見出し画像

女性起業家にありがちなスペック勘違い

女性起業家が羽ばたいて欲しいと、心から願っている。
願ってはいるが、男性経営者の方が塾生に多いのは、世の経営者比率と同じだからか、私の話が女性向けではないからか?

まあ、そのどちらでもあるからだろうけど、今日は女性向けだ!
ジャン!

が、本当に悲しいと思うのが、
女性従業員にせよ、女性起業家にせよ、
夫や家族のスペックを、自らのスペックと混同してしまい、
あたかも、自らは高いスペックだ!との意識過剰な人が多いこと。

「君が一体何ができると言うのだい?」と、何度、腹の虫をおさめたことか。

特に、こちらが女性経営者の場合は、ひどい。
というより、むごたらしい。

面談で恐る恐る入ってきて、こちらが女性だとわかった途端、
あからさまに態度が変わる。
男性のように、顔に出ないようにという気遣いすらない。

まあ、それはそれで良い。
だが、自分が築いた人脈と、夫なりの人脈は全く違うものだ。
確かに二人の共有財産とはいえ、自分が建てた家と、夫に払ってもらった家とは違う。

こちらの事務所が、スーパーリッチな状況ではないのはベンチャーにとって
ごくごく普通のよくある話だが、そこすら、あからさまに馬鹿にする人もいる。
(時間が経つとわかるんよ、本音が見え透いてくる)

だったら、君たちは、スーパーリッチな会社へ採用試験に行けば良いではないか?
そこらでは通用しないとわかってるから、うちに来てるのではないのかい?

そう思うことは山ほどあったけど、まあ、それはいいだろう。
我が社のつまらん愚痴だ。

が、自分が起業家として立つ場合も同じこと。
夫や親のスペックは全く関係ない。

若くてもしっかり独り立ちしている起業家を見ていると、
親がハイスペックでも、自室からコツコツと始めた女子が多い。
彼女たちは生粋のビジネスマインドを持っているので、
自分の実力はまだ認められうるものではないことを知っている。
まさか、親のスペックを鼻にかけるはずもない。

そんなの、恥ずかしいことなんだけど...

でも、そんな当たり前のことすら、見えなくなるのが、
女同士の、くだらない、マウンティングなのかもしれない。

そのマウンティングで負け越して、リベンジするために起業したのなら、
悪いことは言わない。
売り手市場のうちに、再就職した方がいいよ。
起業家で成功するのは、不屈の精神をもつ、
周りの人間の評価など気にならない人間だけだ。

大事なのは、「他者目線」。
顧客が何を求めているのか、
市場が何を求めているのか、
今、話ししている相手に何をしてあげれば、相手は幸せになれるか。

そんなことを、自然にやってしまえる人が、起業家に向いている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?