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産後は本当にクライシス!?

夫をイクメンに育てる!?

10000人の産後女性&妊婦さんたちに出会って、パートナーへの数々の言葉を聞きました。

「どうしたら夫をイクメンに育てられますか」
「うちの夫は料理ができない」
「毎日深夜帰り。夫には期待していない」
「出産の合い間にスマホでゲームしていたのが許せない」
「毎日深夜帰りで、土日は寝てばかり」
「赤ちゃんの寝かしつけ一つできなくて」

まだまだたくさん。でも「夫を〇〇に育てる」とかってどうなのかと思う。親子か!?親子なのにセックスするのか!?近親姦か!?…暴走失礼しました。夫婦って対等じゃないのかな。もちろん、お互い疲れている時とかはサポートし合うけれど、どっちが偉いとか、上下関係とか、ましてや稼いでいる方が決定権を持つとかって、、、ないよね?

仕事してもいいけど、家事の手は抜くなよ

一方、男性陣が発した言葉として
「仕事してもいいよ。でも家事の手は抜くなよ」
「赤の他人に俺たちの子ども預けるのは…」
「夕ご飯これだけ?」
「赤ちゃんとうちでゴロゴロいいよなー」
「だったら俺と同じだけ稼いでみろよ」

えっとどこから手をつけたらいいのか!?なぜに家事と育児は女性がするものと思い込んでいるのか?仕事するのになぜに許可制!?同じだけ稼げるように残業ガンガンしたいわ!

産後クライシス!?

産後クライシスとは出産後に夫婦仲が悪化する、特に女性から男性への愛情が激減するという現象で7年前にNHK「あさいち」が名付けたもの。とはいえ、ずっと前からそういう現象はあったわけで。

なぜかっていうと出産後が人生史上もっとも男女格差が明るみに出るからだと思う。学生までは机を並べて学んでいたし(まー、入試問題とか色々あったけれど)、仕事を始めるにあたっても一応(!)は対等にやってきた。

でも女性しかできない妊娠・出産を経て、出産後元通りに対等になるかと思いきや、なぜか男女平等にできるはずの家事も育児も女性が担う。2人の子どもであるはずなのに、保活に奔走するのも女性ばかり。いやいや「赤ちゃんは可愛いから、そばにいたい」「出産で体がダメージを受けているから休みたい」っていう気持ちもあるけれど、女性だけが担うもの?

子どもが生まれてもっと仲良くなると思っていたのに

「待望の子どもが生まれて、もっと仲良くなると思っていたのに…」「なんだかムカつく」ってとまどいますよね。性格悪くなっちゃったのかな?って不安になりますよね。それは性格の問題じゃないんです。

子どもが巣立った後にもっと何十年も連れ添うのはパートナーなのだから、体をメンテナンスするように、パートナーシップもメンテナンスしていきたい。ということで、産後のパートナーシップについて考えます。


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