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【11/14追記】旅客機クラスタが教える!『SEVENTEEN 'FOLLOW' THE CITY JET』の追いかけ方

大変だ!SEVENTEENと17周年のスターフライヤーさんがまさかのコラボ!
というわけで、「飛行機は良く知らないけど、一目みたい!」というCARATのみなさんのために、旅客機クラスタによる『SEVENTEEN 'FOLLOW' THE CITY JET(以下"セブチジェット"とします)』の追いかけ方解説記事を書いてみました!

※11/14追記箇所には、【11/14追記】と記載しております


公式情報まとめ

公式のツイートは以下の通り。

なおこの記事は、主に「機体を見たい」という方に向けています。ツアーの詳細には触れません。
【11/14追記】
ツアー詳細が出ましたが、ツアーも日時が自由に選べるタイプで、セブチジェットに確実に乗れるようにはなっていないため、運用を読むのは難しいですね。

公式情報で重要なポイントは、スターフライヤーの特設情報に書いてある以下の3点です。

■運航期間:2023年11月12⽇(日)〜2024年3月31日(日)
■機材:エアバスA320 型機(機番:JA27MC)
■就航路線:スターフライヤー国内線にて運航便を固定せず全路線にて運航予定
※当スペシャルジェットの運航スケジュールは非公開となりますので、ご了承ください。
※就航開始日および運航期間は前後する可能性があります。

「運航スケジュールは非公開」のため、狙って見に行くことは容易ではありません。ただ、「全路線で運航」ということは、スターフライヤーのすべての就航都市(羽田、北九州、福岡、関西、中部、山口宇部)で見れるチャンスがあるということでもあります!

セブチジェットに出会う方法

どれくらいの確率で出会えるor乗れるの?

スターフライヤーは現在11機を保有しており、そのうちの1機がセブチジェットになります。
単純計算で、ある便に入る確率は1/11です。

羽田、福岡、北九州は、比較的スターフライヤーの便が多く、毎日10往復以上の便が発着します。
特に羽田は、中部~福岡便以外のすべての便が発着するので、1日中空港にいれば、出会えるチャンスはかなり高いと言えるでしょう。
逆に3~6便しかない中部、関西、山口宇部では、出会うのが難しくなってきます。

運航スケジュール
https://www.starflyer.jp/timetable/

注意しなければならないのは、一般論として、旅客機はたとえ故障などがなくても、整備のために全く飛ばない日があるということです。
ただしスターフライヤーの場合は通常の整備は夜間に済ませているようで、同じ機材を何十日も連続で運用している傾向があるので、その確率は低いと考えられます。

旅客機はアプリで現在地や運航履歴がわかる!

上記のように、狙った機材に乗る・出会うのは難しい旅客機ですが、旅客機の現在地や過去の運航履歴を見ることができる「flightrader24(以下FR24)」というアプリがあります。PCの場合はブラウザで見ることができます。

旅客機には通称"レジ"と呼ばれる登録番号があり、個々の機体をそれで識別することができます。
セブチジェットのレジは「JA27MC」なので、まずこれを覚えましょう。
JA27MCで検索をかけると、セブチジェットの運航履歴、そして運航中であれば現在地も見ることができます。
※運航履歴をどこまで遡れるかは会員ランクによります。

例えば、通常の商業運航をしていた10月下旬の履歴をみてみると、10/28は1日に6回、北九州・羽田・福岡・大阪の4空港で離着陸していることがわかります。
また9/4~9/16は一度も運航していません。これは1,2年ごとに行うC整備を行ったと考えられるので、セブチジェットとしての運航期間に大規模な整備は予定されておらず、ほぼ毎日運用されることが期待できます。

FR24で見られるJA27MCの運用例

実際にセブチジェットを見るには

それでは、FR24のアプリを駆使してセブチジェットを実際に見に行くことを考えてみましょう。
セブチジェットの機種(A320)の場合、離陸に向かって移動を始めるとすぐにFR24で現在地がわかるようになります。この時点で、行先や到着予定時刻も表示されます。

目的地に到着した旅客機は、乗客や積み荷を降ろす、給油、次の運航の準備などで、30~40分程度空港にいた後、次のフライトに向かいます。

つまり、行き先がわかってから、飛行時間+30分以内にその空港の展望デッキに辿り着くことができれば、確実にセブチジェットを見ることができます。
また中部・関西・山口宇部であれば出発空港に戻る便に必ず入るため、空席があれば狙って乗ることも間に合わないことはないです。どうしても乗りたい!という人には一つの方法になるでしょう。

セブチジェットの出発時に通知を受け取るには

FR24は有料会員になると「カスタムアラート」を設定することができます。アラートを設定すると、セブチジェットが出発するタイミングで通知を受け取ることができます。特に指定した目的地のアラートをつけておけば、最寄りの空港に来るタイミングで見に行く、ということも可能です。
一番安いシルバー会員で大丈夫ですし、7日間は無料で使えるので、集中して見れる時期だけ登録して解約するのも良いと思います。

設定例①
セブチジェットが出発するたびに、通知を受け取ることができます。
Reg.(=レジ)に「JA27MC」と入力して保存してください。

セブチジェットが出発するたびに通知を受け取る設定

設定例②
行き先が特定の空港のときに通知を受け取るための設定です。特に地方に住んでいて、地元の空港にセブチジェットが来るタイミングを知りたい方にオススメです。

まず、設定例①で一旦保存します。
その設定を編集すると、オプションが出てくるので「Dest.(=行き先)」を選択し、TRIGGERに3文字の空港コードを入力します。図のNGOは、中部の例です。
これで保存しておくと、セブチジェットがが中部に向かうときだけ通知を受け取ることができます。

