「自分が夢女子なのかフィクトセクシュアルなのかわかりません」

そんなご相談がよく来る。

そこで考えてみていただきたい。
何故夢女子かフィクトセクシュアルか定めたいのだろうか。

フィクトセクシュアル（フィクトロマンティック）は『架空のキャラクターに恋をする』というセクシャリティのひとつ。

夢女子は上記の意味もあるし、友人や相棒、ライバルなど様々な関係性も含むし、それだけではなくオリジナルキャラクターを創り神の視点で楽しむ場合もある。一般的に言えばオタク活動のひとつ。

どちらがあなたにとって、しっくりくるだろうか。

恋の仕方は様々だ。架空のキャラクターならではの恋の仕方だってある。例えば自分を模したアバターを作って相手のキャラクターとアバターとの恋愛の様子を楽しむとか。

それは夢女子？フィクトセクシュアル？どっち？そう尋ねられてもはっきりと定めることはできない。
傍から見てこれだ！と思われたとしても、自分がそう思えなければ意味がないのだ。

セクシャリティとして定められるのはなんか違う、と思うかもしれない。夢女子の活動をしているけれどなんか違う、と思うかもしれない。

その"なんか違う"という感覚が重要だ。

夢女子とフィクトセクシュアルの違いを述べるなら、「方向性や種類、数や大きさの感情」だと個人的に考えている。

その感情というのはこれまた定められるものではなく、また言葉にするのが難しいものもある。

もし夢女子と名乗ることに違和感があるのなら、フィクトセクシュアルと呼んでみてはどうだろう。
もしフィクトセクシュアルと名乗ることに違和感があるのなら、夢女子と呼んでみてはどうだろう。
もしどちらもしっくりこないのなら、自分で考え調べてみてはどうだろう。第三者に相談してみてはどうだろう。

ハッキリと決める必要はないが、決めた方がスッキリするのなら、一度じっくり考えてみてほしい。