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【2020年の総括】今年のやったこと、まとめました

こんにちは、noteに投稿するのは久しぶりですが、みなさん元気に年越しできそうですか?
僕は年末にバンドのミーティングを控えている他、特に予定もないので静かに2021年を迎えそうです。

さて、毎年1年間の総括をしているので、今年も2020年に何があったかを思い起こしつつ、総括していこうと思います。

【1月】メンタルを壊す


手帳アプリを見てみると、21日にライブがあったらしい。
そうだ、平日だからみんなスーツを来て、仕事カバンを持った上で楽器を持ってきたんだ。
社会人バンドって、いつもこんな大変な思いをしてるのか?と、専業音楽家とはまた違った苦労に、尊敬の念を抱いた。
その日はわくくんの家に泊まって、そのまま出社したけど、その日も疲れた・・・。

それから、この月の終わりから休職しました。
心療内科で「適応障害」という診断をもらったんだけど、いわゆる「鬱病」と違うのは、辛さの根元、ということらしい。「生きること」そのものが辛いのが鬱病、「仕事」とか人生の中の特定の事柄だけ辛いのが「適応障害」、という振り分けなのかな、ということでなんとなく納得した。
現に、休職した初めの頃は風呂に5日間入らず、食べ物も食べず寝たきりだったけども、状況に慣れてきたら平日に遊べる人と遊んだり、今まで通り楽曲制作をしたり、復職するに至るまで特に辛い思いをした記憶がない。
この頃コロナウイルスがぼちぼちニュースで取り上げられるようになってたので、図らずも自粛生活がスタートしたのでした。

【2月】グッバイ、ステイサム


相変わらず休職しながら、惰眠を貪っていたと思う。
手帳をみると、19日に髪をブリーチしている。学生の頃に1回も髪を染めたことがなかったので、ふと、やるなら今なんじゃね?と思い立ったのだった。
脱税した韓国人アイドル、などと揶揄されたりはしたが、したいことをする、という目的は達成できたので俺的には成功だった。
この頃には状況に慣れてきたので、なぜ適応障害なんていうものになったのか考えるようになったのだけど、心に宿したステイサムを捨てたことが原因なんだろうな、という結論に至った。
心に宿したステイサムというのはこちらの記事を参照してください。
のび太がドラえもんに頼らずジャイアンに立ち向かったように、2020年はステイサムの力を借りずに、あらゆるタスクに立ち向かおう、というのが2020年の目標だったんだけど、初月で大失敗したってワケです。
どうなっちゃうの!?俺!?

【3月】離れたとて


3月はHEART LOSというバンドのサポートのライブが2本、tellmoreで1本と、割と忙しめの月だったみたいです。
HEART LOSは、僕が昔所属してた「膝の皿ジャック」というバンドのベーシスト、ナデガタ氏発足のプロジェクトで、トロピカルなフュージョンと、チルアウト系ミュージックのミックスされた素敵な楽曲が特徴です。
2021年は、より大きな動きを企んでいるようなので、何か告知があれば逐一お知らせします。

tellmoreの方はというと、この月にボーカルのわくくんが仕事の都合で東京を離れ、福岡に異動するということで、コンスタントな活動としては一旦最後になったライブでした。
tellmoreというのは基本的にわくくんの言葉やスタンスを軸に楽曲の世界観が展開され、それらを遼太郎さんや僕が技術的、具体的なアイデアで補完していくことが多いのですが、東京を離れるからといって解散するだとか、活動休止するだとか、そういう言葉が一回も出てこなかったのは、彼らしいところです。
あとでまた書きますが、ボーカルが物理的に離れている状況、また、コロナウイルスのせいで迂闊に外に出られない状況でもできることを探し、試行錯誤できたのは、tellmoreにとって2020年の大きな収穫だったと言えるのではないかな、と思います。

