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どうしても自分を後回しにしてしまうので、生活を無理やり変えてみた

しばらく、オンラインショップの更新がなかなかできなかった。この腰の重さは夏バテだけのせいではなかったと思う。その後、生活リズムを切り替えたらかなり動けるようになってしまった。リズムの切り替えに協力してくれて、溜まっていたお皿洗いと掃除をやってくれたパートナーに大感謝しつつ、綺麗になった部屋でnoteを書くことができている。今日はその変化について書いてみます。


「自分だけ」がやりたいことを優先出来ない

「だって、今日は私の好きにしていい日だって思ったから!」

ショップの更新がまたしてもできなかったある日の私のセリフ。なんだその言い草は。と、自分でも思う。でも、確かにそう言った。

「!?」

パートナーは当然のごとく言葉を失う。じゃ、他の日はなんなのか。「自分の好きにしちゃいけない日」があるっていうのか。と当然思うだろう。私が彼女でもそう思う。

なぜなら、私たちはとてもゆるい日々を過ごしている。やるべきこととして決まっていることはなく、それぞれ自主性に任せられている。

私は彼女と一緒にオンラインショップを運営している。店主は私で、商品の更新担当は私だが、ずっと更新が止まってしまっていた。彼女の作品が日々出来上がっていくばかりで世の中に出されない。

あまりに更新できないので、その日は表現方法を変えようかという話になった(物語形式で石や作品を紹介するなど)。でも、結果的にはできなかった。その言い訳の一言だった。

「もう、ウェブショップやめようか。やるやるって言うけど、ずっとできないじゃん。やりたくないってことだよね?インスタとかイベントだけで売ったらいいんじゃないの。」

彼女は私の事を思って言ってくれる。やりたくない事はやらないほうが結果的に成果はでるので、無理やりに頑張るのはよろしくない。という考え方は私も同じで、もしやりたくないのだとしたら一刻も早くやめたほうがいい。

が、困った事に、私はウェブショップがやりたくないわけではない。やりたい。商品をアップしたい。

でも、私は、メールやインスタ、note、twitterなどで話したり読んだりしているうちにどうしてもウェブショップ更新が後ろに下がって、ご飯の時間になり、お風呂の時間になり、寝る時間になってしまうのだった。

不思議な現象だった。

いつもいつも、こうなってしまう。全部やりたいことなのに。私は限りなく自由なはずなのに、しいて言えばお金以外からは自由なはずなのに、いつもいつも「私だけがやりたいこと」が遂行できない。やりたいことやってやるんだ詐欺がとまらない。

毎日、私の好きにしていい日に決まっている。だって、私は会社に勤めていないから決まった勤務時間もないし、一緒に生活しているパートナーに何か約束をしているわけでもない。他の人からも干渉を受けていない。けれど、不思議な事に、私の行動はいつのまにかがっしりと拘束されてしまう。

その度に「本当はそれ、やりたいことじゃないんじゃないの」というツッコミが入る。自分からも強烈なコメントが来る。

いやいや、やりたいってば!
でも、まだやってないだけなの!もうちょっと時間くださいってば!

自分がやりたいことなのか、やりたくないことなのか、わからないまま走り続けるのって結構きつい。もしかすると、私が本当にやりたいことは一生わからないし、一生できないのではないかと思っていた。


自営業に向かない人

私は、自分だけのことよりも他人とのことをつい優先してしまう。パートナーとの会話、パートナーとの食事、家事、猫との遊び、メールの返信、SNSでのやりとり、コメント。これらは全部、私のとってもやりたいことだ。

他人とのことばかりを優先し続けると、どうなるか。

私だけがやりたいこと、つまりショップの作品掲載、メルマガ配信、趣味の執筆、読書などがどんどん後回しになり、枯渇していく。商品数も減り、更新も減り、全てがやるべきことで押せ押せになり、後手に回っていく。

するとどうなるか。

とてもじゃないが、自営はやっていけないだろう。自営って、自分で営業するってことだ。自分で自分の食い扶持を確保しようとする行動だ。つまりそれって、自分を優先できないと、成り立たない。


例えば私がリアル店舗を構えるパン屋だとしたら...

