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何食わぬ顔をして不死鳥が戻ってきてサツマイモをよこせと要求しきた話

皆様、大変申し訳ありません。当初の予定通り、私は皆様に謝罪をしなくてはいけません。何を謝罪するのかはこちらを見ていただくと分かる通りです。

ファミリーDOGフォトグラファーのシカマキです。
吉祥寺・三鷹・武蔵境・西東京を中心に活動している、
あなただけの大切な日を、大切に撮影する、「来てくれる写真館」シカマキ写真館です。


不死鳥、蘇る。


指定された時間に病院に電話を入れ、うちの犬の様子を確かめることに。実はあれから一度病院に出向き、入院中の愛犬に「面会」というのをしてみたのだが、私が酸素室の前に立った瞬間に、食べていたゴハンから顔を離し、私に向かって


「おい、何してんだよ!こっから出せよ」

と吠え始めた。君ね、入院する直前なんて、少しでも吠えたら心臓発作が起きるぐらいの調子で具合を悪くしていたのではないかね。そんなに何度も吠えたらまた心臓が破裂するんじゃないか、、と、面会時間も早々に切り上げた、いや、切り上げざるを得なく、周りにいた看護師さんから苦笑を買っておりましたが。。。


あれ?もしかして、元気を取り戻している・・・?

電話を入れたら、健康な犬に比べると呼吸は早いけど、家に帰れるレベルになりましたよ〜。お迎えに来てくださいね。とあっさり言われた。
私は引っ張り出してきた、愛犬を入れる予定の棺桶(という名前のダンボール)をもう一度引っ込めた。

マジか、本当にヒメが蘇った・・・・。


やっぱりヒメはいつでもヒメ。しかも死の淵をさまよいつつも「女王」にランクアップまでしていた。


ヒメというあだ名は、まるでヒメのような傲慢な、、いえ、不遜な、、、いえ、なんと表現したらいいのか日本語では見つからないような態度を取るから私が勝手に「ヒメ」と名付けています。本名は「さくら」なんです。そして、その名前はSNSを通じて広く伝わり、最近は初めて会った方ですら「ワンちゃん飼ってますよね?ヒメちゃんでしたっけ?」とまで言われるぐらいの浸透ぶりになっています。

ヒメ気質を出してくるのは、特にゴハンの時間。好きなものしか頂きません。ペットフードは好きなものしか欲しくないし、そもそも、ペットフードはお湯でふやかし、その上に新鮮で程よく熱の通った鳥のささみの肉が乗っていて、ささみ肉を食べ終えると、せっせと召使い(きっと私のこと)が新しいささみ肉を載せていくから、それを食べながらフードも一緒に食べていく、、というのがヒメ式お食事のルールなのです。

もちろん病院では、召使いはおりません。

看護師さんの手を散々焼かせた模様でした。

「食べムラがありました(苦笑)」
「好きなものしか食べませんでした(苦笑)」
「手でフードを与えると、渋々食べてくれました(苦笑)」

みんなのコメントに(苦笑)のオンパレード・・・・(涙)


この年末のいっそがしい時期に、看護師さんの手を借りてゴハンを食べるヒメよ。あの禰豆子柄のマスクをした看護師さんは優しそうな方だったけど、他にやることもあれば、仕事納めのためにバタバタなはずなのに、その一人を10分ぐらいキープしながらゴハンを食べるとは、、、大変申し訳ありませんでした。。と、まるで「どんな教育をされてるんですか?」と学校で先生に怒られて顔を下にしか向けられないような保護者になっている気分でした。

手からじゃないとゴハンを食べない患者。。面倒くさい、、!!
大変申し訳有りませんでしたっ!
出入り禁止患者にしないでください・・


常にご主人(旦那)を隣にキープしたいヒメ


家に帰ってきたとしても、常に酸素室に犬を入れておかねばなりません。しかし私の姿を見るたびに「で、新しいサツマイモは手に入ったのか?出してみなさい、食べてあげるから」としつこく目で追ってくるし、ご主人が席を立つたびに酸素室から飛び出る始末。あなた、命の危機が迫っているんだけど!!と何度説得しても、そりゃ犬だから分かりもしません。神妙な顔はするのですが、ただのポーズです。

今も、ヒメが昼寝したからとシャワーを浴びにご主人。席を外して5分ぐらいでヒメが目覚めてしまいました、、。と、そこに、ご主人が髪の毛から水滴を垂らしながらダッシュで戻ってきました。なんという献身ぶり。今、私もパソコンの前で微動だにしてはいけない状態でおります。まさかの年の瀬に、私達の動きがほぼ制限されるような事態になるとは思ってもおりませんでした。


薬はサツマイモにくるむべし!


少しぐらいは犬を飼っている方に対して「お役立ち情報」でもお伝えしましょう。薬を嫌がる犬たちもたくさんいると思いますが、我が家は「サツマイモ」で乗り切っております。

1)できるだけ糖度の高いサツマイモをダイス状にカット
2)電子レンジで蒸す
3)すり鉢でペースト状にする

これだけで大丈夫です。

まず、サツマイモを小さく包んでボールを作り、いくつかテストで食べさせ、その中に錠剤を仕込んだボールを入れておきます。勢いがついた犬は、サツマイモを丸呑みしながら、うっかり薬も丸呑みしているという流れです。

巷では、はちみつに入れたり、粉にしてヨーグルトにしたりと苦労されている話を聞きますが、うちもすべてそれはチャレンジし、そして、断念しました。最後に行き着いたのが、このサツマイモ方式でした。サツマイモ(と鳥の)神社があったとしたら、毎日お礼参りをしたいぐらいの感謝の気持ちで溢れております。ありがとう、サツマイモ。

最近は、薬を飲むときにサツマイモを食べれると学習したらしく、私が薬の袋をガサゴソ触っていると、


「ちょっとその薬、貸してみ♡ 飲んでみてもいいよ〜♫」と


サツマイモ欲しさに、薬を飲みたがるようになりました。
オイ。


そんな我が家、なんとか3人で年越しできそうです。
ここに書き綴るしかなかった私の想いを読んで頂きありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

良いお年を

めでたし、めでたし・・・??

※ネット線が混んでて写真がアップできず。文字ばかりで申し訳ありません。。




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