【4月】現場の動き


スケジュールアプリをみたところ、ちょくちょくサポートしているバンドのリハに入っているものの、特に大きな動きはしていないらしいようです。
記憶だと、この月の最後の方に休職から復帰したはず。
4月半ばくらいに、休み切ったなあ、と漠然と思い娑婆に戻った次第。
「劇場版 SHIROBAKO」を観たのも大きかったかも。
ああいう現場の動きが観られる作品(アーティストのレコーディングドキュメンタリとか)って結構好きなんですが、なんでだろうって考えたときに、メンバーの工夫やウルトラQ的発想が逆境を覆す瞬間も良いんですが、メンバーに振られた役割が機能して、小さな完了が積み重なっていった結果、プロジェクトが完了していく、という流れにフェチズムのようなものを感じるからなんだな、と気がつきました。「社会の歯車になんかなるな」みたいな言説をたまに目にしますが、あれは大局を観る、ということを知らない、悲しい人間の言葉のなのかも。設定されたゴールから逆算していって、必要な過程であるならばそれは不可欠な要素なわけで、それをつまらないだとか、小さい規模だから、と個人的な好き嫌いで見下してしまうのはもったいないな、と思った次第です。

【5月】動画投稿、始めました


5月は月の4分の1が祝日なわけですが、コロナ騒ぎでどこに出かけるでもなく、何をしてたかまったく思い出せません。
Youtubeに動画を出し始めたのがこの頃だったような・・・

髪を染めた影響が、ここでも確認できますね。

余談ですが、コンスタントに動画をアップしている人、まじですごいと思いました。
こと、音楽系の動画となると、理論的なことは裏をとらないといけないし、練習系の話題は使い古されてるし、なかなか良いネタが出てこなかった・・・。
音楽と作るときは、楽器を触ったり、音楽を聞いてればだいたいネタが浮かぶんだけど、ここが音楽というコンテンツと、動画というコンテンツの違いですね。
他の作品からネタを拝借すること(=サンプリング、オマージュ)が利くかどうか、というのは結構大きな違いかも。

配信もこのくらいの時期から始めましたね、
マイクラで遊んだり、DAWソフトを触ってる様子を晒していました。
配信を初めて間もない頃は、声が小さいとコメントに書かれていましたが、部屋でマイクに向かって独り言を話すという行為には慣れが必要なようです。最近、ようやく自然に喋ることができるようになりました。

【6月】スタンスの違いをすり合わせたい


いよいよ、スケジュールアプリに何も書かれていませんでした。
Twitterを遡ってみると、何やらtellmoreでリモート作曲企画なるものを敢行しておりました。
デモを5月に作って、メンバーに投げてそこからああでもないこうでもないと練り直して、レコーディングの段階でしたね。
ギターのレックは配信をしながらしたみたいです。


余談ではありますが、個人的にレコーディングスタジオでのレック、自分のバイオリズムで進められないので苦手なんですよね。お金もかかるし。
なので、こうやって自室で黙々と考えながらレックできるようになったのは、本当にいい時代だなあ、と思う次第です。

で、こうやってバンドで企画を進めていくとき、たまに企画が宙ぶらりんになってしまう期間があるんですけどここは直していきたいのはそうなんですが、一方で、メンバーそれぞれに生活というものがあるのもまた事実で・・・。
なので、来年はプロジェクトが動いてる実感を持ちつつ、生活を時間的に圧迫しない、良い塩梅のスケジュール設定をできるようにしたいですね。
ここは自分にとって音楽制作がどれくらいのプライオリティを持っているかで変わってくるところで、例えば「寝る間も惜しんで進めたい!」というスタンスを人に強制することは絶対にしてはいけない、とはいえ、「他の趣味もあるしほどほどに」というスタンスを優先すると他のメンバーをヤキモキさせてしまう、二元論では切り分けることができないわけです。

【7月】光がさす方へ、をリリース


スケジュールアプリ、Twitterともに、イベントを確認する材料がありませんでした・・・。
6月にレックした曲のMVが公開されましたね、確か。

この曲は、投げてきたデモの中でも殊更メンバーからの評判がよく、すぐにMVを作ろう、という話になったのでした。
それぞれiPhoneで自撮りをして、それをつなぎ合わせるという、素材数的になかなか制限のある企画でしたが、「完璧を目指すより、まず完成させろ」というマーク・ザッカーバーグの言葉にある通り、とにかくバンドのニュースを絶やさない、ために完成させることを優先しました。
なんとかなって良かった・・・。

