しまりす

コンサルタント/ファシリテーター。日々の学びをゆるっとアウトプットしてゆけたら思います。

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デザイン思考的「質問する技術」

プロダクトのプロトタイプやモックを作って、ユーザに意見を聞くとき。 コンサルティングのプロジェクト立ち上げ時にステークホルダーにヒアリングするとき。 ヒアリングで顧客の潜在ニーズをあぶりだしたいとき。 質問によって知りたいことを相手から引き出す力が求められる時はたくさんある。 デザイン思考を用いる際には、各人がいかに優れたアイデアを生み出すかではなく、創造的なアイデアに結びつけるために、いかによりよい質問をするかが重要とされる。 というわけで今回は、デザイン思考的によい質

    • デザイン思考を勉強中の私が、討論番組を見て思ったこと

      未だにときどき、政治に関する討論番組ってあると思う。 最近目にするといつも、えもいわれぬ違和感を持ってしまうのだが それはなんなのだろう?と考えてみた話。 討論番組は、いわゆるディベート形式に近いと思う。 ディベート形式というと、「日本は年金制度を続けるべきか?」みたいなある命題にたいし、「Yes」,「No」の意見に参加者が分かれ、双方が自分の意見を訴え、もう一方を説得し、論破しようとするイメージ。 純粋に、批判されると傷つく 私がかなりメンタルが傷つきやすいのはそうなの

      • あなたにもできる、創造力を発揮する第一歩

        デイビッド・ケリー著の”クリエイティブ・マインドセット”にこんな一節があった。 多くの場合、クリエイティブになるための第一歩とは、傍観者でいるのをやめて、アイデアを行動に移すことなのだ。ほんの少し想像力に対する自信があれば、世界中で前向きな行動を起こせる。 この前段には、バスの待合所が通学路を半分ふさぐような位置に設置されたことに疑問を抱いたトムという人物が、生まれて初めて市長室に現場の写真とともにメールを送り、なんと1週間後には適切な位置に戻す工事が行われた、というエピ

        • デザイン思考的「ブレインストーミングの技術」

          コンサルティングファームの新入社員だった時、同期とのグループワークでびっくりするくらい成果が上がらなかったのが「ブレインストーミング」と「なぜなぜ分析」である。(見よう見まねでやってもゴミしかできない!) 当時の反省も兼ねて、今回はデザイン思考的「ブレインストーミング」(以後、ブレストと呼ぶ)のテクニックについて考えてみたい。出典は以下。 ブレストすべきタイミングそもそも、ブレストが効果的な場面はいつなのだろう? ブレストはアイデア出しのツールであり、その効用は、「多くの

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        デザイン思考的「質問する技術」

          正しい言葉を使う

          仕事中大事にしていることのうち、5本の指に入ることだ。 最近出会った人について、この人は仕事でもプライベートでも「チャーミングな愛称をつける」のが好きな人なのだな、と気づいたときのことから始めたい。 たとえば、その人とは場末のスナックのような雰囲気を醸しているお店の隣の飲食店でランチして、そこがおいしかったから時々行くようになったのだけど、そこのお店に行く時は「場末、行きます?」が合言葉になったり。 仕事の時中の発言でも「私が遅刻してしまったミーティング」、「成果物リス

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          論理と感性をつなぐ

          新卒入社で選んだのは、プロジェクトファシリテーションを強みとする、ちょっと変わった100人規模のコンサルティング会社。 その会社に入るとき、私は「論理と感性をつなぐ仕事がしたい」という大それた所信表明をした。 自分はアーティストやクリエイターのようなものになれるほど創造的ではないし、ビジネスの世界で頭角を表すほどの器用さや頭の回転の速さもない。 でも、どちらの要素も自分は持ち合わせているし、どちらの世界の住人の考えも理解することができるし、そしたら何かができるはず。多分

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          ネイルサロンの憂鬱

          先日訪れたネイルサロンで感じたもやもやと、そこで考えた、「速い」という顧客価値のこと。 「安くて速い」ネイルサロンのこと一時期、ジェルネイルサロンに通っていた。 どこのお店でも、だいたい3週間〜1ヶ月に一度はメンテナンスに通う必要がある。自分の中での予算はだいぶ限られていた。 低価格のお店になると、おのずとシステマチックになる。 そのお店は予約時間もデザインもあらかじめアプリで登録しておくというシステムだった。 お店では、担当のネイリストさんがほぼ無言で わたしの爪をもの

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