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ガストのハンバーガーを発見

彼女はsioの感動ハンバーグを食べるためにガストに降り立った。
鳥羽周作。彼女はシェフを尊敬していた。だから、彼女の作る料理は塩味勝負が多い。野菜はふっくらみずみずしく蒸す、肉はじゅわっと香ばしく焼く。彼女がそれだけで御馳走だと気付いたのはシェフのおかげであった。

さて、ここからの話は彼女が感動ハンバーグに感動しに行ったら、思いがけず「ガストバーガー」なるものに心奪われた話である。感動ハンバーグは悪くない。十分に美味しかったのだから、君は悪くない。

ガストのハンバーガーはチーズイン。まずこれが彼女にとっては点数高め。中に閉じ込めてそのまま熱されるのだから、とろーりとろとろ、肉汁と愛し合って固まることを知らない。お肉は厚み十分、直径彼女の左手パーほど。本当に大きいお姿に、彼女もまん丸お目目を見開いてインパクト受けましたを体現していた。最後に最後に、ふっかふっかのバンズ。「ふっくらしっとり焼き上げた」そうだよね、説明の通りだよね。

彼女は大きなひと口を頬張った。お口の右端にケチャップを付けてほっぺたを落としていた。

また食べに行こうね。

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