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世界の女性と日本の女性の社会進出

昨今の「女性蔑視」発言で女性官僚の進出が進む。
っかに見えています。
実際どうなんでしょう?
あの「女性蔑視」問題から日本は進歩したのでしょうか?
あの時は日本が世界からどれだけ遅れているのか、目の当たりにしたのではないのでしょうか?
それを察してその場凌ぎで女性だらけのトップにしたように見えました。


日本で生まれ、日本で教育を受け、日本で働く。
そんな環境で育っていればそれが当たり前な価値観になる。

世界から遅れていると言ってもどれくらい違うのだろうと思いました。

世界の女性の労働状況

1位 スウェーデン   74、0%
2位 ノルウェー    73、0%
3位 デンマーク    70、4%
4位 ドイツ      69、9%
5位 カナダ      69、4%
6位 ニュージーランド 69、2%
7位 オランダ     69、2%
8位 イギリス     68、6%
9位 フィンランド   67、7%
10位 オーストラリア  66、8%
11位 日本      64、6%

この結果から見ると日本はかなり上位にいます。
そしてヨーロッパが上位を占めています。


世界の制度

国によって制度は大きく違っていて、女性の社会進出の進んでいるヨーロッパでは多くの企業の採用基準が即戦力になる人材を採用しています。それにより、学歴、職歴を重視され年齢、性別の制限がありません。

1位のスウェーデンは、国の政策が「ファミリー・フレンド」と掲げています。家庭優先で共働きをしやすい国です。スウェーデンは、男性の育休取得率が約90%で休職明けの職場復帰後の給与保障、労働環境が手厚いです。

2位のノルウェーは、82%の企業がフレックス制度、78%がリモートワークが認められています。時間内に成果を出す事を重視しており、長時間労働は評価されません。仕事を早く終わらせてプライベートの時間を大切にしています。

4位のドイツは、女性管理職を増やす「女性クオーク法」という物があります。これは、大卒の半数が女性という現状で管理職の多くを男性が独占することはおかしいという認識です。

アジア圏では、中国では、近年の高等教育が急成長しており、そのレベルは世界の中流層レベルになりました。学歴が物を言う国だけあって教育への熱も世界トップレベル。女性の職業選択が多様化しており、全国人民代表大会(全人代)、政治協商会議(政協)に占める女性の割合が過去最高を更新しました。

逆に女性の社会進出が遅れているのは中東。まだまだ紛争が収まる気配がなく、宗教上、女性を見るめも冷めています。そして貧困が続き経済成長は弱者層、貧困は世代から世代へと受け継がれていきます。

意外と上位にいないのがアメリカです。アメリカでは男女共に労働参加率が減少しています。アメリカ人は家庭を大切にします。女性も出世してもある程度のキャリアでストップしてしまう事が多いようです。しかし、アメリカは女性管理職の割合が日本より高いです。アメリカに拠点がある日本企業も管理職に女性を置いています。一方でその企業の日本の会社では女性管理職はいません。


日本の現在

日本は、男女雇用機会均等法、女性活躍推進法、育児・介護休業法というものがあります。
近年では、フレックス制度の導入、福利厚生の見直しが進みました。
この背景には、日本は女性が働きやすい環境が整っていない事です。

フレックス制度の導入により、働き方の自由度、時短勤務制度ができ子育て世代が働きやすくなりました。
福利厚生の見直しにより資格取得への積極的な後押しができ、スキルアップがしやすくなりました。

しかし、日本の女性は世界の女性に比べてキャリアを積みたい人が少ないです。これには、日本の過去が背景にあると思います。昭和の時代、男は外で仕事、女
は家の事。この風習から今日の日本社会に繋がっていると思います。
女性自身が家事、育児に使命感を持つ人が多い傾向です。

時代は進み、男は外で仕事、女は家の事。から、男も女も仕事も家の事も平等。という社会が根付いてきています。
実際は、まだまだ女性の社会進出の体制が整ってっていない企業が多いです。
女性は出産、子育てがあるので多く休む事、突発で帰らなければいけない事が多いせいか、なかなか女性の管理職が進みません。

女性が男性に仕事の意見を言っても煙たがられます。女性の意見は聞かないと言わんばかりな態度。
「女性が働きやすい会社です」と、表向きは謳っている企業は多いですが、働きやすい制度の導入を取り入れていても理解をして、意見を聞いてくれている企業はどれくらいあるのだろう。
その企業が本当に働きやすいのでしょうか。
子供の事で休んだり帰宅すればその八つ当たりが他に行きます。

もしかしたら、女性のキャリアストップをしているのは、今の管理職をしている世代が過去の考えでストップしているからだと思います。
その世代に話を聞くと、家事、子育てに参加してこないせいで現在家族から疎外されている人が多いそうです。もちろん、その世代の方々がみんながみんなそうではなく、仕事と家族を両立して仕事も順調で家族と円満の方もいます。


理想のあり方

女性はみんな、キャリアに興味がない訳ではありません。できない理由があります。女性の働きやすい環境はありがたいです。ですが、その制度が必要なのは女性だけでしょうか?
家庭は女性だけの物ではありません。そこに住む家族の物です。家族は協力し合うものです。
男性の協力があるから女性も外でキャリアを積める。
女性の協力があるから男性も外でキャリアを積める。
そして、夫婦平等に家事、子育てをする義務があります。

男性にも家庭へ参加できる制度がもっと進み、女性の管理職への進出が進む日本になればなと個人的に思います。
女性への仕事、子育てへの負担。
男性への外での責任感の重圧の軽減、家事、子育てへの参加。
これが現実的になるば本当の男女平等に近づく事でしょう。



#暮らしたい未来のまち #女性の社会進出 #男女平等社会  

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