嶋田 洋平(Yohei SHIMADA)

設計事務所で建築の設計や建物の再生をしたり 早稲田でパン屋さんをやったり 北九州市のま…

嶋田 洋平(Yohei SHIMADA)

設計事務所で建築の設計や建物の再生をしたり 早稲田でパン屋さんをやったり 北九州市のまちづくり会社を経営したり 空き家の流動化プラットフォームの運営をやったり 行政のお手伝いでまちの再生のお手伝いをしたりしています。

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    ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり

    嶋田洋平
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    2025年の建築「七つの予言」

    松村秀一
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    2025年の建築「新しいシゴト」

    青木純
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    エリアリノベーション: 変化の構造とローカライズ

    馬場 正尊

マガジン

  • People on street

    日々考えたこと、日常のこと。 そして育児と子育て、教育について考えたこと。

  • 百冊挑戦

    • 42本

    2021年の一年で、読んだ本を百冊挑戦しようというグループです。 今田素子、山崎亮、嶋田洋平、筧裕介、林千晶の5人で挑戦します。

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  • 問題の多い動物園 〜猛獣たちの失敗に学ぶ経営学〜…

最近の記事

人生曲線〜自分への投資をしている時間〜

菊池雄星選手が地元花巻に屋内練習場を作るというニュースに触れて、色々と調べていたところ、関連して大谷選手と菊池選手を育てた花巻東高校の佐々木監督の記事を見つけて、読んでいてなるほどなあと思ったと同時に思い出したことがあります。 八幡高校の1年生の時だったと記憶しているのですが、学校行事の特別講義で数学の先生が「人生曲線」というタイトルの話をしていました。 人生は正弦曲線(サインカーブ)のようなもので、山あり谷ありだけれども、大切なことは、サインカーブはX軸の上と下の面積は

    • 娘が教えてくれた、建築家の新しい在り方

      基礎なんか全くない 先日ある人と食事をしているときに話題になったこと。 中学3年生のご子息が学校の文化祭のクラスの合唱で大地讃頌のピアノ伴奏の大役をこなしたのだけど、ご子息はピアノの先生にレッスンを受けるでもなく、自分でピアノを弾きたいと言い出したので電子ピアノを買い与えたところYouTubeの動画を見ながら自分で練習し、ピアノを弾けるようになったらしい。 文化祭でクラスの合唱をするときに自ら名乗り出て伴奏を弾きたいと言ったのだとか。親としてはびっくりして「どうしてそん

      • 「隈研吾問題」の本を書くなら...目次を考えてみた

        近頃のSNSでは、「また隈研吾建築!(憤慨)」みたいなネガティブな投稿をよく見にする。大抵が建築関係者かまちづくりの専門家や関係者。 今日のお弁当こんな感じにできました!という素敵な写真の投稿や、俺はこれから海外に行ってくるぜという空港ラウンジ写真の投稿や、ぼくまちづくりやってます!ほしい暮らしを作っています!というマルシェ写真の投稿と同じくらいの頻度で目にする。(笑) 「どうしてこんなに隈研吾建築ができるのか」を構造的に考えてみた。 そして、もしもこれを解き明かす本を書

        有料
        300〜
        割引あり
        • 実家の家・相続問題

          みかんぐみに在籍していた2005年ごろ、父親が当時住んでいた小倉の小文字に土地を見つけたので新居を建てるから設計をして欲しいと依頼されました。 僕は当初から両親の新築には反対(そんなに前からか)だったのです。でも、まだ存命だった祖母と3人で健やかに暮らせる家をという希望で、妹が戻ってきた時の部屋と、僕が戻ってきた時の部屋もなどと、絶対にありえないプログラムが設定されていたので「いやそれはありえないからやめなさい」と説明して部屋数はミニマムにして、北側の割には日当たりの良い斜

        人生曲線〜自分への投資をしている時間〜

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        • 百冊挑戦
          42本

