スパルタン B‐006(HALO PMS 登場人物)


 通称〈シックス〉
 本名 ソー・ムナカタ(宗像想)
 スパルタンⅢ
 魔法少女たちの教官であり、そのまま継続して野戦指揮官。
  アーマーは惑星の植生にあわせたグリーンを基調とするデジタル迷彩のMkⅤ。
 戦闘能力は高く、スパルタンⅡに匹敵しハンターを拳銃1丁で倒してしまうほど。また、個人の力ではどうしようの無い状況でも、マスターチーフに匹敵する運の強さで生き延びる。
 寡黙で必要以上のことは語らない。
 訓練初日で、反抗的な態度を取る魔法少女に対して「納得いかないなら俺を倒せ」と言って、名乗り出てきた佐倉杏子を含む魔法少女数人を(固有魔法の使用が制限されていたとはいえ)素手で倒して黙らせている。
 異論は一切認めず、また命令の強制は当たり前で、志願は認めない。
 幼い魔法少女でも危険な任務に命令で参加させ、「その子の代わりに私が行きます!」といった意見具申は却下する。
 
 初陣は僅か12歳。部隊の9割以上が戦死した作戦を奇跡的に生き延びる。
 以来、起きている時間のほとんどを戦闘と訓練に費やしていた。
 年齢は生年月日を計算すれば20を越えているそうだが、戦闘と訓練以外はほとんどコールドスリープされていたこともあり実際の肉体年齢はまだ20歳を迎えていない。
 起きている時間よりもコールドスリープされていた時間が長く、肉体年齢は魔法少女たちとあまり変わりない。少なくとも10代後半で17、8歳程度。(ゴールドスリープされた期間を差し引く活動時間は17年と8カ月)

 ベータ中隊の数少ない生き残りで、多くの激戦地を闘い生き残ってきた。
 悪運の強さに加えて、戦闘力もスパルタンⅡに匹敵している。
 密かな趣味は訓練や戦闘、睡眠(=コールドスリープ)の合間にハーモニカを吹くこと。アーマーを外したわずかな時間に1人で吹いている。
誰かに習ったものや勉強したものではなく、自分好みの音色を好きに拭いて出している。
このためかなり独特な音色になっているが、他人が聞いて不快になるものでは無い。
 神浜郊外にあるUNSCとコロニー防衛軍(自衛隊)の合同駐屯地(暗号名「ホテル・フェムトホープ」)の周辺でたびたびアーマーを外してハーモニカを吹いている姿を目撃されており、魔法少女たちからも噂になっていたが誰もまさか彼がB-006だとは思わなかった。魔法少女たちの前では常にミョルニル・アーマーを着けており、フルフェイスヘルメットも相まって誰も素顔を知らなかった。

 ずっと激しい戦いを持ち前の技術と幸運で生き延びていたため、頭のネジが1本外れているのか独特な死生観を持つ。
 厭世的で、死に場所を求めている。

 自分の趣味に他の人間を巻き込むつもりはないらしく、戦場では常に魔法少女や他の兵士に気を配っている。
 故郷を失った自分と違い、帰る場所がまだある魔法少女たちを一人でも多く生き残らせようとしており、指揮官である自分にも厳しい責任を課している。
 特に、自分が全員の命を預かっているという意識が高じて「志願」を一切認めない。危険な任務を任せる場合、命令ではなく志願にしてしまうと、その時点で指揮官である自分の責任が失われてしまうと考えている。

 思春期以前から、兵士として訓練を受けていたため、一般市民として生活してきた時期が長い魔法少女たちとは感覚に深刻なズレがあったりする。
 特にデリカシーの面で問題が多い。

 教官の仕事を受けたものの、初めてだったため大部分を助教である陸上自衛隊の陸曹たちに依存せざる負えないが、本人もそれなりに努力して教育に参加しており、常に全員と一緒に行動し武器の訓練や戦闘訓練などでは実際に兵士の見本として、武器の分解結合や戦闘技術を全員の前で披露したりしている。また、座学でも実際の経験をもとに、講師として教育を行なっていた。
 教官として指導を行う場合の口上などはメンデス曹長を真似ている、彼が実際に書いたとされるノートブック。『メンデス曹長の海兵隊式ののしり手帳(新兵訓練編)/照れずに力一杯叫んでみよう♪』を参照(HMDに文章が投影される)しながらやっていた。

過酷な戦場生き延びてきたが故に、彼なりにこの戦争を見ており、時に厳しい助言を魔法少女らにすることもある。

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