生物の進化のような車の歴史——トヨタ博物館
連休に行った旅行の続き。愛知県長久手町にあるトヨタ博物館へ。海外も含めてクラシックカーから最新モデルまで展示してあります。
僕はものすごく車に詳しいわけではないので、おもしろいと思った車をつらつらと載せます。情報はすべてトヨタ博物館のウェブサイトと現地の解説ボードをもとにしています。
ベンツ パテント モトールヴァーゲン(1886年・ドイツ)
ガソリン自動車の第1号といわれているもの。なんと3輪車。
確かに後ろにはエンジンがあります。
フォード モデルT(1909年・アメリカ)
大量生産によるコストダウンで自動車を世界に広めたモデル。
ミネルバ 30CV タイプAC(1925年・ベルギー)
女神のマスコットと曲線が特徴の高級車。このカラーリングは今でも十分通用しそう。
ドラージュ タイプD8-120(1939年・フランス)
今、「未来の車はこんな感じ」といわれても納得しそうなくらいかっこいい。
フジキャビン 5A型(1955年・日本)
130kgで最高速度は時速60km。素材の生産技術が思うように上がらず、85台しか生産されなかったらしい。インドとかの新興国でこれから売れそうなデザイン。
フォルクスワーゲン タイプ1(1951年・ドイツ)
「ビートル」という名称のほうが有名な車。
メッサーシュミット KR200(1955年・ドイツ)
軍用機メーカーが作った車。天井が透明というのがカッコいい。
BMW イセッタ(1959年・ドイツ)
なんと運転席の前がドアとなって開く車。
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1900年代序盤のごっついモデル、戦前のスタイリッシュなモデル、戦後には現在のマイクロカーのようなモデルと、見てて飽きなかったです。特に1950年代の多種多様な個性的なモデルを見ていると、生物の進化のようにある程度遊びのあることが車の歴史にもあったんだなと思いつつ、「うおおお……」と興奮しながら見ていました、一緒に行った車好きの友達がちょっと引くくらい。
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