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電波を「見て」みよう

電波を見たことはありますか?
また、おかしな質問から初めてしまいました。Shimatoraです。
お読みいただきありがとうございます。

電波を見ると言っても、テレビジョン放送や、「見えるラジオ」のことではありません。「もしも、放送やスマホや無線LANの電波に色がついていたら?」って考えたことはあるでしょうか?


尤も、ナンセンスなことを書いているのは承知の上です。色、すなわち光もいくつかの振動数を持った電波(電磁波)です。一般に放送やスマホなどで使用されている周波数の電磁波は光の周波数に比べると大変に低いもので少なくとも人間の目では見えるものではありません。
あくまで「ファンタジー」として捉えていただけますと幸いです。


さてさて、電波に色がついていたら・・・もう大変です。
あたり一面、色だらけです。置いてあるスマホからもピコピコ色が出ているだろうし、通話なんで始めようものならスマホから色がドバドバでることでしょう。さらに言えば、放送などで電波が溢れかえって、下手したら、一寸先どころか、1Å先も見ることが困難になるでしょう・・・・そして、きっと電波暗室がバカ売れしていると思います。
という、冗談はさておき(長い冗談失礼しました)電波を見てみましょう。

実は、電波を見ることはまぁまぁ簡単にできます。
その方法は次の通りです。

  1. パソコンを用意し専用のソフトウエアをダウンロードしインストールする

  2. RTL-SDRドングルを手に入れる

  3. アンテナを用意する

  4. RTL-SDRにアンテナを接続しパソコンに繋げる

  5. 先ほどインストールした専用のソフトウエアを立ち上げ、
    のぞみの周波数に合わせて波形を見る

ちなみに、RTL-SDRドングルとはこのようなUSBメモリーのようなものです。一万円でお釣りが来るくらいで手に入ります。
(私は、6,500円位で購入しました)

RTL-SDRドングルの例

これも一種のラジオで、アンテナを繋いでパソコンと繋げ、専用のソフトウエアを用いてラジオを聴くことができます。いわゆるソフトウエアラジオ(SDR: Software Defined Radio)です。

では、早速電波を見ていきましょう。今夜受信した海外の日本語放送の波形です。はるばるベトナムから日本(琵琶湖の付近)に飛んできた電波です。

ベトナムの声12.020MHz受信中

この波形は、横軸が周波数となっており、各周波数ごとの強さが縦軸となっています。また下向きに流れて、各周波数ごとの時系列での強さの変化を色の変化として見ることができます。

ちなみに、専用のソフトウエアは何種類かあります。

何本か縦に線が並んでいますが、それぞれが各放送局から飛んできている電波を表しています。聴きたい電波のところに緑色の枠をずらずとその放送局の電波が受信できます。

隣には別の放送局

今までは、ラジオのダイヤルを回して聴きたい放送局に合わせたり、未知の放送局を探したりしていましたが、今ではこのように画面上で電波を見ながら狙いを定めて周波数を合わせ、内容を聞くことが可能になっています。
技術の進歩ってすごいですね!!

さて、ここまでご覧いただけました皆様。ありがとうございました。今回は、横軸を周波数として電波を見てみるという試みを行いましたが、横軸を時間軸として捉えた場合も考えることができます。そのことは、また別の記事でということで・・・


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