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はじめての御朱印旅 伊勢神宮②

自慢ではないが、私は晴れ女だと思う。

旅に限らず外出するタイミングで、雨に降られることが極端に少ない。
天気予報が数日前まで雨だったとしても、当日にはギリギリ降らずに曇りで留まることが本当に多い。


伊勢に参ったこの日も、そんな具合で、降りそうで降らない曇り空だった。


外宮への参拝を終え、自販機で小銭を作り、バスに揺られて内宮へ。

ずっと「ないぐう」だと思っていたが、「ないくう」が正しい読みらしい。

なんとなく可愛らしい響きだなぁと思う。

内宮は、外宮より人が多かったが、時期が時期なだけに人混みというほどではなかった。


鳥居をくぐり、手水で手を清め、順に参拝する。

やっぱり伊勢神宮内の空気は、静かで、澄んでいるような気がした。

外宮の御朱印所はそんなに並んでいなかったが、内宮は、流行りのタピオカよろしくわりと長蛇の列になっていた。

最後尾に回って私も並ぶ。

並んでいる人は女性が多いように感じたが、年齢も性別もまちまちといった感じで、御朱印集めという趣味は世代を超えて楽しめるものなのだなぁ、としみじみと感じた。

自分の番がやってくる。

宮司さん(であっているのだろうか)に、御朱印帳を開いて渡す。

やはり、さらさらと紙を滑る筆さばきは見惚れるような優雅さであった。

こうして、無事に外宮・内宮両方の御朱印をいただくことに成功した。


お参りが終わると、ここからがこの日のメインである。

おかげ横丁へ向かい、話題の塩スプレーを購入し、赤福を食べ、牡蠣を食べ、ビールを飲んだ。
私は、『美味しいものを食べることこそが、旅の醍醐味だ』という信条なのだ。

高級じゃなくてもいい、食べたいものを食べて、おいしいと感じることが大切なのだ。

そして締めに伊勢海老を食べ、ビールを飲んでから、帰路へと着いたのである。

高級じゃなくてもいいとは言ったものの、やはり美味しいものにはそれ相応の代価が必要なのだ。

伊勢海老は、最高に美味しかった。

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