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実は知らない!?麻疹情報

今、流行の兆しをみせている「麻疹」(はしか、ましん と読みます)
「あーなんか…聞いたことあるけど…あれでしょ?子どもの病気でしょ?」
「そういえば昔おばあちゃんが麻疹にかかった子の所にいってうつしてもらっていってたような…」

ちょっとまってください!この麻疹…実は大人もとても怖い病気なんです。
今日は「実は意外と知らない!?麻疹のこと」を8枚のマンガに纏めてみました。よろしければお読みください。

※こちらのマンガ、相川晴先生に医療監修をうけており、
マンガ内に使った画像は弁護士さんに見ていただき「引用」にあたるとの判断を頂いております。

麻疹を治す薬がない…!

現在においても麻疹にかかってしまったら麻疹そのものを治す薬はありません。
唯一、有効なのが麻疹にかかる前に

MRワクチン(麻疹・風しん混合ワクチン)
または
麻疹単体ワクチン
または
MMRワクチン(おたふく・麻疹・風しん・混合ワクチン)
を打つことです。

個人的には風しんも予防接種が重要な病気なので
一挙に免疫を獲得できるMRワクチン、MMRワクチンをおススメします。
厚生労働省のHPには


麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの予防接種をすることも効果的であると考えられています。接触後5、6日以内であればγ-グロブリンの注射で発症を抑えることができる可能性がありますが、安易にとれる方法ではありません。詳しくは、医師とご相談ください。

ともあります。もし麻疹患者さんと接触した場合は早めにワクチンを打つことも有効のようですが
なる前にワクチンをうつのが一番だと思います。

集団免疫

麻疹は体の中に十分な抗体さえあれば基本かからない病気です。
(万が一かかったとしても軽傷ですみ、重篤化を防げます)
個人個人がしっかり免疫をもち、病気に感染しなければ周りに広げることもない。
広げることがなければパンデミックもおきない。
パンデミックがおきなければ事情があって今弱っている人も守れる。

沢山の人が免疫を持ち、今事情があって免疫を獲得できない人に
感染症を持ち込まないようにする…これは集団免疫と名付けられる方法だそうです。
自分の体を守ると共に、周囲の事情があってワクチンをうけられない人も守れる。
集団免疫は社会の95%の人が免疫を獲得した時、社会全体で流行を防ぐ力が発揮されます。
各個人がもつ小さな免疫が集まって大きな免疫の壁となって流行をふせぐのだそうです。

これをもっと小さな単位(家族や近親者)にしたのが「コクーン戦略」です。
まだ予防接種前の赤ちゃんなどに濃厚にかかわる近親者が免疫を十分にもつことで
赤ちゃんへ病気をもちこまないようにする。
免疫の繭です。

集団免疫はいわばこの繭の拡大版、免疫の輪といえると思います。
一人ひとりが免疫をもつことにより大きな壁となって人を守る戦略です。

健康な大人だからこそ救える

普通に生きていれば「人を救う」なんて大それたことに出会うことはありません。
でも…MRワクチンを接種するだけであなたのその免疫で救われる命があります。鉄壁の免疫の壁が今弱っている人を救います。
もちろん自分も麻疹にかかりづらくなります。
今の大人はMRワクチン1回接種の世代が多く
ちょうど麻疹・風しんに対して免疫が弱くなってきてる世代です。
健康な大人だからこそできる…このチャンスよろしければ少し考えてみてもらえたらとても嬉しいです!

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