        記事

          アトリエ系ベーカリー

          ぼくたちのパン屋さんはスタッフが全部で15人くらいいるのですがそのほとんどはダブルワークの人たちです。 製薬会社だったり弁護士事務所だったりもんじゃ焼き屋さんだったり輸入商社だったりカフェだったり。 学生のアルバイトもいます。 日本女子大学家政学部住居学科の女の子とか早稲田大学商学部や国際教養学部の女の子とか。 もちろんネイバーフッドな主婦の人達もいます。 それからパン屋さんで修行して独立開業を目指している人もいます。 そういう人は僕たちみたいなこんな小さな住宅街の

          アトリエ系ベーカリー

          3月と4月に読んだ本

          百冊挑戦。三月に入ってから一気にペースダウン。そしてペースを取り戻せないまま4月が終わってしまった。(笑) でも、緊急事態宣言下の新宿三丁目の999(カオカオカオ)っていうタイ料理屋さんが美味しすぎて、それからメニューとかのグラフィックや店舗デザインが秀逸すぎてすごく好きになったのでこの1ヶ月で3回もいってしまいました。 記録もさぼっていたのでひとまず記録だけでもと思い書きますね。 それから百冊挑戦。百冊読むことが目的化してきて本を読むということを純粋に楽しめなくなってい

          3月と4月に読んだ本

          1月に読んだ本

          百冊挑戦が始まリました。1月はこんな本を読みました。 ▼NHK 100分 de 名著 カール・マルクス『資本論』 最近話題の人新世の資本論の斉藤幸平さん執筆の90分シリーズ。100分シリーズ。これだったら年間百冊行けそう(笑) https://www.amazon.co.jp/dp/4142231219/?coliid=IOCSYTH4CEW1H&colid=21LRETGR2X4IL&psc=1&ref_=lv_ov_lig_dp_it ▼NHK「100分de名著」

          2月に読んだ本

          百冊挑戦の2月はなかなか本を読む時間が取れなくて、最後に頑張るみたいになってしまいました。 ▼新訳 ドイツ・イデオロギー (マルクス主義原典ライブラリー) マルクスの原典ってなかなか読めないのですが、別の本で、このドイツイデオロギーの最後の方の一節がイカしていると紹介されていたので読んでみました。資本主義生産様式が高度に発展して成熟化した後にやってくる共産主義生産様式の社会について。マルクスが予測したのとはちょっと違う形でシェアリングエコノミーとしてやってきたのではないか

          百冊挑戦

          数年前に念願だったアスプルンド設計のストックホルム中央図書館に行きました。蔵書数200万冊。中央閲覧室にはもちろん感動したのですが、その裏にあるキャットウォークとハイサイドライトのある閲覧室も僕はかなり好きでした。いつも図書館とか大きな本屋さんにいくたびに、あぁ、こんなに本がある、死ぬまでに絶対全部読み切れないな。という感覚を持ってしまいます。この時も中央閲覧室の丸い壁に圧倒されたのを思い出しました。 さて、年始に友人の山崎亮さんと林千晶さんが1年間に本を百冊読むという大変

          素朴な塩パンにまつわる物語

          先日、神田川ベーカリーのお店に立っていると、いつも塩パンをたくさん買ってくださる白髪のご婦人がお店にいらっしゃいました。 小柄な方で、いつもエプロンをしてパンを買いに来てくださる方。 「塩パンを8個ください」 今日もたくさんの塩パンをご注文されてから、ブリオッシュなど2.3個のパンを追加でご注文してお会計を済ませたあとで、ご婦人が笑顔で話し始めました。 「最近、パンの種類がたくさんふえてきたわね。このパン屋さんが開店した頃、主人とよくパンを買いに来たのよ。主人の病院の帰

