈を知ってるって人、ほとんどいないだろうなーと思う。

何それ?
って人が大多数じゃないかな?
(どうですか?知人友人先輩歌手の皆様?)

先生が知ってることには意味があっても、必ずしも生徒が知ることには意味があるかどうかは甚だ疑問です。

私が思いっきり理数系がダメな感覚系人間で、今でもそういう専門用語がずらっと並んでるボイトレの解説を見ると、正直全く意味がわからなくて頭が「ぴーーーーーーー」となります。

プロ歌手19年目の私が理解できないのに、アマチュアの人がよくこんな難しいやり方で学んでるなあと驚きます。

YouTubeに寄せられた質問で、また聞いたこともない用語が出てきたので
「ん?何それ?」って珍く他の方の動画とかいろいろみてみてリサーチしてみたら、

いくつ観ても全然意味がわからなかった!!(爆)

というか、みたかぎり、その方法を知っていても歌の良さにはそんなに影響しないどころか、力みを促進し、喉をいため、頭がこんがらがって余計に混乱する絵しか描けない。。

でも、そういった混乱や喉周りのトラブルを悪化させるような情報があまりにたくさん出回っていて、なんだかめちゃくちゃ腹が立ってしまった。
そりゃーみんな混乱もするよ!

正しい知識を教えることより
生徒さん目線で正しく理解できるように、説明できる方が重要なんじゃないかなあ。
似たようで、未来が全く変わります。


歌手にとって、専門用語を並べ立てることに意味なんかないし、(正直私が見ても全然理解できない)
頭で考えれば考えるほど頭と意識が喉に集中して筋肉が硬直するんで、いい歌を目指すにあたって害悪にしかならないのです。

精神的ストレスも、喉の締めに大いに影響しますしね。

それより、用語なんかいっこも覚えなくても
理屈なんか全くわからなくても、まずできる感覚を体感して
「あれっこんな楽に声出るの!?」ってね。もう全部理屈すっとばしてできるチート技いくつもあるんです。

体で体験して、意識と体のずれをそこにすり合わせていけばいいの。
ね、正しく理解するのに専門用語いらないから!

マジ一瞬で解決します。

もっと理解した方がいい理屈は、「歌」という楽器そのものの作りとシステムがどう働いてるか。

そこで専門用語や筋肉の名前なんか覚える必要はゼロ。
そんなことより歌詞の意味や、伝えたい想いについて考えた方がよっぽどいい歌につながります。

変な情報ひろめて歌手たちを混乱させないでよー!
って思ったよ。いくつか動画みてさ。


現役歌手、まだまだ発展途上です。


まあ私、トレーナーじゃなくてただの現役歌手なんで、そういう専門的な勉強は全部すっとばして実践の中で自分で発見してしてきたアイディアをお伝えしてるだけなんで、がっつりそこ界隈に入っていく気はゼロではありますが
(不快に思われる方もいらっしゃるかもとは思いますが、もし生徒さんが喉を痛めずにめきめきうまくなってるならそのやり方で正解だと思うので、私とアプローチが違っているとしても何も問題はありませんし、成果が出てないなら、ちょっと本当にそのやり方でいいのか?見直してみてほしいです。)

どっちかというと、私は、先生ではなくて
現役歌手として共に学ぶ立場
代表、みたいな感じだから見えること、わかることってのが多いんだろうなと思ってます。

プロの現場でも、誰も正しい解決法を知らなくて、アドバイス出来る人がいなくて密かに困ってる人たちもいろいろ見てきたしね。
(そして自分も長年その一人であった。)

私自身、マイペースに次々何かを発見しながらアップデートしてる学びの発展途上で
まだまだ歌も下手くそで、くそー、ダメだなあとか悔しがりつつ、ちょっとずつ磨いてる段階なんで
みんなで一緒にまなぼーぜ!みたいなね。

そんな感じで、ストレスではなく、喜びとともに多くの人が歌を楽しめるようになってほしいなって願ってます。

というわけで、ついにしほり流ボイトレ講座が、電子書籍となって発売されましたので、何か歌がしっくりこなくて悩んでいる方はぜひチェックしてみてください。

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https://www.amazon.co.jp/dp/B08L6RD21S/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_voDJFb2B3W2JN

この本も、書いた後にまただいぶ新しい発見があって、また続編で更なる情報を書きたいなーなんておもってますが、たぶん読むだけでも歌変わると思うんで、興味ある方はぜひチェックしてみてくださいね!

はー。熱血失礼いたしました!

しほり。


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