制作ノート:STEP2

ご無沙汰しております。NOVAKです。

だいぶ前回から間があきまして、ナゾガク2015の参加も決まったりました。
このタイミングになったのは、裏のボスに勝手に大賞直前宣伝のために書けと言われたからです。

本当に人使いがあらいです。

今日のお話は、STEP2のお話です。プレイされた方にはわかるかと思いますが、STEP2は、推理のお話です。

(ちなみにSTEP1はこちら>https://note.mu/shikake_ya/n/n559250fe3b75)

では例によってネタバレ改行・・・

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まずこちらをご覧ください。

何かわかりますか?
なんとなく想像がついた方はSTEP2のこと、かなりまだ覚えてくださっているうえ、かなり勘がいい方ですね。

この写真は、最初にナゾガクの下見にいった際に撮ってきたものでした。個人的に周遊はその場所である意味が大切だろう、と思っていたので、なんとかナゾガクにもともとあるものを利用したいと思っていたのです。

ただ、何に使うのか決めてなかったころ、打ち合わせでとある話になりました。アーサー・C・ドイル卿に捧ぐ、的なものを出すべきかどうか、という論争が2人の間でくりひろげられたのです。
不思議なくらいこのことを議論して、結局出すことになったのですが、それを使うなら、何かそれを利用できないかな、と考えました。

そのときに脳裏に浮かんだのがこの写真でした。
ACDを、矢印の向きにずらすと・・・Aがこれ以上前に進まないとすると、ABE!
実はこのとき顧問の先生の名前は、「あべ」でした。まあ、モデルが誰かはさておき。

でもAを前にずらしてAってのはうーん・・・それならまだ・・・ZBE?
ってことで、先生の名前が変わることになったのはSTEP2をクリアした方ならわかるかと思います。

さて、この問題が出来たあと、とある問題にぶちあたったのでした。

ACDが、←←→ で、 ZBE・・・あれ???
写真と・・・矢印が・・・逆・・・?

まったく確認してなかった僕は、さあ、あの水道管をどうテキストに組み込もう、あそこにどう誘導しよう、とか考えていたのですが、そもそも逆だったのです・・・。これに気付いたのが、確かきたむらさんにデバッグしてもらったとき。

そして、そうじゃなくても説明が苦しかったのに、「逆にシフト」とか無理くり足したのが次のデバッグ。
としなりさんとみやびさんにやってもらったときでした。当然、難しい上ややこしくて解けない。

これは・・・あかん、とデバッグの次の日だったかな、すっぱりとあきらめました。写真をすっぱりすて、苦しいけど、←←→というシフトの向きを文章に書くことに。

そういう経緯もあって、この部分はプレイされたみなさんにはいろんな言い回し含め、混乱を招いてもうしわけないです。
(実際Zが何を示すか悩んだ上に、ああ!ってきづいたときのリアクションも何人も見られたのでうれしかったのですが)

さて、まあ謎はおまけです。STEP2は推理です。どうやって犯人を特定するか。

最初に考えたのは、「アリバイパズルにはしたくない」ということでした。
アリバイ崩しって、そんなに楽しくないんですよね・・・。

だから、まず、アリバイ以外にできることを・・・と考えるものの、なかなかアイディアは浮かばず・・・まずは、RoseとLeon以外のメンツは結局アリバイで消去できるように組み立てました。

そして、Roseをどう消すか・・・。

でも、すごく複雑なトリック等は、フェス型の周遊に間違いなく向かない。そもそも現時点で向いてないレベルのテキスト量なのに。

それに、推理ってなかなか確実にこれ、という答えを出しにくい。もし出せるならそれはパズルになってしまう。

なので、キレイではないものの、2つの条件を確定ポイントにしました。どっちを軸に推理してもらうかは本人たちに任せるとして。

ひとつは、twitterによるアリバイ。これはtwitterアカウントをこっそりひそませておく方式です。これは以前使った手法でした。

去年の12月、しりんぐさんとやった、謎の飲み会、というイベントでも使った手法でした。(流れはこちらのお気に入りに>https://twitter.com/spaceship_i/favorites)

その際にtwitterを利用して前ふりする、というのが結構自分としても楽しかったので、またやってみよう、と。それで思いついたのが、Roseのグルメ日記(twitter)でした。

そして、アリバイとなるべき日に、僕がその店に実際に行き、つぶやいてみよう、と。

ただ、これは厳密にいえば、偽装は可能です。実際は僕がやってるわけで。ただ犯行はその前から計画できなかったはずで、アリバイ工作は難しいはず・・・なんですが、そんな簡単な理屈は通らないでしょう。推理イベントにおいては。

なので、もうひとつ考えたのが、謎解き的な発想での推理、でした。
1年前に彼らに何があったのか・・・そのあたりに何かなかったか。
そこで見つけたのが、1年前の設立記念日と、その日はいつなのか、という話題のずれでした。この話題のずれをずれたまま見てしまう人と、本当の答えを知っている者で分割できるか・・・特定できるはず。

もうちょっとうまい表現はなかったか、という後悔はあるものの、僕はこの日にちのずれは、謎解きメインの方々に提供する推理、としてはこれぐらいでよかったのでは、と思ってます。

特に、実際周遊された方の多くがカレンダーが、2013と2014がめくれるように重ねられていることに気づき、あれ?これは・・・?ということで推理されていました。これは推理としては邪道なメタな手法かもしれませんが、謎解きになれた方々にはよかったのでは、と思いました。この点は、周遊であるメリットになったと信じています。

そんなこんなでできたSTEP2ですが、たぶん、賛否両論だったろうな、というのは感じています。納得いかない、という方はごめんなさい。でも、予想以上に一発で正解された方は多かったのでほっとしてます。推理は難しいですね。

余談ですが、つい先日、Team:anxiousさんの「ミステリー作家殺人事件」に参加させていただきました。推理イベントです。
その際、終わったあと、ナゾガクでの推理イベントは難しかった、ということを主催者の方がおっしゃってました。そして、
「フェスに推理はあわない!」
と。

強く僕もうなずきました。でも、だからこそまた挑戦してみようと思います。他に誰もやんないでしょうし。

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