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エントリーシートの書き方

この記事の分量は全体でだいたいA4用紙で2枚分、4つの見出しに対して300文字~400文字、全体が仕上がるのに90分ほどかかりました。学生の皆さんが、エントリーシート(ES)に費やす時間を考えると本当に頭が下がります。
本編では、エントリーシートを書く上で基本的な考え方、そしてオファーボックスやキミスカといったスカウト媒体に記載するエピソードの選び方について参考にしていただきたい内容となっております。

読者さまの貴重なお時間をありがとうございます、ぜひ[ スキ ]や[ シェア ]をしていただけると励みになります!それでは、どうぞご笑覧ください。

┃エントリーシートの考え方&本質

今まで採用側としてエントリーシートをジャッジしてきましたが、まず言いたいことは「ESはレポートではない」ということ。いろいろ調べてくれたんだな、という優秀なレポートを拝見することが多いけれど、学生に聞こることのない採用側の心の声はネットで調べられる情報なんか不要で「あなたの事が知りたい!」というのを文字を大にして言わせていただきます。
 ・レポート:事実や情報を整理して伝える
 ・エントリーシート:経験や考えを整理して自分を伝える
同じように志望動機を書いたり言ったりする場合も、学生はご丁寧にこちらの会社説明をしてくれるのだけれど、残念ながら「よく調べてくださいました」という感想のみで優秀なレポートでは評価を得ることはできません。
ESにせよ、面接にせよ、選考の本質は[ 自分のことを伝えること ]だし、採用の本質は[ 候補者のことを知ること ]です。

┃エピソードの選び方

中学・高校時代のエピソードはNG、そもそも「学生時代」であれば大学生です。児童時代のがんばったこと、生徒時代の挫折経験と指示があれば、正確にその通りに従ってください。
エピソードは、できれば最新の話題、少なくとも11ヶ月以内のものが望ましいと思います。話を戻すと、高校時代のエピソードを持ってきてしまうと選考する側にとって、あなたにとって人生のピークは高校時代で終わってしまったという印象を持たれてしまいます。

┃読み手に印象付けたい「再現性」

学生から「継続力があります!」と話を切り出していただいたのですが、その話は小学校から高校まで続けた部活動の話でした。特にオファーボックスやキミスカといったスカウト媒体に記載された学生プロフィールで良く見かけるエピソードでもあります。採用側から「大学で辞めたよね、継続力はどこにいったの?」と親切に確認されることなくその継続力はゼロ加点です。
企業側は、いろいろな学生とお会いして自社で活躍してくれる人材に入社してもらえるよう採用活動を行っています。学生はビジネスで活かせる能力やスキル、簡単に揺らぐことのないポリシーや軸/芯、すなわち入社してからも発揮できる「再現性」に意識して内容を組み立ててください。
能力やスキルと言いましたが、そんな立派なものでなくても大丈夫です。そのカケラでOK、それを磨いたりレベルアップしていくことが社会人としての成長ですし、「御社で貢献できる私の持ち味です!」と胸を張って自分自身がダイヤモンドの原石であることをプレゼンテーションして欲しいと思います。

┃応募先によるチューニング

当社のインターンシップでは、ビジネスコンテストのような形式で内容を企画しました。インターンシップの冠タイトルからも分かりますし、説明会でもどのようなことを職業体験できるのかといった中身もお伝えしています。
学生には、インターンシップの参加条件や企業はどんな学生を求めているのかを考えていただき、それにあわせてエントリーシートの内容もチューニングする意識を持ってください。
先のビジネスコンテストであれば、ESの内容で評価したいのはビジネス感覚です。当社の場合は、新しい事業を立ち上げる上で「利害関係者の顔ぶれを認識できているか」「お金の出どころを意識できているか」そして「本人の情熱や熱意が伝わるか」を評価のポイントとしています。

▼エントリーシートの添削や選考対策をご希望の学生専用▼
「しくじり先輩」本人|https://matcher.jp/plans/60509

エントリーシートの書き方について、今回はこれから着手するぞ!という方やどうも通過率が良くない!という方をイメージして4つのポイントをご紹介いたしました。ここまで目を通していただき感謝申し上げます。もしこの記事を気に入っていただいたり、ご興味をお寄せいただいたりしましたら[ スキ ]や[ シェア ]をしていただけると嬉しいです。

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