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ポリー生誕7年記念!来日エピソード~日本のマヌルネコ年代記:番外編2

本日5月15日、那須どうぶつ王国の雌のマヌルネコ、ポリーは7歳の誕生日を迎えました。おめでとう🎂

(※その2日後に実際にポリーに会いに行き、写真撮影したのでそれをトップ画像として追加♪)

それを記念して、先日見つけたポリー来日時のエピソードをご紹介。

2016年にスウェーデンから来日したポリーですが、その両親や幼少の頃のエピソードについて何か情報がないか探していたら、出身動物園であるノーデンズ・アーク動物園のこんなブログ記事を発見。

タイトルの「TILL JAPAN」や、本文中の「Nasu Animal Kingdom」から、ポリーが来日した時のことを書いた記事だとはわかりますが、スウェーデン語なのでそれ以外はまったくわからない!
ということで、まずは翻訳アプリでスウェーデン語→日本語にしてみましたが、ちょっと読みづらい日本語になってしまったので、一旦英語に訳し、それを更に日本語訳し、そこに修正を加えてみました。それが以下です。

マヌルネコがNordens Arkから日本に移動しました

昨年生まれたマヌルネコの子猫のうち、最後の1頭がNordens Arkから移動しました。先週の木曜日にスウェーデンを出発し、1日も経たないうちに日本の大島にある那須どうぶつ王国に到着したのです。

Nordens Arkで動物の輸送を担当するカリン・ラーソンは、
「輸送はうまくいき、次の日にはもう食事をしていました。動物が新しい環境に適応するのに時間がかかることもありますが、今回はとてもうまくいきました」
と語りました。

この雌は今後、間もなく日本に到着する雄と交尾する予定です。(筆者注:実際には、既に那須にいたボルとペアリング)
彼女はしばらく隔離された後、新しい囲いの中に放たれる予定です。

中央アジアのマヌルネコは、標高1,000〜4,000mの草原のような開けた場所に生息しており、野生の姿も見られます。生息域は比較的広いですが、マヌルネコは非常に散らばって生息しているため、野生で見られることはほとんどありません。

「マヌルネコの繁殖は、ヨーロッパの動物園で絶滅危惧種の繁殖活動を調整するEEP(European Endangered Species Programme)の一部です」
とカリンは説明します。普段はヨーロッパの他の動物園に送っていますが、今回は責任ある血統登録担当者が、国際血統登録機関ISBの活動の一環として、雌のマヌルネコを日本に移すことにしました。遺伝子をできるだけ広く普及させることが目的です。もちろん、彼女(筆者注:今回移動したマヌルネコ=ポリー)にとっては長旅になるとはいえ、とても楽しいことです。

食料不足を主な理由として、各地でマヌルネコに危機が迫っています。彼らの獲物の多くは狩猟もしくは毒殺され、また耕作や家畜の放牧で居場所を奪われています。

Nordens Arkでは、現在、園内のマヌルネコについて調査を行っています。定点カメラを通過させるために最適な誘引方法を見つけることが目的です。このような定点カメラは、動物の個体数や識別を容易にするために野生下に設置されます。匂いと音の両方で、猫がどう反応するかを検証しています。ウプサラ大学の学生であるアンナロッタ・ヘルクヴィストが研究を行っており、5月に発表される予定です。

(記事の日本語訳ここまで)

ちなみにこの記事の日付は2016年2月17日。
ポリーは2月17日の時点・・・より更に数日前に、日本と言うか那須に到着していたんですね。
公開が始まったのは同年7月1日。約5か月の「慣らし期間」(検疫期間?)を取ったんですねえ。

ということで、これからも日本マヌルネコ界のトップスターとして、多くの「マヌラー、マヌリスト」たちを楽しませてください。

アメーバブログにも生誕記念記事を書きましたので、ご興味のある方はどうぞ。

(2023年11月追記)
今年5月に発表されたManulizationさんによるSNS記事で、ポリーの生誕に関する更なる詳しい情報が判明しています。
日本語訳も含めてこちらにまとめました。

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