スターフライヤーが就航している空港コードは以下の通りなので、最寄りの空港で設定してみてください。
羽田:HND 北九州:KKJ 福岡:FUK
中部:NGO 関西:KIX 山口宇部:UBJ

セブチジェットが名古屋に出発するたびに通知を受け取る設定

【11/14追記】少しでも見る確率を上げるには

スターフライヤーの機種は2種類あり、セブチジェットはWi-Fi非対応になります。
スターフライヤーで航空券の予約を検索したとき、Wi-Fiマークのある便には絶対に入らないので注意しましょう。Wi-Fi対応の便は日によって違うので、Wi-Fi対応の機材が来ない日に空港に行くほうが、見られる確率はアップします。ただし予約画面は当然ながら搭乗できない便は表示されないので、前日にチェックすると良いでしょう。
なお、Wi-Fiマークの無い便でも、セブチジェットが来る確率は1/10です。


セブチジェットを見るのにオススメの場所

空港まで行く場合、空港によっては展望デッキ以外にも旅客機を見られる場所がありますが、セブチジェットを見るには展望デッキをおすすめします。

理由① 展望デッキ以外の場所だと、風向きによって運用が変わるのを理解していないと見られないことが多い

理由② 特別塗装は主翼の上側にあるため、低い位置から見ると全員が見えない
例えばこちらは、羽田空港に着陸に向かっている嵐ジェットを下から撮影した写真ですが……せっかくの塗装が下からだとよく見えませんね。推しが見えない……となると悲しいと思いますんで、離陸前後の飛ばずに移動もしくは滑走路を走っているところを、真横か少し上から見られる場所、となると展望デッキがベストです

下から見た嵐ジェット

なおどの空港も夜間の滑走路は暗いです。ゲートのそばでは塗装が見えると思いますが、ゲートを離れるとかなり見えにくくなると思いますので、なるべく朝~夕方を狙うことをお勧めします。
また極端な早朝や深夜は展望デッキが閉まります。関西以外はスターフライヤーの機材を見るには十分な時間帯になっていますが、心配な方は、空港の公式ホームページで開放時間を調べてからお出かけください。

各空港の見やすさや展望デッキ以外のウォッチングポイントは、ぜひ調べてみてください。

なおA320は小型機なので、展望デッキから撮ると小さくなります。
カメラで撮影したい方は、できれば手持ちのレンズで一番望遠がきくもの(35mm換算で300mm以上)を持って行くことをお勧めします。

羽田空港

羽田空港はターミナルが3つあり、それぞれに展望デッキがあります。すべて入場無料です。

スターフライヤーの機材がよく通るのは第1ターミナルの前なので、第一ターミナルの展望デッキに1日中張り込んでいれば、ほぼ確実にセブチジェットを見られると思います。

スターフライヤーがよく通る場所は第3ターミナルからも見えますが、第1ターミナルに比べると距離が遠くなってしまいます。
第2ターミナルは目の前にB滑走路がありますが、スターフライヤーの機材が使う頻度は低い滑走路なので、見られる確率がかなり下がってしまいます。

羽田空港第一ターミナルの展望デッキ

北九州空港

私は行ったことがありませんが、小さな空港なので、展望デッキで離着陸する機材はすべて見れるでしょう。
有料(大人100円)ですが、足湯があるそうです。

福岡空港

国内線と国際線にそれぞれ展望デッキがあり、入場無料です。
国際線のほうはアクリルの窓越しになります。

スターフライヤーの機材が近くを通るのは国内線のほうなので、基本的には国内線がおすすめです。
ただし午後は逆光になるので、時間帯によっては望遠レンズがある方は国際線ターミナルから順光で映したほうがいいかもしれません。
国内線~国際線間の移動は無料連絡バスがありますが、待ち時間も含め時間がかかるので気をつけてください。
滑走路は1本なので、距離や光線を気にしなければ、どちらのデッキでも離着陸する機材をすべて見ることができます。

中部国際空港(セントレア)

展望デッキ(スカイデッキ)から滑走路が日本で一番近い空港で、入場は無料です。滑走路は1本なので、展望デッキにいれば離発着する旅客機をすべて見ることができます。

関西国際空港(KIX)

展望デッキ(関空展望ホール)はターミナルと別のビルにあり、1Fのバス乗り場①からバスで移動するという点が要注意です。
また、開放時間が10:00~17:00ととても短いので、1日4機くるスターフライヤー便のうち最後の1機は見られません。
また空港のアクセスがよくないのに、羽田から短時間(85分)で着いてしまうので移動が厳しいなど、セブチジェットだけを狙って見るにはやや不向きな空港となっています。
バスも展望デッキも無料ですし、ホール内のショップ等は充実しているので、狙った機材が来なくても楽しめる、という方にはおすすめです。

山口宇部

「送迎デッキ」という名前で展望デッキがあります。
展望デッキに行ったことはありませんが、小さい空港で滑走路は1本なので、離発着する機材はすべて見られます。

まとめ

以上、初心者でもできる飛行機の追いかけ方をご紹介しました!

より詳しく知りたい方は「○○空港 展望デッキ」「○○空港 撮影ポイント」「○○空港 運用」などで検索すると、情報が出てくると思いますので、ぜひ、最寄りの空港でセブチジェットを見るのにチャレンジしてみてください!

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