【8月】館山はいいところ


なんでこんなにスケジュールに何も書いてないんだろう。
夜通し、地元の友達と館山の方にドライブに行ってたくらいしか思い出せないですね。
あとはちょこちょこコンペに出したり・・・。
あと、現在進行形で進めている個人的なプロジェクトの最初のミーティングが月末にありましたね。これは告知をお待ちください〜。

【9月】TENET


この月にクリストファー・ノーラン監督作品「TENET」を観てますね。(同じ日に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も観てました。)
「インターステラー」を観て以来、ずっと次のノーラン監督のSF作品を観たい、と思い続けていたので、感無量でした。
もう一度見直さないとわからないことだらけなんですが、ボーッとしてたら上映が終わってしまいました。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンは・・・色々いうのも野暮なので言わないでおきます、まあ、いい映画でした。

そういえば、小岩ファンクさんにギターのリペアをお願いしました。
元々ヤフーオークションで、5万円で競り落とした、どこの馬の骨かもわからないボロボロのストラトタイプのギターでしたが、ペグ、ナット、ネック、フレット、トーンポッド、あらゆる箇所を調整してもらい、ちゃんと"鳴る"ギターにしてもらいました。
ついでに、昨今のモダンギターで欠かせないアーミングアップに対応できるようにもしました。
これでもっとアレンジの幅が広がると思うので、アーミングアップありきの曲を作るのもアリかもしれませんね。

ちょくちょく出していたコンペに落ちて、返却していただいた曲をリサイクルし始めたのもこの月だったかな。
トラックメイカーとしての自分と、ギタリストとしての自分のいいとこ取りをするのは当たり前として、今回はゲストボーカルをお招きしています。
現在誠意製作中です、年明け1月からMV撮影もスタートする予定なので、こちらも告知があり次第、お伝えしますね。
去年作った曲たちも気に入っていますが、自分にとってのトラックメイクというのは、今まで言語としての意味を持たせてこなかった(僕は歌うことができないので、持たせられなかった、が正しいかも)ので、人の声が入ったことで、身体性を獲得し、有機的になったような気がします。
そして、この一年でなんとなく考えていたことを歌詞に興しました。これはまたそのうち解説できたらと思いますが、作詞ってほんと難しいですね。
自分にとっては、音としてマッチして、かつ意味としてふに落ちるポイントを当てはめていく作業でした。これもいい経験だった。

【10月】引越ししました


月末に引越しを控えていたので、AmazonとIKEAを駆使しつつ内見など契約作業を進める。(Amazonタイムセールがあったのでポイントが嬉しかった。)

契約を進めていく中で、鍵の交換代は負担する必要がないだとか、仲介手数料は家賃の0.54倍が妥当だとか、知らないと損をすることが多すぎてなんだかなあ、という気持ちになりつつも、無事契約完了しました。
築浅でモダンすぎて、なんか俺みたいなもんが住むにはちょっとハイソすぎる気がしなくもないですが。

会社に勤め始めてから、2年ほど実家の部屋を貸してもらってましたが、ようやく制作用デスクをちゃんと組み上げることができました。
ギターが自分のすぐ横にあって、スピーカーが正しく耳と同じ高さ、距離にくるように配置、鍵盤はキーボードスライダーに収納してデスク上を占領しないようにして・・・。とにかく音楽を作っていく上で、ストレスがない環境を目指しました。
音楽関係の物ばかり充実していて、あまり生活感がない部屋になっていますが(どのくらい生活感がないかというと、一切の調理器具がなく、食事は基本的に冷凍パスタだけという具合です)、簡易的なレコーディングや、ミックスダウンチェックの場として、使っていけたらと思います。
何より、部屋を散らかすのが得意なんですが、今のところは綺麗な状態を維持できているので、このままいきたいところです。

