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日本の外務省はソ聯の対米工作を知っていた

読了しました。戦後を境に戦前の凡ゆる事を否定するバイアスが日本人のDNAに有るとしたら、恐らく日教組による偏向左翼的教育が産んだ負の遺産なのだろうか?若杉要氏による米国共産党調書は現在でも通用する要素が多いのではないかと思う。
著名な杉浦千畝氏と肩を並べるほど
の有用な外交官と断言して良いと思う。とにかく凡ゆる情報に的確でソ聯コミンテルンのフラクションという名の、内部穿孔工作についての分析と解析は本当に1930年代にこれだけのインテリジェンスが日本外務省にあったとは!卓越した情報収集能力に畏敬の念を抱かずにいられない。


スターリンとソ聯コミンテルンの謀略を明らかに見抜いている。ヒトラーと同盟関係にあった日本を倒す為の巧緻な遣り方で当時の日米関係を軋轢を煽る手法は憤りを覚えるが、敵ながら悔しくも見事というしかない。ノモンハンと敗戦日直前の対日戦線布告と北方領土強奪、満州侵攻は答え合わせとなる。平和安定を維持するには確かなインテリジェンスと、防衛力の強化とそれを活用する政治の力有り様が要諦で有る事を強く示唆している。渾身の著作ではなかろうか?
現在日本に置き換えて考察すれば昔も今も、ソ聯もロシアも本質的には全く変わっていない。それは現在の中国共産党のサラミ戦術もコミンテルンがかつて始動したフラクションと内部穿孔と何ら変わらない。権威主義と歴史上共産党が引き起こした残虐性は現代に引き継がれていると認識できる。もっと我が国を日本を
愛する家族を守る意識を高めるには最適な一冊。著者で有る江崎道朗先生の 著作
#日本は誰と戦ったのか
#コミンテルンの謀略と日本の敗戦  
#ルーズベルト政権の米国を蝕んだソ連スパイ工作
計4冊
を併せてお勧めしたい。
#江崎道朗

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