舞台デビューから今日まで#2014年22歳


2014年はズタボロ修行の年だった。
劇団の公演やイベントも多かったし、自分の劇団以外の公演もあった。

とりあえずどこでも、事務所に入れないようならこの仕事は諦めなさいと親に言われたので、
昔やってたADの仕事のツテで、エキストラや広告案件が多い事務所に入った。
しかし、私はモデル体型でもなんでもなかったため仕事がなくてすぐにやめた。
その直後にバラエティ系や有名舞台の案件があると誘われて別の事務所に入ったが、そこでもほとんど仕事はなかった。

このとしは事務所はさておき、個人でとってくる仕事は舞台だけでなく、ダンスの仕事やネット配信(ノーギャラ)もあったから
常に稽古してるか本番してるかバイトしてるかという感じ。
この頃はよく風邪ひいてたし、インスタント食品ばかり食べて栄養のバランスも取れていなかったので
心も不安定だった。

でも、自分の劇団以外の人と接することでいろんな事を学べた。
YOUTUBE「本能寺の変」でブレイクしたエグスプロージョンさんや、吉本のダンサーさんたちと仕事でご一緒させていただいてたのもこの頃。
とても楽しかった。
外部の先輩にはきちんと敬った対応ができるんだけど、
身内は芸歴上の人しかいないのに、なんか友達みたいになっちゃって、それで主宰とかによく怒られてた。

あと、たった数回舞台に出ただけなのにもう芝居ができるような気になってて
演出家にダメだしされるとムカつくようになってた。
あほです。

この頃は前年と同じく、「劇団で売れよう!」という所を目指してたから、
どこに売り込みしようとか、稽古の運営どうしようとか、グッズの売上を伸ばそう!とかを試行錯誤してた。
ガッツいてたから、業界の人が集まる飲み会と聞けば必ず顔を出してフェイスブックの知り合いを増やして、
あわよくばその人たちに舞台のチケットを買ってもらおうと思ってた。

公演前になると、せっせとありとあらゆる人にフェイスブックやラインで舞台の案内を送っていた。
もちろん、ほとんど返信はこない。

まず、一般の人から見て公演自体が魅力的じゃなかった。
有名な人が出てるわけでもない。
有名な戯曲を上演するわけでもない。

よくわからない、一回飲み会であっただけの小娘の舞台を見たいと思うなんてなかなかない。
よっぽど何かオーラがあったり、下心で抱きたいと思ってたりしない限りは基本ない。

「チケットを買ってくれそうな人、仕事をくれそうな人だから繋がる」
ではなく
「人と人とで繋がる」
という当たり前のことが私にはできてなかった。

とにかくチケットを買って欲しい。
自分の劇団を観て欲しい。
観たらきっと好きになってもらえる。

そう信じて、必要以上にぶりっ子して撮った自撮りをせっせとツイッターに載せていた。
それを見た業界の人から仕事の依頼が来るかもしれない。
そんな夢見たいな事を思いながら。

売れてる感を出すために、バイトをしていることは隠していた。

フォロワーは増えた。
だけど、舞台を実際に見に来てくれる人はほんの1、2人。
ツイッターを見ている人はただ、可愛い女の子(偽装含む)の画像が見れればいいんです。
飲み会と同じく、よっぽど何かオーラがあったり、下心で抱きたいと思ってたりしない限りは基本ない。

私は仲間を尊敬する事が出来ない事が多くて、
よく主宰に『もっと人を尊敬しなさい』と怒られていた。
自尊心が低い人間は、自分を大切にできないから、人のことも大切にできないのです。
人らしくない私に、人らしい芝居をするなんて、到底無理だって事は、この時理解できてなかったな。

この年の12月、舞台の本番期間中にシェアハウスに引っ越しました。
当時は一人暮らしを始める初期費用の貯金がなかったので、
月3万5千円で渋谷に住める部屋を見つけたので即決。
当時、神奈川の実家と稽古場の往復で3時間以上かかっていたし、
月の交通費も3万円ぐらいだったので、
この金額で東京に住めるなら時間もお金も有効利用できるかなと。
1LDK7畳に、見知らぬ女性10人が暮らすシェアハウス。
マンションの一室を改造した部屋で、自分のスペースは四方を板で囲われた二段ベットの上だけでした。

天井が落ちてくるなんてことも日常茶飯事。


舞台に出まくってる先輩たちがたまらなく輝いて見えてた。
たくさん舞台に出られることが嬉しかった。
でもずっと疲れが取れなくて具合が悪くて肌もボロボロだった一年でした。

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働きながら、お客様満足度の高いステージを作るために日々研究をしています!小劇場全体が盛り上げたいです。将来は役者やタレント達が芝居しながら企業でバイトするための紹介会社を作りたいと思い資金作り中!応援していただけると嬉しいです。

ありがとうございまんじ!
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一億総タレント時代を安全に生き抜くヒント

性被害や借金と隣り合わせ/アイドル活動、ライブ配信、舞台役者、撮影モデル等 誰もが発信者、タレントになれる時代。 だからこそ増える危険。 どうやって嗅ぎ分けて、どうやって安全に過ごすか。 5年間いろんなところに足を運んで学んだことを共有します。
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