【11月】ピッチ修正とかアレンジしまくった


新居生活1ヶ月目、新居とはいえ、毎日テレワークなので新しい環境にすでに慣れてしまっている自分がいる。

相変わらずコンペ落ちた曲のリサイクルを進めていた。


ボーカルのレックをしてもらい、何回かリテイクのやりとりをしてから、OKテイクを修正していく作業。
ある程度のセオリーはあるとして、そこから先は好き嫌いの世界なので、自分の中にこうしたい、を持って作業を進めなければならない。
まあ、これはボーカル修正に限らず、音楽制作そのものに言えることなんだけど、ときどき自分の正解を疑ったりしてしまうのもまた人間ですね。
tellmoreの方でも同じような作業をしてたのですが、こちらはプロジェクトのイニシアチブとしてはメンバー三人が平等に持っていて、自分の正解と他二人の正解が同じとは限らないわけで、そこのすり合わせが難しかったな、という思い出です。
まあ、こればかりは手探りで作業フローを改良していくしかないんですけどね。これもまた勉強。

それから、とある方のYouTubeチャンネルに出演することになり、撮影に参加してきました。動画の演者は、ライブとはまた違う見え方を意識しないといけないので、これも慣れなければ・・・。
こちらは年明け早々に公開されると思いますので、告知したらチェックをよろしくお願いします!

【12月】ギターキッズになりたい


コンペに落ちた曲をリサイクルした曲、のミックスをするにあたり、waves gold bandleを購入、わかりやすくかかってくれるプラグイン、痒いところに手が届くプラグイン、色々ありましたが、買って良かった・・・!
Logic Pro X純正のプラグインでも、ミックスできるにはできるんですが、追い込むには時間がかかるかなあ、という印象です。もちろん、使えるプラグインもありますが。
ミックスの腕前としてはまだまだですが、わからないなりに続けていく中で、頭の中で鳴っている音のディティールが細かくなった印象です。
どの位置で、どの楽器が鳴っていて、どの帯域を占めているか、とか。
ここはパンニングで揺らしたら立体感が出るな、とか。
このセクションではこのパートが主役だな、とか。
あとは、その音をプラグインでどう再現していくか、が問題で、慣れていくしかないのですが、ここの時間をもっと短くしていけたらいいかな、という所感です。

ただの野良ギタリストだった僕が、作曲、ミックス、マスタリングの領域まで手を出している現状を客観的にみると結構驚くんですが、昔、尊敬しているギタリストの先輩が言っていた「できるに越したことはない」が根っこになっている気がするな、と思いました。
できることを増やしていくことでコントロールできる裁量が増えていき、その裁量を以って、たどり着きたい場所にたどり着く。
エンジニアさんにミックスやマスタリングをお任せするにしても、どうしたいか、を共通認識をもった言葉で伝えられるようになったり、まあとにかくメリットしかないわけです。

一方で、こうやってフォーカスする視点がギター単体から楽曲の最終的な出音に映ると、ギターの実演奏への熱、ギターキッズマインドが薄れていっている気がして、ここを来年は盛り上げていきたいな、と思っています。
悪い意味で落ち着いてしまっては、つまらないですからね。
なんでもそうだけど、やり過ぎなくらいにやり込んで、ようやく人の目についたとき異彩を放つと思うので、弾きすぎなくらい弾いていきたいところ。

【終わりに】


1年間の総括、これでいいかな、書き忘れてることないかしら・・・。
こうやって過去を振り返ってみると、閉塞した状況の中でも、どうにかこうにかアウトプットすることはできてたかな、という印象ですね。よくやった俺。
毎年抱負というか、目標を密かに掲げているのですが、2020年の抱負は「個人名義のアルバムを作る」だったんですよね。
これは全く達成できなかったので、来年に持ち越しです。

あ、2021年以降のイベントのお知らせをさせてください。

①ライブがあります
2020.01.23 SAT
@SHIBUYA CLUB CRAWL
open 18:00 / start 18:30
 CLUB CRAWL pre.「CRAWRhythm」
act アオノオトシゴ/ tellmore/ PLUE/ ねがえり。/ Bamboo

告知1

告知2

早速ね、ライブをやらせていただきます!この情勢ですから、ご無理はなさらずに。

②個人名義での楽曲をリリース予定です。
先ほども書きましたが、ゲストボーカルをお呼びしてのオンボーカル曲です。MVも作成予定なので、お楽しみに!

③YouTubeチャンネルに出演します
詳細を告知して良いのかわからないので伏せておきますが、とある方の動画に出演します、今年ヒットしたあの曲をカバーさせていただきました。

よし、これで書き忘れないかな。
みなさん、2021年もよろしくお願いします!
良いお年を!

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