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#10 子どもの習い事を選ぶ基準が "近い・安い・有名” だと逆にコスパが悪すぎるから ”先生” を見よ

こんにちは、夫婦でダンススタジオを営むシマムラ(妻)です。

たとえば子どもが「サッカー習いたい」「ダンス習いたい」とスポーツを指定のうえで習い事を始めたいと言ってきたら、あなたはどうやって通い先を見つけますか?

子どもひとりがいくつも習い事をやるケースもあるし、子どもが複数人いるご家庭もあるので、やっぱり気になるのは「料金」でしょうか。

それとも、平日は仕事を早上がりして送迎しなきゃいけないから、家からの「距離」または子どもひとりでも往復できる「通いやすさ」も大事ですよね。

はたまた、いくつか候補があって料金や通いやすさなどほかの要素が同じだったら、その通い先の「ブランド」、つまり大手がやっているかどうかで選ぶ人もいるかもしれません。

でも、ふたりの子育てをして、かつ現在ダンススタジオを運営しているわたしはこう思う。

「習い事はすべて ”先生” で決まる」

と。

■我が家の習い事の決め手は ”先生” でしかない

一般的には「安い・近い・有名」を重視して習い事を探しがち。

月謝は週1×1時間なら7000円で収まれば家計にやさしいし、近ければ送迎時間が取られないしレッスン中に家に帰ることもできる。

そして、有名な大手が経営しているスクールなら、なんとなく安心だし施設やサービスも充実している。


わかる。

わかるよ。


だけど、それじゃダメなんだ。

習い事で大事なのは、いつだって「先生」。

どんな想いの人が、どんな指導をして、どう導いてくれるか。

そこをしっかり把握したうえで、家庭の子育て方針や、親の価値観、子どもの性格や適性と合っていれば、ほかより高かろうが、少し遠かろうが、個人経営のスクールだろうが、わたしは子どもたちを通わせたい。


実際、我が家のここ数年の習い事選びは「先生」基準でしかなく、小1次男と毎週電車に乗ってサッカースクールに通ったし、サッカーの試合会場で試合後の指導がすばらしかった指導者をたまたま見かけ、そのチームに息子ふたりを転籍させたし、複数レッスン受けても割引がきかなくてややお高いけれど確実にうまくなるサッカーを熱く指導してくれるコーチがいるスクールに次男は週3通っている。


どれも、月謝や距離などややネックになった要素もあるけれど、なにより指導者に惚れ込んだので、体験後は迷わず速攻入会した。


最初にユニフォーム代で3万円近くかかったこともあるし、入会金1万円が痛かったこともあるし、車や電車での送迎が面倒だったこともあるけど、それよりも大事なのは、習い事を通して

「子どもの実力がついて自信になり、心も強くなる」

ことだから。

■先生をしっかり選ばないと、時間もお金もムダになるだけ

子どもの頃の体験はなにひとつムダにはならない。

そう思いたいけれど、習い事に関してはそうじゃない。

同じ時間、同じお金をかけるなら、ちゃんとした指導者のもとに預けないと、子どもの時間をやみくもに消費するし、成長の芽を奪うことにもなりかねない。


考えてもみて。


>スクールA
安いし近いところでやってるスクールだけど、練習はダラダラしているし、指導者は気まぐれだし、子どもは一向に上達しない。

>スクールB
やや割高感あるし、送迎が必要な距離だから工夫は必要だけど、練習にメリハリがあって子どもがいきいきと取り組んでいて、実力はしっかり伸びていく。


わたしは、当たり前にBに通いたい。

自分は少し負担が増えるかもしれないけど、Aで子どもの大事な時間を消費されたくない。

もちろん、仕事の都合で送迎が難しかったり、ほかの習い事もあるから予算が限られていたりするケースもあると思う。

だとしても、安くて近いところをいくつかリストアップして候補に挙げてみよう。

あちこち調べるのは大変かもだけど、素晴らしい指導者ひとり見つけさえすれば、コスパもタイパもよく、子どもを長期的に任せられるし、きっと実力だけでなく心も強くなれるから。


■体験レッスンは必ず受けて、絶対に両親で見学しよう

先生がどんな人か、どういう気持ちで指導しているのか、どんなレッスンを組んでいるのかは一度見学しただけじゃなかなかわからない。

とはいえ、子どもの大事な時間を託すのだから、親はしっかり「先生」をチェックすべきだと思う。

だから、習い事を決めるときに体験レッスンはいろんなところにいくといい。

と、同時に、できれば両親そろって見学へ。


繰り返すけど、当日見るべきポイントは「施設がどれだけキレイか」ではないし、子どもが「楽しかった」と言ったからOKというわけじゃなくて、どんな「先生」が指導してくれるのかが大事。

素晴らしい指導者は、あんまりたくさんはいないかもしれないけど、きっとあなたの近くにもいるはずです。

さあ、発掘発掘。


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