クロッキーの現場

●クロッキー:croquis(仏語)
実在の対象を簡略に写生したもの、あるいは対象なしに自由な発想をすばやく描きとどめたものを意味する絵画用語です。主に人物、動物などの動く対象を短時間に描写する素描のことをいいます。つまり、クロッキーもスケッチの一種ということになるのですが、とくに日本では「速写」とも言われ、一般的には10分程度までの短時間で描くこと、描かれたものを限定して指すようです。
クロッキーの効果

瞬時にモノの特徴をとらえようとすることで、少ない情報量やシンプルな線で、情報を伝達する力を養うことが出来ます。限られた時間で描くことで余計な情報(細かい描写や装飾)をそぎ落として、いちばんそのモノを構成している重要な要素だけを抽出することになるので、モノを的確に捉える練習になります。本質へ最短距離で辿りつけるようになるので、同じ時間で出来ることの幅が広がり、結果的に画力が向上します。

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