現在も残る残忍な事は何故無くならない?(24)



この投稿は全てのマイノリティ、特にその一つである色覚障碍の人にとっての、バリアフリーの世の中になる事を願って書いています
最近色覚障碍から完全にズレている事が多く、最初にこの一文を入れておきます。
良い世の中にする為という点では同じと思って書いています。


最近ある大国の、最も有名な指揮者が、その国の独裁者と言われている人を、サポートし続けているとかで、世界中の音楽の世界から追放されました。
ここからは僕の感じた事です。この指揮者の音楽を聴いて、人間的な優しさは感じられません。例えば名演と言われるシエラザードという曲では、元々作曲家の表したかもしれない色覚障碍者の僕でも感じられる、非常にカラフルであるが、残忍さを感じました。一方東洋の有名な指揮者からは、それに比べれば物足りない感じもしますが、一定の節度を感じます。やはり生まれ育った環境が人間を作るのでしょうか。
残忍な行為は、僕の最も嫌いなものの一つですが、今でも色々有ります。
例えば、チーズを作る時、それを固める為に、子牛の胃から取ったレンネットというものを使っていると聞きました。それからそれを使ったチーズは食べなくなりましたが、ヨーロッパではそれ以外のもので固めているらしいです。
又、ソーセージは殺した動物の腸に、肉を入れて作っている。みんなわかって食べているなら、それはそれで良いのですが。(現在は違うものもあると思います)
僕の考えはチョットズレていると思われるでしょうが、トルストイが屠殺場が無くならない限り戦争は無くならない。儲けと言うものの存在がある限り動物に対する人間の虐殺は果てしなく続くだろう、と言ったのは殆ど同感ですが、動物に人間も含んでいると捉えるなら、全く同感です。
何年か前には、人間は残忍な事を平気でしていましたが、今はその時代に比べは少し人間的になっていると思いたいです。死刑の仕方など昔はかなり酷いものでしたが、現在はそれに比べれば、より人道的になり、死刑の行われている国は少ないです。人類の進歩にそって残忍な行為は減っていますが、途上国や経済だけの先進国は、まだまだ残忍な事が残っています。


シエラザードという曲はペルシャの話で、王さんが一番目の妻の不貞を発見した怒りから、その妻と相手の奴隷の首をはねて、女性不信の王は生娘を宮殿に呼び一夜を過ごして朝には処刑した。大臣の娘シエラザードが、それをやめさせる為、王と結婚し、毎晩面白い話をし、朝になる前に話しを佳境に持っていき、続きは明日といい千と一夜続けて王を悔い改めさせたという残忍な話の曲。


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