何よりも開店までにパンを焼いて置いてある必要がある。だから、パンを仕込んで、焼きたい。それがパン屋である私の一番重要なことだ。

私は、それができない。他の人とのことを優先してしまうから、パンが焼けない。今本当は仕込みの時間なんだけど...と思いながら、それを言えないまま、かかってきた電話に対応しているような人間だ。


私は、会社という場所にはぜったいに戻りたくないと思っていたけれど。本当は会社員として雇用されたほうがうまくいく人間なんだと、こんどこそ腹落ちした。ほとんどの会社は私よりは私にあたたかいご飯をくれるだろう。

私がパン屋の従業員だったら、私が電話にかかりきりになっていても、別の人がパンを焼く。文句は言われるかもしれないが、クビにならない限りは私が電話にでてしまっていても給料はもらえる。

あるいは、私のようなお節介焼き系人材は企業の中に設置すると便利なことも多いだろう。実際、営業メンバーための資料作りをしていたとき、私は一番楽に役立ち輝いていた。

私は私にとって、ある意味いちばんブラックなのかもしれない。何より、私は会社を作って潰した実績があるのだから、筋金入りだろうと思う。


私は、関係者を増やせば増やすほど、脇見が増える。自分のやるべき事をとり落としていき、身を滅ぼしてしまう。

だから。noteなんてやめた方がいいのかとすら思った。書けば書くほど、読めば読むほど、大事な人が増えていくばかりだから。でも、そんなのすごく悲しい。ここで書き始めて、読んでもらって知り合ったつながりを、自営で生きていくためとはいえ捨て去るのはあまりに悲しい。

そもそも自営で生きていけそうな自信が再びできてきたのは、noteで出会った仲間のおかげじゃないか。


他人を優先してしまう私を、律してもらう

結局、私は毎日のルーチンタスクとそれを実施する時間を決め、グーグルカレンダーに登録し、スマホのアラームをたくさん設定した。

そこで決まっていることより先に、他人とのことを優先してやらない。体が動きそうになっても、我慢する。猫が遊びに誘おうと遊ばない。彼女が掃除をしていようと手伝わない。読みたいnoteがあっても読まない。申し訳なくてもメールを返さないし、いくら嬉しくてもリプもコメントも返さない。と、決めた。基本的にはタスク中はスマホをチェックしないことにした。

嬉しいことに、ここ3日くらいはアラーム生活でいい具合にタスク(ウェブショップ更新やインスタ更新)が終わっていて、それも楽しく着手できていて、先日などは昼休みに空き時間もできて、深夜ではなく真昼間に、読みたかったnoterさんの連載小説を途中まで読むなんていう贅沢まで出来た。

「昼休み」ってなんて最高なんだろう。ここだけぽっかり時間が空いて、午後の仕事を前倒さなくていいなんて。

アラーム生活、しばらく続けてみます。


***

なんだか、今回長くなったわりに不燃焼感、うまく書けてない感があるんですが...もう夜ご飯を準備する時間だから、今回はここまで、ということで。
長くなりました、お付き合いいただいてありがとうございました。

そういえばnoハン会(非公式オフ)までもう2週間もないんですよね....
何も発信出来てませんが、密かにそわそわしています!!!


「ハンドメイド」をテーマにした創作文芸募集企画(非公式)、まだ少し枠あるらしいですよ!っていうか私もまだ書けてなくってこの数日で書きます!上記リンク先で、誰が書いたのか、見れますよ〜!

↑こういうのがまさに自分だけがやりたいこと。優先したいのにされなくなっていく、まさに筆頭でした...!このアラーム生活なら、きっとできるはず...!



ひかむろのヒトコマ*

そんなわけで、超久々の「休日」が実現し...!
ひかむろチーム内ワークショップが開催されました!楽しかった〜!
(ぜひ7枚目の完成品を見てください♡♡)


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