メイ

休学して日本全国を放浪。四国の片隅大学生。苦のない手間こそ豊かさだと思ってます。ツイッ…

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休学して日本全国を放浪。四国の片隅大学生。苦のない手間こそ豊かさだと思ってます。ツイッターやってます。

最近の記事

震災は私を構成する。

「とあるひとりの被災者だった自分」が、徳島に進学してから「貴重な経験を持った若者」に変わった。それと同時に震災と向き合う時間が増えた。 見えてきたのは震災は私の人生に多大なる影響を与え、これからもきっとそうなること。 過去は今日を構成する。グランマ・モーゼスというアメリカの著名な画家がいます。特に彼女に詳しいわけでもなく、絵を気に入っているわけでもないのだけど、ただ彼女が残したある言葉が好きです。 人生における今日は、いつも過ごしてきた過去の集積 過去に関する名言の定

    • 手間をかけるというコト

      自宅でいる時間も増えたので、家庭菜園を始めたメイです。 野菜なんて育てる時間、お金を考えたら買った方が断然安い。それは間違いないし重々承知しているんですが、じゃあなんで、わざわざ手間をかけて家庭菜園をするのかということを考えてみました。 豊かさとは?1〜2年前は「豊かさってなんだろう?」って疑問を常に抱えて生きてました。事あるごとに、これは豊かだ、あれは豊かじゃないって選別する。その行為こそが豊かじゃないって話だけど、自分の追い求める生き方を探してたのかも知れません。

      • 語り手がいなくなった世界で。

        先日訪れた今年6回目の沖縄。 今回の目的は共同売店の研究だったけど、時間を見つけてここ2、3年の間ずっと行きたかった場所を訪れた。 平和祈念公園そこは沖縄戦の、戦争の、記憶と記録が残されている場所。 初めて来たわけではないけど、「どうしてこのタイミングで訪れたかったのか」、「実際に来て思ったこと」を記していきたい。備忘録としてね。 “震災を語り継ぐ世代”以前、どこかで聞いたある言葉がずっと心に残っている。 「震災をしっかり記憶して伝えられるのは当時、小学校高学年だっ

        • 沖縄のちょっと遅めの朝

        震災は私を構成する。

          入り口は震災じゃなくていい

          嫌いだったわけじゃないけど、離れてみてから東北が好きになった。 豊かな食、壮大な自然、人の温かみ… たくさんの魅力に溢れた東北が大好きだ。 でも2011年以降は“震災”が東北の入り口になってしまった。 どこに行っても語られるのは震災の話。 “石巻”という単語を出せば話題には困らない。震災一辺倒だけどね。 (実際は住んでるのは東松島市で高校が石巻なんだけど…) 復興支援やインターン… 多くの力が東北を助けてくれた。多くの人が東北を訪れてくれた。 でも、心のどっ

          入り口は震災じゃなくていい

          日本1の景色がある場所

          松の木の下から覗いた世界は今でも鮮明に覚えている。 海ってこんなにたくさんの“青”を持っているんだって息をのんだ。 でもそれだけじゃない。白い砂浜も、広がる空も、そこに浮かぶ雲も、島々の緑も、青に浮かぶボートたちも、ぜんぶがぜんぶが綺麗すぎる。 時間を忘れて見惚れた。いくら見ても飽きがこなかった。 そこは沖縄本島からさらに南へ400km向かった先。 石垣島の川平湾日本全国を放浪して出会った中で一番美しい景色だ。 そう思う理由は誰が見ても、どこから見ても、そして撮っ

          日本1の景色がある場所

          得たコト。

          1年間の放浪生活を終えてからよく聞かれる。 「この1年間でなにを学べたの?」 正直答えにくい質問だ。けど、ちょっと考えてみることにする。 1年前(ガッチガチの大学生だった頃)の自分だったら、なにかと『目的』とか『意義』っていうのを常に気にしてて… だからこそ「これ!」って答えられたんだろうけど、今はあまり答えが浮かんでこない。 島巡りとか、離島文化知りたいとか、なにかと理由つけて旅にでた1年前の自分がしたかったことはもっと単純で、 ただ旅にでたかった。ってこと。

          得たコト。