見出し画像

3週間も夫婦でいるって、旅中喧嘩はしないのか

こちらの宿のオーナーグレゴリーに言われました。

”日本人で3週間も旅する人(時間が作れる人)を私は知らない。珍しい!行く場所決めてないというのもね、面白い!興味があるね!”と。

そうですよね。日本人で取れても夏休みは1週間から10日。お金はあっても、時間をとれる人はまずいない。

うん、たしかに。

前提として、私たち夫婦は自分たちで会社を経営していて、雇っている従業員もいないので、仕事のボリュームを自分で決められます。夫はITの会社の社員でもあるのですが(パラレルワーク)幸いにも、有給という概念はなく、リモートワークもOKで、自分で給与を決定するなど斬新な取り組みをしているので、今回こういう夫婦旅が叶いました。

で、できるできないでいうと、我々には”夫婦で夏中海外で過ごす”ということができる環境なわけです。


もしなんの制約もなければ何したい?

という問いはコーチングでは良く出てきます。

圧倒的に多いのが、
世界中を旅して巡りたい!です。

同時に人間はそこに自分で制約をつけて、そうしないことを選択して生きています。コーチングではサボるの語源、サボタージュとも呼びます。

▶︎お金の余裕はあるのか
▶︎収入の目処はたつのか
▶︎長期間留守にしても仕事は大丈夫なのか
▶︎周りへの影響は?
▶︎子供はどうするのか?


1人で行くにも、2人で行くにも、この問いはたちます。でも1人じゃポキっと折れてしまう事でも、2人やチームの共有ビジョンを描き握り合っていると、このサボタージュであり、エッジに対して”どう乗り越えようか”とうう事を考え出すプロセスから関係性は育まれるんだと思います。

世界中を旅する、やってみたらどうなるの??
という素朴な疑問が湧きました。

そういうわけで、私達は3年前くらいから、毎年お互いの夢をビジョン化しあって、共有し、更には2人夢もビジュアル化することをずっと続けてきました。なので、その中で、”デンマーク”というキーワードは何度か出てきてました。

そのワクワクする夢の向こう側を共有していると、サボタージュがなくなるわけではないのですが、直視することがそこまで怖くないというか、まあそうだよね、くらいに共にいられるようになります。

色々なことが解決して、準備が整ったから行くことを決めたわけでもなく、「行くことを決めたら」ものが進んでいった、というのは事実です。そういうことはなかなか誰とでもできるとは思っていなくて、こんな夢のまた夢にたいなことを言っても笑われず、応援してくれるから実現できたんだと思います。

とはいえ、我々夫婦はとってもタイプが違うので、

コペンハーゲンの空港でまず夫がすることは”SIMの設定”だったりするし、私はそういうことには、日本語であっても超苦手です。

私「この電車ってどうやって乗るんだろう?」

とつぶやくと、、、

夫「・・・・・・。(インターネットで調べている)」

夫「このカードを購入して、チャージすると乗れるみたい」

とか調べてくれたりします。(調べ終わった頃には、私はもう他のことに意識が向いていることがほとんどですがw)

夫が宿についてちょっと部屋で休んでいる間に、私が宿のスタッフさんに「洗濯機かしてくれませんか?」とか言って2人分の洗濯物を持って洗濯機の使い方を教わりながら、何か手伝うことある?とか言って、夕食の準備をちゃっかりエプロンまで貸してもらって厨房で手伝っている私がいたりするわけです。(社交性の部分は私の持ち味ですねw)

まぁそんなこんなで、2人でいることで丁度いいことってたくさんある。旅って、とても楽しいけど、毎日が”いつもの領域の外側”で結構疲れたりします。だからこそ、チームとして機能できることってとっても豊かじゃない?と思います。


夫婦で会社を経営しないまでも、夫婦で一緒にチカラを合わせて何かやる経験は、関係性を育むと思います。

関係性がいいから、仲がいいから、一緒に旅行するというよりは、”一緒に何かを成す経験”が関係性を作るのかなと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?