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20210411 春花

岡崎SAに行きました。

東岡崎駅〜岡崎サービスエリア(春について)

名鉄東岡崎駅。この遺産のような駅舎が大好き。

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今回もシェアサイクルに乗り岡崎市街地を抜ける。よく晴れて涼しい!

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2019年の冬以来でした。市街地の街並みはわりと覚えているけど、地図をみずに記憶だよりに走る勇気はありません。矢作川支流で折れて土手を進むのは覚えてた。交差点ごとに行き先を確認してのろのろ漕ぐ。牛落のひとつ前の交差点で曲がる、ここを前回ミスって謎の集落に行ってしまった。今回は間違えない!

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春の山あいの家並みが美しい。地図を確認するために漕ぎやめると、チェーンの摩擦音や電気アシストのモーター音が消えて、うぐいすやひよどりの声に一気に包まれる。こんな音と風と光に囲まれていたのかと今更ながらに気づいて呆然とする。うぐいすの声がお手本のように山でこだまする。

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この前の熊本水源巡りでもおもったことだけど、こういう温暖な土地の家々はごく当たり前に花を植えたり木を植えたりしている。庭にも畔にも菜の花やレンゲを山盛りに咲かせる。本当に美しい。夏の草いきれもすきだけど、こうやって花の香りに包まれるような体験は、こういう土地のこういう季節でないとなかなかできない。

しかもいつもの鉄道旅でもこういうところは体験できないんだよなあ。立ち止まってマスクをちょっとだけ外して息をついて息を吸い込む。

また漕ぐ。標高は上がるいっぽう。おなじみのメインストリートを通って…

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駆け降りるときの景色も絶景なんですが、そんなことよりくぼみにハンドルを取られないか、対向車が現れないか、荷物が吹き飛ばないか、と警戒心フルにしてハンドル握っていて、眺める余裕がない。

ようやく先に新東名の橋梁がみえてきて、でもここからの坂がなんなら一番きついんですよね。気温も上がってきてあせまみれになりつつ

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到着。自転車勢?!と驚いたけどこのぷらっとパークはロードバイク乗り?の休憩地点にもなっているようですね。乙な使い方だと思います。

岡崎SA(飯)

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とても賑わっている。岡崎農場の食券列がだいぶ長い。双葉SAでの休業とかそういうニュースばかりだったから、賑わっているだけで明るい気分になるところがある。

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オカジョおすすめの、八丁味噌野菜ラーメン半チャーハンセット!……のはずだったんだけど……煮卵ラーメンもついている。これほんとに私のですか?って何度か確認したけどそのまま渡されてしまった。本当に注文してたひと絶対いたでしょう……ごめん……断りきらずにフードファイトさせてもらいます。味噌と糸唐辛子が良く合い、チャリの疲労も手伝って完食。美味しかった。ごめん。

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お土産売り場も繁昌している!藤田ゆきのガルラジ事務局長おすすめの岡崎肉味噌に新味が出ていて迷いました。とりあえず通常版。

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みちまるくん、あざとい!

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フクロウがたの外装は工事シートに覆われていました。

二度目の八丁味噌ソフト。わくわくハイウェイアプリの提示特典の値引きをお願いしたけど、店員さんも(なんだこのアプリ…?)って顔してましたね。そのくらいの利用率なので、この100名限定というのもぜんぜん急ぐ必要なさそうです。

八丁味噌を優先的に消費しつつソフトクリームで中和しつつ食う。このペース配分がコツですね。日差しが気持ちいいけどぎりぎり汗ばまないくらいの気候のなか、とても美味しい。

サービスエリアでは、この市の、この地域の、この県の土産物がびっしり並び、特産のレストランにひとが集まる。地域の博覧会会場になっているなあと思う。東西に高速で移動していく車たちをいったん溜まらせて、もてなして、また送り出す。バザールだ〜

明日の朝飯用にとらやの卵サンドを買い、チャリに積み込んで出発。岡崎サービスエリアから岡崎市街までは基本的に重力ポテンシャル頼りで駆け降りればよい。気持ちいい。

山を降りるとすぐに岡崎の市街地になる。県道沿いに安定して商店と住宅が続いている。

旧東海道に折れて

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丸石醸造。いや〜休業日でした……リベンジします。

丸石醸造〜岡崎駅(想像について)

時間が余ったのでJR岡崎駅を目指す。

丸石醸造もある旧い東海道の宿場街からJR岡崎駅は数キロ離れている。なるほど、鉄道忌避があったのかな、と安易に考えていたけど

岡崎の場合、豊橋から岡崎のルートと、岡崎の駅の位置の2つのポイントがあります。豊橋から岡崎の旧東海道ルート(現在の名鉄名本線のルート)は連続勾配が16~17パーミルときつく、それに対して蒲郡まわりのルートは勾配らしい勾配はありません。そのため蒲郡まわりが採用されたと言われています。(……)岡崎市街南側を流れる乙川が矢作川に合流する下流で橋を架けるためで、これより北へ駅を設けると、乙川に橋を単独で架ける必要が出てくるためと筆者は推理しています。
これは、歩くことになれていない現在の人間の視点から見ると、市街地から数キロ離れている事で、鉄道を忌避したと考えてしまうと指摘しています。



わかりやすい想像を土地にむやみに接続して意味づけするのはやめたほうがいい!

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でかい市役所。2007年竣工とのことで、なるほど、チームの面々が幼稚園保育園くらいのときにできたのか。広い岡崎市域のどこに住んでたにしても社会科見学や市民講座やで多分来てたんだろうな…(物語)。親に付き合って来て、役所の手続き終わったら缶ジュース買ってもらったりしたんだろうな…(想像)。ガラスの渡り廊下を走っておこられたりしたんだろうな…(想像)。役所の建物をぼうっと眺める変質者になっていた。

県立岡崎高校の前の急坂を歩いては同世代のモブ他校オカジョリスナー(自転車通学)の通学路を想像し、交通標語をみつけては学校の毛筆の時間とかに書かされたりしたんだろうな…と想像し…

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でもこの漢字は常用外どころではないですね。しかし桜泉さんがこの文字を毛筆してくれると…めちゃくちゃ嬉しい


土地に意味づけして興味津々の目つきで歩くのがやめられない。無責任なのは承知の上でやっぱり楽しいんですよね。

GoogleMap上のドライな地図画像を、自分のみた景色事物の印象と、意味づけ(質感?)とでべたべた彩色してしてしまえば、そうすると自分にとってはもう眺めるたびに楽しくなっちゃうようなmapに変貌してる、これが面白くて徘徊をやめられない……




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