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豪雪地では必須!3つの雪対策を知っておこう

豪雪地帯では対策しておかなければならない、雪の問題。今回の記事では、家づくりの際に決めておきたい雪の対策方法を3つご紹介します。メリット・デメリットを合わせた特徴を解説していくので、検討の際にご活用ください。

【傾斜で落雪させる】自然落雪式屋根

<特徴>
・落雪をコントロールできない
・屋根に一定の勾配をつける必要があるためデザインに制限がかかる
・敷地内に雪を溜めておけるスペースが必須
・人力での雪おろしが不要で安全

【強度を上げて載せておく】耐雪屋根

<特徴>
・雪庇止め等、積雪時の対策を講じなければならない。写真の様な鉄製のフェンスなどを設け、隣地側や雪下ろし時に危険が生じる2F部分に雪庇止めを設けた方がよい為、初期コストが上がる
雪庇止めフェンスを設けない場合は屋根に積もった雪が風で庇(ひさし)の方へ押し出され、地上に向かって垂れ下がった「雪庇」のみ、雪おろしの必要がある
・積雪荷重を考慮した構造設計で、初期コストが上がる
・後述の融雪に比べると、ランニングコストは抑えられる
・敷地が狭く井戸水がでない地域でも、対応できる

【井戸を掘って散水するシステム】井戸水による融雪


<特徴>
・積雪を自動検知し、路面に設置した多数のノズルから散水して融雪
・井戸を使用する電気代がかかる
・井戸の掘削にコストがかかる
・消雪用配管にコストがかかる
・屋根上で雪をコントロールできるので、自由にデザインできる

雪に関するよくあるQ&A

Q.他のご家庭では、どの対策をとられているケースが多いのでしょうか?

A.島田組自社施工物件の過去3年程の、それぞれの割合がこちらです。
自然落雪式屋根→5%
耐雪屋根→5%
井戸水による融雪→90%

敷地条件にもよりますが、夫婦共働きの家庭が増え、雪かきの手間がかからず安全な融雪を採用されるご家庭が多くなっています。
豪雪地帯の新潟県では、家づくりの初期計画として「雪をどう処理するか」を最初に設計することが非常に重要です。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った対策方法をご検討ください。

いかがでしたか?
雪に関しては、他エリアの業者の場合、なかなか知見がたまらないものです。真冬でも安全で快適な家づくりを目指す方は、新潟の降雪量や地形を知り尽くした島田組に、ぜひ一度ご相談ください。

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