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伝統工芸品を何故買うか

伝統工芸品は単純に価格だけを見ると、大量生産の製品に比べ高額になります。
では何故もっと安い代替品もあるのにわざわざ伝統工芸品を買うのか、個人的に整理してみました。

振り返ってみると、共通しているのは「これを使った生活がしたい!」という思いでした。
益子焼のマグカップであれば「これで温かい飲み物を飲んだら美味しいだろうなぁ。」だったし、春慶塗のトレーは「これに朝食を乗せて食べたい!」と思い購入していました。

上記の様に、具体的な使いみちをイメージして購入した物は、今でも気に入ってるものが多いです。

反対に、使いみちをイメージせずにその製品の見た目や雰囲気で購入した物は、結局使用頻度が低くて収納したままになってしまったり、手放してしまった物もあります。

つまり物を売る場合は、その工芸品の歴史や製造方法を説明する事もプラスαとしては有効であるものの、1番はその使い道や、それを使ったらどんな生活が送れるか、という未来を見せる事が重要なのかなと思います。


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