★2021年1月10日 日曜日の記録★

元大阪府知事の橋下徹氏が１０日、フジテレビ系「日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ」（日曜・前７時半）にリモート生出演した。

　番組には、田村憲久厚労相、神奈川県の黒岩祐治知事がリモート出演し、政府が発令した緊急事態宣言について議論した。その中で、スタジオでは、菅義偉首相が７日に緊急事態宣言を発令するまでの動きを伝えた。それによると、昨年１２月２５日に菅首相は「緊急事態宣言なくとも国民の行動変容は可能」と述べた。しかし、３１日に東京都の新型コロナウイルスの新規感染者が１３３７人と初めて４桁を超えた。元日に田村厚労相が官邸で菅首相らと面会。２日に小池百合子都知事、黒岩知事ら１都３県の知事が西村康稔経済再生相に直接面会し緊急事態宣言の発令を要請した。４日に年頭会見で緊急事態宣言の検討を表明した。７日に菅首相が８日から１か月間、１都３県への発令を発表した。

※一向に人手で三密になる東京渋谷スクランブル交差点のLive

こうした一連の経緯に橋下氏は、緊急事態宣言を発令した菅政権を「勘で国家運営をしているんじゃないかな、っていうことをものすごい感じます」と指摘した。その理由を「１２月２５日の段階で菅総理も尾身会長も緊急事態の状況じゃないって言っているんです」とし、政府の分科会が示す感染状況を示す４つのステージに関し「政府も自治体もステージ３なのか４なのかということをずっと判断せずに数字だけを出していた。総合判断の名の下に勘で国家運営やっているとしか感じないですね」と疑問を投げかけた。

さらには飲食店など午後８時までの時短要請に従わない場合は、店名公表を検討していることに「店名公表も正当な理由がある場合は、休業要請も要請を拒否できて、店名公表も拒否できるんです。じゃぁ、その正当な理由はなんですかということもハッキリ示さず、店名公表しますよと脅しをかける、こういうのを勘でいい加減な国家運営としか感じないですね僕には」と繰り返していた。

菅政権は極めて危険だと言う事は３点のアンダーラインの箇所である。

「勘で国家運営をしているんじゃないかな、っていうことをものすごい感じます」

この言葉に尽きる、一連の経緯から政府自民党は明らかに9月に菅総理就任以降、コロナ感染を楽観視してきた。その証左はGoToキャンペーンの継続を強行し、ビジネストラックの即ち(中韓含めた)外国人の入国を止めなかった事の大失敗。データ解析とエビデンスに基づく政策判断を怠り失敗を糊塗して隠蔽しているとかしか思えない失政連発。これでは勘で政権運営しているとの誹りを免れない。然も知事からの要請を待って緊急事態宣言を出す様な泥縄式対応では、どう考えてもも感染拡大は止まらない！一都3県だけでなく関西圏も緊急事態宣言を発出したところで、効果は全く期待するだけ無駄であろう！　菅総理はやる事為す事が全て中途半端で杜撰すぎるのである！

繰り返し拙ブログでも危険警告しているように、有事対応が迫られる国家の重大局面で根拠なき勘に頼る、運を天に任せるかの如き対策では取り返しのつかない事態に陥るのは間違いない。ひと月程度の宣言期間では感染者数に正比例して、重症患者と高齢の死亡者は爆発的激増となるだろう。やがて脆弱な医療体制は完全に崩壊。そして失業者は倍増し、企業の倒産件数も飛躍的に増えるだろう。後手後手で小手先の対処法では益々事態は深刻化するだけで日本経済と、国民生活は未曾有の困窮、奈落の底に突き落とされてしまう。無為無策、無能な菅義偉総理大臣は一刻も早く退陣して菅内閣は総辞職すべきである！そして救国の臨時挙国一致内閣を組閣し国家の非常事態に対応すべきである。