          素朴な塩パンにまつわる物語

          子供を育てやすい国の社会的コンセンサス

          朝早くから出張に出かける時の東京メトロの地下鉄車内で、抱っこ紐で赤ちゃんを抱え、3歳くらいと5歳くらいの男の子二人を連れたお母さんが車内に乗り込んできた。 土曜日だし、通勤ラッシュの時間にはまだ早いから車内もすし詰め状態ではないから優先席に座っていた人がファミリーに席を譲り、抱っこ紐から赤ちゃんを解くのを近くのおばさまが手助けしたりして、微笑ましい雰囲気になっていた。 近頃東京では朝の通勤時の電車の混雑ぶりは本当に異常な状態に達していると思う。おそらく都心で働く人たちの

          子供を育てやすい国の社会的コンセンサス

          Google vs 司書軍団ナレッジネットワーク

          父親になってから、特に娘が3歳くらいになって言語コミュニケーションをとれるようになると、自分が小さな頃に母親に読んでもらった絵本を読んであげたくて手に入れては子供達に読み聞かせ、小さなころを思い出す母と子の追体験をしていた。 ぐりとぐらシリーズとか、ばばばあちゃんのいそがしいよるとか、おしいれのぼうけんとか、3じのおちゃにきてくださいとか、三びきのヤギのがらがらどんとか、おおきなかぶとか、有名なものばかり、とにかく思い出したものは片っ端からアマゾンで取り寄せては娘たちに紹介

          Google vs 司書軍団ナレッジネットワーク

          ベーカリーの仕事

          昨年末から少し時間ができたときは、神田川ベーカリーでパンの製造や営業の仕事をしています。 パンづくりはすごく難しいのですが、面白くてやりがいがあります。 パンは生地を発酵させた後、成形するときに出来るだけ綺麗に張らせてあげると、焼いたときに上に膨らんでふっくらと焼けます。結構コツが必要で最初はなかなか上手くできないのですが、張らせてプレッシャー与えるとしっかり膨らんで上に伸びる。ある意味パンも人間も同じなんだなあと思います。 そしてパン作りの最終工程の窯での焼きは、す

          ベーカリーの仕事

          自分で考える力を削ぐ子供への公共圧力

          これからの自分の仕事やキャリアに活かそうと、都市経営プロフェッショナルスクールというのに通うことにした。 今、日本は、地方都市の自治体経営や都市・地域経営を真面目に考えないと、将来の持続性について結構やばいのではないかという危機感があり、子供たちに胸を張れる未来の社会へとバトンタッチするのは自分の親としての責任でもあるよな、とか子供が生まれてから考えるようにもなった。 ということで、その都市経営プロスクールに入学したのだけど、早速バリバリと課題をこなさなければならない。全

          自分で考える力を削ぐ子供への公共圧力

          なんの仕事をしているかわからない、家にほとんどいない父親

          僕の父親は高校卒業と同時に日産(?)のディーラーに就職して社会人になったらしい。実際には高校生の時代から勤労学生だったとかいって自慢げ語っていたことによると、若松に寄港した荷下ろし後の石炭船の底に残った石炭ゴミを拾い集めてどこかに売り飛ばす商売をしている悪い人に雇われて、高校の同級生の友達を数人集めて作業をさせる(自分は作業をせずに甲板から懐中電灯で照らして「そこにある石拾え〜」みたいな司令塔だったらしい)という今でいう闇人材派遣業で稼いでいたらしい(笑) 日産のディーラーの

          なんの仕事をしているかわからない、家にほとんどいない父親

          規定される内部と世界の広さと宇宙の外

          4年生になった娘と最近よく原宿にお買い物に行く。 雑司が谷に住んでいるので、自分たちの住んでいる雑司が谷から徒歩圏の繁華街といえば池袋なのだけど、原宿には池袋にはない魔力のあるコンテンツが満載だし、電車に乗って出かけるという行為にも娘たちにとっての楽しさは池袋とは比較にならない充実ぶりである。池袋には路面に面白い店がない。ここが圧倒的に原宿や渋谷とは違うところ。歩いて楽しいまち。 僕が子供の頃住んでいたまちというと、福岡県北九州市八幡西区紅梅町という工場町。幼児期から小学校

          規定される内部と世界の広さと宇宙の外