かつて、生きることにもがいた若かりし自分に「ありがとう」と言おう。

50歳の誕生日まで半年を切った。

虚弱な割に、2泊以上の入院も腹を切るような外科手術も経験なくこの歳まで生きられたことは、ある意味奇跡である。

床に伏せた日は健康な人の50倍くらいあるのでトータルの活動日数は同年代よりだいぶ少ないが、半世紀も積み上がればラッキーもアンラッキーもそれなりの数となる。無駄な回り道やしなくていい経験については、同年代平均値より10倍くらい多い気がする(笑)

人生とはよくできたもので、若かりし頃やっちまった数々の失態は、この歳になると、一周回って「何ごとも経験」だと思えるようになる。

幼少時の粗相は「微笑ましいエピソード」に変換され、事故の古傷は「ワンパクだった勲章」となり、思春期の反抗期は「誰もが通る道」と言われ、痛い恋愛は「若気の至り」で済まされる。できれば思い出したくない苦い(痛い)経験ですら、十年も経てば「そんなこともあった」と笑えるようになる。

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「50年」という時間は、あたしにとっては短かった。

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Kana Shimada

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