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「保育園」は丸投げではなくて、手間をかけるところ



0歳児保育は特にすばらしい!

保育園は子どもの年齢が小さいうち程、より真価を発揮すると感じます。なぜなら、子どもが小さい頃程、母も産後間もないからです。肉体的にも精神的にももっとも不安定な状態。その時期に未知の存在である赤ちゃんのことを専門に学び、研修した保育士が、育児に伴走してくれること程心強いものはありません。

保育園は育児を丸投げするところ?

それでも日本はいまだに「3歳まではお母さんが一番」という3歳児神話が否定されても否定されても、出てきます。「保育」についての大きな誤解があるからだと感じます。「保育は親が仕事(あるいは勉強、介護など)をするために、育児を丸投げしている」という誤解!楽をしているという誤解!自分がしんどい時ほど、周囲の人が楽しているように見えちゃうんですよね。

保育園に預ける方がむしろ手間かけてます

ここでしっかり否定しておきます。保育は丸投げや手抜きではなくて「手間をかけること、コミュニケーションすること」です。母一人で見ているなら、赤ちゃんの持ち物すべてに名前を書く必要はありません。オムツに名前書かなくていいです。好きな食べ物も、寝る時はどんな体勢で寝るのかも、どうすると機嫌が良いのかも、朝何時にうんちしたのかも、自分がわかっていればいい。熱だって毎日測らなくてもいい。でも、保育園に通わせるには上記が全て必要になります。

保育園に通わせるにはコミュニケーションが発生する

保育園に通わせるのは保育を「丸投げ」するどころかむしろ「手間をかける」ことです。そして、「コミュニケーション」が発生することです。自分一人で見ていた方が、こんな手間もお金もかけなくて済むことなんです。コミュニケーションするために、子どもをより一層見て、言語化しているのです。

保育園に通わせるのも親の愛

子どもを預けるために、「手間をかけ」「コミュニケーションすること」も子どもへの愛だと思います。24時間ぴったりくっついていることだけが、子どもへの愛ではないんです。24時間一緒にいて、家事もままならなくて、息抜きもできなくて、自分の時間も取れなくて、寝不足でイライラしながら一緒にいるよりも、心身ともに健やかに接する方が愛情が湧きたつでしょう。3歳児神話をしょっちゅう挙げられ、傷ついている母達…負けないで、堂々としてほしい。

夫婦で育児するにもコミュニケーションが発生する

これ、夫婦間でもそうですよね。「夫は役に立たないから期待しない」というフレーズをよく聞きますが、コミュニケーションの手間を面倒くさがっててしまうのも要因(+出産後は言葉が失われてしまうのも…これは産後ケアのことで別途書きます)。「それぐらいのこと、なんでこっちが指示出さなくちゃいけないの!?」という女性陣のご意見もよくわかりますがw!保育に限らず、夫婦での育児、マドレボニータが提唱している産褥ヘルプもそうです。丸投げではなくて、誰かに委ねるからこそ、手間とコミュニケーションが発生します。委ねるっていうのは決して迷惑ではなく、相手(保育士、パートナー、友人)を信頼してこそなんですよね。大人たちが信頼し合う関係性の中で育つ子ども達はきっと幸せなはず。


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